どしり
こんばんは。池田です。
今回の台風で皆さんは影響受けずに過ごすことができたでしょうか。
ご無事だったことを祈るばかりです。
かく言う僕の自宅付近はそこまで強まることはなく、特に影響を受けずに済みました。
それでも急にバケツをひっくり返したようにどしりと豪雨になることも少しはありましたけども。
何はともあれ、何も起きなくて何より。
なんて言ってはいるものの、防災グッズを揃えているわけではないので、台風やら地震やら災害が多い今、揃えておいた方が良さそうです。
そうすれば、安心感が強まって、多少のことであればどしりと構えていられそうですし。
災害対策、重要ですね。
防災グッズは何を揃えておけば良いのかな、と違うことを考えそうになっている僕ですが、良くも悪くも台風のおかげで2連休をいただくことができました。
今週は展示会もなかったので、本当の意味での連休。
やはりゆっくり休むのは大事ですね。
昨日は台風で一歩も外に出ず、姪っ子甥っ子たちと一緒に過ごしたり、漫画を読み返したり。
どうしても休日で晴れていると、どこかしらに行きたくなってしまうので、そうするとどしりと疲れが積み重なってしまうんですよね。
そうはならず、しっかり休むことができて何より。
なんだか体が軽い気がしますし。
疲労がどしりと積み重なっている時は顔に出てしまっているかもしれませんし、やはり3年目は休みの取り方を模索せねば、です。
もし晴れていて姪っ子甥っ子たちと外で遊ぶようもんなら、疲労がどしりと積み重なるだけでは済まなそうだな、と恐れを覚えながら、本日はsatouのdougi denim blousonとdougi denim pantsのご紹介を。
どしりとした佇まいが魅力的な仕上がりです。
satouの24AWのアイテムをご紹介するのは初めてですね。
24AWが製作されている中で、デザイナーの佐藤さんには環境の変化がありました。
元々、東京を拠点としていたところを、広島の尾道を新たな拠点に。
広島は個人的に行きたい旅行先の中でも上位に食い込む地域なので羨ましいな、なんて。
いつか佐藤さんのアトリエにもお邪魔してみたいものです。
それはさておき、その環境の変化が如実に現れているのがデニムによるアイテムたちかもしれません。
有名なので口にする必要もないかもしれませんが、デニムの生産地といえば、広島県福山市の備後、岡山県児島市の備前、岡山県井原市の備中、ですね。
卒業論文では児島デニムについて書いていたので、なんだか惜しい。
それもさておき、デニム以外にも生地の産地として盛えている地域が多い広島周辺。
そんな地域に拠点を移すとなると、やはりデニムにも目がいってしまうんですね。
自然の流れではあるのでしょうけども。
そんなわけで今季はデニムを使用したセットアップが展開されました。
まずはその使われているデニム生地。
ここでは14ozと厚手のデニム生地が採用されています。
そのため、重厚感のあるどしりとした佇まいを感じていただけるのではないでしょうか。
加えて、製品加工を施すことによって現れるアタリ。
縫製部分であったり、凹凸のある部分であったり、にこのアタリたちが良い表情を出してくれていますね。
アタリに関しては後述もしますが、indigoの方がよりその生地感を感じていただけるかと。
そんなデニムを採用したブルゾンにワイドパンツ。
毎度楽しみなソースとなったものやアイテム名。
今季は柔道などで着られる"道着"です。
これまたsatouらしい選択。
まずはブルゾンから。
シャツ型、と言うだけあって、satouではお馴染みのgrandad shirtsに近いデザインと言えるでしょうか。
襟はスタンドカラー仕様となっており、左胸にはsatouらしいぽってり立体的なポケットがあしらわれています。
どこが道着らしいのか、ということで、それを表現しているのは肘周り。
ここに道着をイメージして、縦のステッチで裏側に当て布が付けられています。
この当て布ステッチが入るだけで、格段にシャツ型ブルゾンがブルゾンに、いや道着のようなどしりとした面構えに見えてくるでしょうか。
重量級なのか、軽量級なのか、で言ったら確実に重量級でしょうね。
一方のワイドパンツ。
こちらはワイドストレートのシルエットで仕上げられており、このストレートなシルエットにsatouらしさを感じさせつつ、どしりと重厚なデニムを採用することで、より存在感を放った仕上がりになっているかと。
道着らしさとしての当て布と縦ステッチはブルゾンと同様なのですが、こちらでは膝部分にあしらわれています。
ただでさえ存在感を感じさせるにも関わらず、この当て布ステッチが入ると、ブルゾン同様にどしりと重量級な佇まいに。
これまた寝技なんかされた暁には、もう起き上がることはできないでしょうね。
そんな強さを誇りつつも可愛げを見せてくるあたりが否めません。
ヒップポケットのレザーのあしらいによる愛嬌。
これは卑怯なので反則負けにしてしまっても良いかもしれません。
こんなことを書いておいて、何と戦っているのかよくわかりませんけども。
そして色味はbeigeとindigoの2色。
beigeはより道着に近しい色味でどしりと構えてはいるものの、どこか柔らかな印象も受けるでしょうか。
一方のindigoはアタリをより楽しむことができ、経験によって出るどしりとした佇まいをしているかもしれません。
同じデニムであっても、かなり異なる表情に仕上がっているので、悩みの種がどしりと頭の上に乗っかってきそう。
自信を持ってどしりと待ち構える器量を持ち合わせたくさせてきていますね。
satouでは初のどしりと重厚なデニムを採用し、道着をソースとすることでどしりとした重量級の佇まいに仕上がったdougi denim blousonとdougi denim pantsを是非。
池田