とろん|DUSTER SHIRT COAT|INNAT 24SS|えん -en-

とろん

こんばんは。池田です。

明日明後日の気温は夏日近くまで上がるみたいですね。
まだ4月なんですけども。
桜が満開になった矢先に夏を感じるなんて。
夏はあまり好きではないので、そこまで気温が上がらないことを祈るばかり。
春らしくぽかぽかとした良い天気でとろんと眠くなるぐらいが丁度良いのでね。
まだ半袖も着たくありませんし。

憂いていても仕方ないですね。
というわけで、昨日一昨日が甥っ子と姪っ子の入学式。
良い天気だったので何よりです。
桜は少し緑が入り混じる程度だったのでしょうかね。
晴れ姿も無事見ることができて、と言いたいところですが、まだ見れていない現状。
何やら甥っ子は思春期さながら、撮影されるのを拒んでいたみたいです。
それはそれで可愛いな、なんて思いつつ、見たい気持ちも強いのでとろんと力が抜けるほどの残念さ。
もしかしたらまだこれから送られてくる可能性も無きにしも非ずなので、ほんの少し期待して待とうと思います。

とろん|DUSTER SHIRT COAT|INNAT 24SS|えん -en-

この前は久しぶりにお酒で目がとろんとしてしまったな、と淡い記憶を手繰り寄せつつ、本日はINNATのDUSTER SHIRT COATのご紹介です。
とろんとした佇まいが魅力の仕上がり。

とろん|DUSTER SHIRT COAT|INNAT 24SS|えん -en-

まずデザインのソースになっているのはアイテム名にもある通りダスターコート。
トレンチコートよりもリラックス感があってINNATらしい、という想いから選ばれたもの。
確かに納得できる選択理由ですね。
それでもトレンチコートだったとしても、しっかりINNATらしいものに落とし込めるだろうな、と考えてしまうのは心に留めておくことにします。

とろん|DUSTER SHIRT COAT|INNAT 24SS|えん -en-

ダスターコートは所謂”埃除けコート”で、元々カウボーイであったり、馬車や蒸気機関車の乗組員だったりが着ていたとされていますね。
蒸気機関車なんて今では考えられないほど煤にまみれていたはず。
そこから身を守るための正真正銘のワークウェア、なんだか良いですね。

とろん|DUSTER SHIRT COAT|INNAT 24SS|えん -en-

とはいえ、オリジナルのダスターコートは、裾がほとんど地面に付くほどの着丈のため、こちらではより着やすいように膝下程度までの設計となっています。
そこまで長い着丈もそれはそれで良い雰囲気が感じられるだろうな、とは思いますが、やはり着やすくはないですからね。
谷さんのお気遣いに感謝です。

とろん|DUSTER SHIRT COAT|INNAT 24SS|えん -en-

デザインに関しては過度なことはしていないものの、ひとつ特徴的なのが立体的なポケット。
立体的な上に後述する生地も相まって、とろんと力が抜けてしまったかのような状態になっています。
なんだかやる気がないのか、気怠いのか、そんな雰囲気を感じられるでしょうか。
僕はそういった雰囲気は大好物なので、もちろん良い意味としてですよ。

とろん|DUSTER SHIRT COAT|INNAT 24SS|えん -en-

そんなやる気のないウエストポケットの横に備えられたスラッシュポケットのような存在。
ここはボタンを留めたスタイルだったとしても、パンツのポケットにアクセスできるための仕様です。
ここでも谷さんのお気遣いが表れていますね。
アクセス可能なことはもちろん、ベルトを垂らしていたくない時なんかには、ここに入っておいてもらうこともできますしね。

とろん|DUSTER SHIRT COAT|INNAT 24SS|えん -en-

そして採用されている生地はEMBROIDERY SHIRTと同様のレーヨンエット。
オリジナルはギャバジンであったり、油布などが使われていたりしますが、ここではとろんとした落ち感を感じられるレーヨンが採用されています。
アロハシャツなどに採用されるとだけあって、非常に柔らかで、軽やかで、リラックス感がありますね。

とろん|DUSTER SHIRT COAT|INNAT 24SS|えん -en-

なんと言っても、このとろんとした落ち感が良い佇まいですね。
EMBROIDERY SHIRTとは異なり、ロングだからこそ出るこの雰囲気。
硬い生地では到底出すことができないリラックス感が実にINNATらしいです。

とろん|DUSTER SHIRT COAT|INNAT 24SS|えん -en-

そう感じられるのは黒墨による染色も要因のひとつ。
真っ黒では重い印象を受けそうですが、曖昧かのようなグレーに染められており、ここでも軽さを感じられる色味に仕上がっているかと思います。
これについてはもはや説明不要かもしれませんけども。

とろん|DUSTER SHIRT COAT|INNAT 24SS|えん -en-
DUSTER SHIRT COAT ¥46,200 (in tax)

時にはとろんと目を閉じてのんびりと過ごそうか、と誘惑してきそうです。
とろんと落ち感のある佇まいに、とろんと力を抜いたリラックス感のある表情に仕上がったINNATのDUSTER SHIRT COATを是非。

池田

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  • いかに|Veiled My Tweed Wrap & Bag|Fujimoto 24AW|えん -en-

    いかに

    こんばんは。池田です。 今週の土曜日には友人の結婚式があるんですよね。結婚式を挙げていない友人が多いものの、だんだんと結婚する友人が増えてきている昨今。皆さん結婚できるなんてすごいですね。置いていかれている僕はそんな余裕は一切なし。致し方なし。それにしても最近の結婚式の招待状はLINEで送られてくることにいかにも今どきだな、なんて感じてしまいます。さらにご祝儀もクレジットで支払えるなんて驚き。当日に直接お渡しするなど、参列される方々の手間をいかに減らすことができるのか、という配慮は感謝しかないですね。それでもなんだか味気なく感じてしまうので、僕は当日に直接お渡しすることにしたんですけども。ということで、今週の土曜日は休業日とさせていただきますので、ご了承ください。 いかにも言い訳じみているな、と初手から感じざるを得ない中、今日の営業終了後には先月開催された楽市楽座のお疲れ様会に参加してきます。ご近所のSETAGAYA PARTさんで開催されるので何より楽しみ。ワインバーなのでワインが美味しいのなんの。美味しくてするする飲んでしまうので、いかに酔わずに帰れるかが少し心配なんですけどね。とは言うものの、いかにも二日酔いになりそうな予感。本当に気をつけねば、です。 そんなことを言っているといかにも呑兵衛だと思われてしまいそうな中、本日はFujimotoのVeiled My Tweed Wrap & Bagのご紹介です。いかに身に纏うのか迷うほどの仕上がりかと。 ご紹介が遅れてしまったのには訳がありまして、同じ生地を使ったセットアップもセレクトしていたので、それと同時にご紹介しようと考えていたのですが、ありがたいことにまさかの発売日に即完してしまったんです。このラップバッグは1つだけ生き残っているのでご紹介はできるんですけどね。いかにも言い訳じみていますね。致し方なし。 ということで、こちらのラップバッグは藤本さん渾身とも言えるオリジナルのツイード生地が使われています。これがいかにもFujimotoらしい仕上がり。もはやツイードの域を出てしまったかのような生地感を感じられるかもしれません。 生地感はさることながら、やはりこのもけもけとしたフリンジが良い表情を出してくれていますね。ただ切っただけのようなこのもけもけフリンジもいかにもFujimotoらしいと言えるでしょうか。フリンジがあることで今季のテーマにも繋がるヴェールが表現されているという訳ですね。これまた秀逸。 また、このフリンジも藤本さんご自身が施しており、並々ならぬこだわりが窺えるもの。いかにFujimotoの世界観を作り上げるのか、ということを突き詰めに突き詰めていると感じられますね。たまりませんよ。   そのフリンジからちらりと顔を覗かせるのが台座付きの貝ボタン。台座付きの貝ボタンでもいかにも今季らしさを感じさせますね。流石にわかるかとは思いますが、この貝ボタンで開閉できる仕様になっています。 そしてなんと言っても身に付ける方法、いや身に纏う方法が豊富豊富。なんだか身に纏うという表現の方がしっくりくるんですよね。バッグというよりもアクセサリーの感覚に近いからかもしれません。あくまで僕の個人的見解ですけども。 何はともあれ、いかに身に纏うか迷ってしまうこと必至。このそれぞれ自由に身に纏えるということもいかにもFujimotoらしい点ですよね。毎度書いていますが、LOOKがわかりづらいのなんの。暗めになっていることも相まって、どうなっているのかわからないですが、それで良い、いやそれが良い、といったところ。   まず、最もわかりやすいのはショルダーバッグのように斜め掛けする纏い方でしょうかね。もちろん背面に持っていっても良いのですが、個人的には脇の下あたりだったり、前面にもってきたいな、と。そのほうがバッグとスカーフを行き来するような曖昧さが出せる気がしまして。   それと腰に巻いてウエストバッグのように纏っても良さそうですね。こうするとエプロンのような存在にも見えてくるでしょうか。腰に巻くことでたらりと垂れるショルダーも良い雰囲気を出してくれますし。なんて書きつつ、黒のパンツに合わせてしまったのでわかりづらくて申し訳ないです。   それ以外ではLOOKを参考にもはやバッグとして使う気がないように、首元に巻いたり、頭に巻いても良いかもしれません。いかにもスカーフやバラクラバと言えるでしょうかね。マフラー代わりにもなるこの纏い方、いかにもFujimotoらしいを感じざるを得ないスタイル。 兎にも角にも、バッグでもあり、スカーフでもあり、マフラーでもあり、エプロンでもあり、バラクラバでもある、多才な存在であることは間違いないですね。その時々でいかに身に纏うか考える楽しみをもたらしてくれるはず。ご自由に。 Veiled My Tweed Wrap &...

    いかに

    こんばんは。池田です。 今週の土曜日には友人の結婚式があるんですよね。結婚式を挙げていない友人が多いものの、だんだんと結婚する友人が増えてきている昨今。皆さん結婚できるなんてすごいですね。置いていかれている僕はそんな余裕は一切なし。致し方なし。それにしても最近の結婚式の招待状はLINEで送られてくることにいかにも今どきだな、なんて感じてしまいます。さらにご祝儀もクレジットで支払えるなんて驚き。当日に直接お渡しするなど、参列される方々の手間をいかに減らすことができるのか、という配慮は感謝しかないですね。それでもなんだか味気なく感じてしまうので、僕は当日に直接お渡しすることにしたんですけども。ということで、今週の土曜日は休業日とさせていただきますので、ご了承ください。 いかにも言い訳じみているな、と初手から感じざるを得ない中、今日の営業終了後には先月開催された楽市楽座のお疲れ様会に参加してきます。ご近所のSETAGAYA PARTさんで開催されるので何より楽しみ。ワインバーなのでワインが美味しいのなんの。美味しくてするする飲んでしまうので、いかに酔わずに帰れるかが少し心配なんですけどね。とは言うものの、いかにも二日酔いになりそうな予感。本当に気をつけねば、です。 そんなことを言っているといかにも呑兵衛だと思われてしまいそうな中、本日はFujimotoのVeiled My Tweed Wrap & Bagのご紹介です。いかに身に纏うのか迷うほどの仕上がりかと。 ご紹介が遅れてしまったのには訳がありまして、同じ生地を使ったセットアップもセレクトしていたので、それと同時にご紹介しようと考えていたのですが、ありがたいことにまさかの発売日に即完してしまったんです。このラップバッグは1つだけ生き残っているのでご紹介はできるんですけどね。いかにも言い訳じみていますね。致し方なし。 ということで、こちらのラップバッグは藤本さん渾身とも言えるオリジナルのツイード生地が使われています。これがいかにもFujimotoらしい仕上がり。もはやツイードの域を出てしまったかのような生地感を感じられるかもしれません。 生地感はさることながら、やはりこのもけもけとしたフリンジが良い表情を出してくれていますね。ただ切っただけのようなこのもけもけフリンジもいかにもFujimotoらしいと言えるでしょうか。フリンジがあることで今季のテーマにも繋がるヴェールが表現されているという訳ですね。これまた秀逸。 また、このフリンジも藤本さんご自身が施しており、並々ならぬこだわりが窺えるもの。いかにFujimotoの世界観を作り上げるのか、ということを突き詰めに突き詰めていると感じられますね。たまりませんよ。   そのフリンジからちらりと顔を覗かせるのが台座付きの貝ボタン。台座付きの貝ボタンでもいかにも今季らしさを感じさせますね。流石にわかるかとは思いますが、この貝ボタンで開閉できる仕様になっています。 そしてなんと言っても身に付ける方法、いや身に纏う方法が豊富豊富。なんだか身に纏うという表現の方がしっくりくるんですよね。バッグというよりもアクセサリーの感覚に近いからかもしれません。あくまで僕の個人的見解ですけども。 何はともあれ、いかに身に纏うか迷ってしまうこと必至。このそれぞれ自由に身に纏えるということもいかにもFujimotoらしい点ですよね。毎度書いていますが、LOOKがわかりづらいのなんの。暗めになっていることも相まって、どうなっているのかわからないですが、それで良い、いやそれが良い、といったところ。   まず、最もわかりやすいのはショルダーバッグのように斜め掛けする纏い方でしょうかね。もちろん背面に持っていっても良いのですが、個人的には脇の下あたりだったり、前面にもってきたいな、と。そのほうがバッグとスカーフを行き来するような曖昧さが出せる気がしまして。   それと腰に巻いてウエストバッグのように纏っても良さそうですね。こうするとエプロンのような存在にも見えてくるでしょうか。腰に巻くことでたらりと垂れるショルダーも良い雰囲気を出してくれますし。なんて書きつつ、黒のパンツに合わせてしまったのでわかりづらくて申し訳ないです。   それ以外ではLOOKを参考にもはやバッグとして使う気がないように、首元に巻いたり、頭に巻いても良いかもしれません。いかにもスカーフやバラクラバと言えるでしょうかね。マフラー代わりにもなるこの纏い方、いかにもFujimotoらしいを感じざるを得ないスタイル。 兎にも角にも、バッグでもあり、スカーフでもあり、マフラーでもあり、エプロンでもあり、バラクラバでもある、多才な存在であることは間違いないですね。その時々でいかに身に纏うか考える楽しみをもたらしてくれるはず。ご自由に。 Veiled My Tweed Wrap &...

  • のよう|1-Tack Wide Trousers|SAYATOMO 24AW|えん -en-

    のよう

    より洋服のように。

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    偏屈の偏見と偏愛。

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    それでも

    それでも同様に。

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