軽やか
こんばんは。池田です。
今日は雨が降りつつも、かなり涼しくなりましたね。
昼間でもあまり気温が上がらず、営業中はカットソー、シャツ、別注ポロニットで過ごせています。
夏にTシャツ1枚で過ごす軽やかさも良いですが、個人的にはやはりレイヤードするスタイルの方が楽しく感じられて好きです。
冬になるとレイヤードしすぎるぐらいのスタイルになるため、軽やかさなんてもってのほか。
薄手のアイテムをレイヤードすると、室内に入った時などに調整しやすいので、意外と理にかなっているのではないか、なんて思ってもしまいます。
ただ、明日はまた少し暑くなるみたいですね。
真夏日ではなさそうなのが救いですが。
そんな明日は髪を切る予約をしています。
伸ばしたいということもあり、限界まで切らないようにしていたのですが、流石に毛量が凄まじい毛量男になってしまったので。
どこまで伸ばすか、どんなスタイルにするか、まだ何も決めていませんが、毛量を減らして少しでも軽やかさを手に入れたい所存です。
軽やかな雰囲気を出すにはどんな髪型が良いのか、という余計なことを考えながら、本日はINNATのKID MOHAIR CARDIGANのご紹介を。
僕とは打って変わって、軽やかな雰囲気を感じていただけるかと。
今季のニットはガンジーニットではなく、キッドモヘアを使用したカーディガンになります。
モヘアのカーディガンと聞くと、真っ先にあのミュージシャンの姿が思い起こされますが、それとは全く異なる雰囲気が出ている気がしますね。
こちらのキッドモヘアは、アンゴラヤギの1歳までの⼦ヤギの初⽑だけを使⽤した希少性の高い生地を採用しています。
そのため、光沢感のある上品さに加えて、温かさも担保。
上述したような某ミュージシャンなどから想起されるモヘアカーディガンや古着などで見られるものは、野暮ったさや粗野感などやや重たい雰囲気を個人的には感じてしまいます。
もちろんそれが魅力ではあるんですけどね。
雰囲気に加えて質量としての重くなる要因のひとつが畦編み。
そこで質量としても軽く、INNATらしい軽やかな雰囲気に仕上げられているのですが、その軽やかさを演出してくれているのが、キッドモヘアの5ゲージの糸です。
ローゲージのざっくりとした編み地となることで、空気を纏っているかのような、むしろ着ているか定かではないほどの軽やかさ。
流石に言い過ぎかもしれませんが、質量としても雰囲気としても軽やかなことには間違いないかと思います。
ちなみにハンガーにはかけずに平置きしているので、ご安心を。
また、非常に軽やかさのあるシンプルなデザインではあるのですが、袖口と裾の上はガーター編みに切り替えられていたり、接ぎ目に平行して畝が入っていたり、と細かい部分にデザインが入れられています。
とはいえ、シンプルな表情ではあることには変わらないので、軽やかな生地や雰囲気を存分に楽しめる仕上がりかと思います。
INNATのアイテムでは度々ポケットなどの仕様にこだわりを感じますが、一見するとこちらのカーディガンには見当たりませんよね。
よりシンプルに仕上げたくなったんだな、と思うなかれです。
しっかり脇にポケットが備えられています。
こういった部分に優しさを感じてしまいますね。
なんて、つらつら書いていますが、備わっていることをすっかり忘れていたんですけども。
何もなかったかのような軽やかなご説明になっていたでしょうか。
サイズはOSとなっており、INNATらしいリラックスした雰囲気が出るシルエット。
肩は落ちて、袖は長く設定されているので、溜まった袖に愛らしさを感じてしまいますね。
袖をぐいっと上げてさらにボリュームを出すのも個人的には好きです。
そして色味はPinkとBlackの2色。
Pinkは一見着づらい印象を抱くかもしれませんが、ぱきっと彩度高いピンクではなく、淡い軽やかな雰囲気漂う色味なので、そんなことはないはず。
Blackは言わずもがなかな、と思いつつ、こちらはかえって重い印象を抱かれてしまいそうでしょうか。
もちろんそんなことはなく、ローゲージで起毛したモヘア生地に加えて、ゆったりとしたシルエットも相まって、軽やかさを感じていただけるかと。
軽薄にはなりたくないけど、軽やかさのある雰囲気に憧れを抱いてしまいますね。
デザイン、シルエット、生地、色味、雰囲気、全てにおいて重さを感じない軽やかなINNATのKID MOHAIR CARDIGANを是非。
池田