おおらか|MEXICAN KNIT HOODIE|INNAT 24AW|えん -en-

おおらか

こんばんは。池田です。

展示会シーズンが始まったばかりであるにも関わらず、既に悩みに悩んでしまっている毎日を過ごしています。
これをオーダーしたいけど、あれもオーダーしたい、流石に両方は厳しいかもしれないな、という押し問答が頭の中で繰り返される日々。
自宅に帰っていようが頭から離れないので、頭が休まることがないのかもしれません。
もちろんそれが楽しいので、大満足ではあるのですが、もう少しおおらかに考えた方が良いのかもしれませんね。
おおらかな状態で考えた方が良いセレクトができそうですし。
兎にも角にも、オーダーの締め日がすぐそこに迫ってきていたりもしますが、それでもおおらかな状態でオーダーを考えることにします。

流石に今日がオーダーの締め日だとおおらかに考えられそうにないな、と焦りを見せていると同時に、ここ最近の天気予報の的中率の低さに疑念を抱いてしまっています。
雨が降る、降る、と予報されているにも関わらず、ほとんど雨に降られていないのは僕だけでしょうか。
線状降水帯などで被害に遭ってしまっている地域もあるとのことですが、何やらあまり降られず。
夜には雨が降るから、と雨対策の準備万端で出勤しても降られないとなると、なんだかおおらかな気持ちにはなれないんですよね。
せっかく荷物は重いけど準備万端にしてきたのに、と。
文句ばかりでだめですね。
それよりも雨に降られないことに喜びを感じないと。

おおらか|MEXICAN KNIT HOODIE|INNAT 24AW|えん -en-

おおらかな状態になるために瞑想でも挑戦しようか、とやる気なんて到底ないことを考えながら、本日はINNATのMEXICAN KNIT HOODIEのご紹介を。
おおらかな佇まいに仕上がっている1着。

おおらか|MEXICAN KNIT HOODIE|INNAT 24AW|えん -en-

こちらの着想源となっているのはメキシカンパーカーです。
所謂メキシカンパーカーとなると、複数色のボーダーやストライプなどの柄が入ったものがイメージできるでしょうか。
ただ、ここでは単色、さらにニットで仕上げられています。

おおらか|MEXICAN KNIT HOODIE|INNAT 24AW|えん -en-

そもそもメキシカンパーカー、僕は全く興味がそそられません。
記憶は曖昧ですが、一度着てみたら似合わなかった気もするんですよね。
なので、古着屋さんに行っても手が伸びることのない人生を歩んできました。
ただ、INNATの作るメキシカンパーカーは着てみたいな、と。

おおらか|MEXICAN KNIT HOODIE|INNAT 24AW|えん -en-

そう思わせてくれたのは、本来ブランケット地が用いられるところを、ニットが用いられている点。
あの柄の主張が強いブランケット地がもしかしたら敬遠していた最大の要因かもしれません。
それに反して、ニットを採用することで、その強い主張は和らぎ、どこかおおらかな表情を感じさせてくれました。

おおらか|MEXICAN KNIT HOODIE|INNAT 24AW|えん -en-

さらにこのニット、一見すると良い意味で雑なようにも見える生地感が非常に良い雰囲気を出してくれています。
これはINNATらしいな、なんて思ってしまいますね。
そう思わせてくれるこの生地には、ムラがあったり、凹凸感を表現した糸が採用されています。
そのおかげでこの毛羽立っているかのような生地感が実現。

おおらか|MEXICAN KNIT HOODIE|INNAT 24AW|えん -en-

既に着古されている雰囲気をびしびしと感じるでしょうか。
鋭い眼光を光らせるぴかぴかの新品では感じられない、のんびりとしたおおらかな佇まいを感じざるを得ませんね。
本当にINNATらしい落とし込み方です。

おおらか|MEXICAN KNIT HOODIE|INNAT 24AW|えん -en-

ただ、そのニット地をそのまま平坦に編み込んでいるわけではなく、天竺編みと裏編みを切り替えることでボーダー柄に編まれています。
ここでメキシカンパーカーの粗野な雰囲気を表現されています。
というのが、INNAT公式の説明。

おおらか|MEXICAN KNIT HOODIE|INNAT 24AW|えん -en-

ですが、個人的にはメキシカンパーカーの粗野感、というよりも、INNATならではの粗野感を感じてしまいます。
上述したように一見すると良い意味で雑にも思える毛羽立ちや、裏編みによる良い意味でのやる気のなさ。
これがINNATらしい粗野な雰囲気とともに、リラックス感も感じさせているように思えます。
あくまで僕の印象ですけどね。 

おおらか|MEXICAN KNIT HOODIE|INNAT 24AW|えん -en-

そんなメキシカンパーカーはワンサイズのみ。
かなりゆったりとしたサイズ感なので、何も考えずにざっくりと着ていただけるかと思います。
インナーをしっかり着込めるサイズ感なので、寒い時期でも主役として立ち回ってくれそうでしょうかね。

おおらか|MEXICAN KNIT HOODIE|INNAT 24AW|えん -en-
MEXICAN KNIT HOODIE ¥49,500 (in tax)

いついかなる時でもおおらかに過ごすための秘訣を伝授してほしいものですね。
良い意味での雑さややる気のなさを感じつつ、そのおかげでのんびりとしたおおらかなな表情に仕上がったINNATのMEXICAN KNIT HOODIEを是非。

池田

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  • いかに|Veiled My Tweed Wrap & Bag|Fujimoto 24AW|えん -en-

    いかに

    こんばんは。池田です。 今週の土曜日には友人の結婚式があるんですよね。結婚式を挙げていない友人が多いものの、だんだんと結婚する友人が増えてきている昨今。皆さん結婚できるなんてすごいですね。置いていかれている僕はそんな余裕は一切なし。致し方なし。それにしても最近の結婚式の招待状はLINEで送られてくることにいかにも今どきだな、なんて感じてしまいます。さらにご祝儀もクレジットで支払えるなんて驚き。当日に直接お渡しするなど、参列される方々の手間をいかに減らすことができるのか、という配慮は感謝しかないですね。それでもなんだか味気なく感じてしまうので、僕は当日に直接お渡しすることにしたんですけども。ということで、今週の土曜日は休業日とさせていただきますので、ご了承ください。 いかにも言い訳じみているな、と初手から感じざるを得ない中、今日の営業終了後には先月開催された楽市楽座のお疲れ様会に参加してきます。ご近所のSETAGAYA PARTさんで開催されるので何より楽しみ。ワインバーなのでワインが美味しいのなんの。美味しくてするする飲んでしまうので、いかに酔わずに帰れるかが少し心配なんですけどね。とは言うものの、いかにも二日酔いになりそうな予感。本当に気をつけねば、です。 そんなことを言っているといかにも呑兵衛だと思われてしまいそうな中、本日はFujimotoのVeiled My Tweed Wrap & Bagのご紹介です。いかに身に纏うのか迷うほどの仕上がりかと。 ご紹介が遅れてしまったのには訳がありまして、同じ生地を使ったセットアップもセレクトしていたので、それと同時にご紹介しようと考えていたのですが、ありがたいことにまさかの発売日に即完してしまったんです。このラップバッグは1つだけ生き残っているのでご紹介はできるんですけどね。いかにも言い訳じみていますね。致し方なし。 ということで、こちらのラップバッグは藤本さん渾身とも言えるオリジナルのツイード生地が使われています。これがいかにもFujimotoらしい仕上がり。もはやツイードの域を出てしまったかのような生地感を感じられるかもしれません。 生地感はさることながら、やはりこのもけもけとしたフリンジが良い表情を出してくれていますね。ただ切っただけのようなこのもけもけフリンジもいかにもFujimotoらしいと言えるでしょうか。フリンジがあることで今季のテーマにも繋がるヴェールが表現されているという訳ですね。これまた秀逸。 また、このフリンジも藤本さんご自身が施しており、並々ならぬこだわりが窺えるもの。いかにFujimotoの世界観を作り上げるのか、ということを突き詰めに突き詰めていると感じられますね。たまりませんよ。   そのフリンジからちらりと顔を覗かせるのが台座付きの貝ボタン。台座付きの貝ボタンでもいかにも今季らしさを感じさせますね。流石にわかるかとは思いますが、この貝ボタンで開閉できる仕様になっています。 そしてなんと言っても身に付ける方法、いや身に纏う方法が豊富豊富。なんだか身に纏うという表現の方がしっくりくるんですよね。バッグというよりもアクセサリーの感覚に近いからかもしれません。あくまで僕の個人的見解ですけども。 何はともあれ、いかに身に纏うか迷ってしまうこと必至。このそれぞれ自由に身に纏えるということもいかにもFujimotoらしい点ですよね。毎度書いていますが、LOOKがわかりづらいのなんの。暗めになっていることも相まって、どうなっているのかわからないですが、それで良い、いやそれが良い、といったところ。   まず、最もわかりやすいのはショルダーバッグのように斜め掛けする纏い方でしょうかね。もちろん背面に持っていっても良いのですが、個人的には脇の下あたりだったり、前面にもってきたいな、と。そのほうがバッグとスカーフを行き来するような曖昧さが出せる気がしまして。   それと腰に巻いてウエストバッグのように纏っても良さそうですね。こうするとエプロンのような存在にも見えてくるでしょうか。腰に巻くことでたらりと垂れるショルダーも良い雰囲気を出してくれますし。なんて書きつつ、黒のパンツに合わせてしまったのでわかりづらくて申し訳ないです。   それ以外ではLOOKを参考にもはやバッグとして使う気がないように、首元に巻いたり、頭に巻いても良いかもしれません。いかにもスカーフやバラクラバと言えるでしょうかね。マフラー代わりにもなるこの纏い方、いかにもFujimotoらしいを感じざるを得ないスタイル。 兎にも角にも、バッグでもあり、スカーフでもあり、マフラーでもあり、エプロンでもあり、バラクラバでもある、多才な存在であることは間違いないですね。その時々でいかに身に纏うか考える楽しみをもたらしてくれるはず。ご自由に。 Veiled My Tweed Wrap &...

    いかに

    こんばんは。池田です。 今週の土曜日には友人の結婚式があるんですよね。結婚式を挙げていない友人が多いものの、だんだんと結婚する友人が増えてきている昨今。皆さん結婚できるなんてすごいですね。置いていかれている僕はそんな余裕は一切なし。致し方なし。それにしても最近の結婚式の招待状はLINEで送られてくることにいかにも今どきだな、なんて感じてしまいます。さらにご祝儀もクレジットで支払えるなんて驚き。当日に直接お渡しするなど、参列される方々の手間をいかに減らすことができるのか、という配慮は感謝しかないですね。それでもなんだか味気なく感じてしまうので、僕は当日に直接お渡しすることにしたんですけども。ということで、今週の土曜日は休業日とさせていただきますので、ご了承ください。 いかにも言い訳じみているな、と初手から感じざるを得ない中、今日の営業終了後には先月開催された楽市楽座のお疲れ様会に参加してきます。ご近所のSETAGAYA PARTさんで開催されるので何より楽しみ。ワインバーなのでワインが美味しいのなんの。美味しくてするする飲んでしまうので、いかに酔わずに帰れるかが少し心配なんですけどね。とは言うものの、いかにも二日酔いになりそうな予感。本当に気をつけねば、です。 そんなことを言っているといかにも呑兵衛だと思われてしまいそうな中、本日はFujimotoのVeiled My Tweed Wrap & Bagのご紹介です。いかに身に纏うのか迷うほどの仕上がりかと。 ご紹介が遅れてしまったのには訳がありまして、同じ生地を使ったセットアップもセレクトしていたので、それと同時にご紹介しようと考えていたのですが、ありがたいことにまさかの発売日に即完してしまったんです。このラップバッグは1つだけ生き残っているのでご紹介はできるんですけどね。いかにも言い訳じみていますね。致し方なし。 ということで、こちらのラップバッグは藤本さん渾身とも言えるオリジナルのツイード生地が使われています。これがいかにもFujimotoらしい仕上がり。もはやツイードの域を出てしまったかのような生地感を感じられるかもしれません。 生地感はさることながら、やはりこのもけもけとしたフリンジが良い表情を出してくれていますね。ただ切っただけのようなこのもけもけフリンジもいかにもFujimotoらしいと言えるでしょうか。フリンジがあることで今季のテーマにも繋がるヴェールが表現されているという訳ですね。これまた秀逸。 また、このフリンジも藤本さんご自身が施しており、並々ならぬこだわりが窺えるもの。いかにFujimotoの世界観を作り上げるのか、ということを突き詰めに突き詰めていると感じられますね。たまりませんよ。   そのフリンジからちらりと顔を覗かせるのが台座付きの貝ボタン。台座付きの貝ボタンでもいかにも今季らしさを感じさせますね。流石にわかるかとは思いますが、この貝ボタンで開閉できる仕様になっています。 そしてなんと言っても身に付ける方法、いや身に纏う方法が豊富豊富。なんだか身に纏うという表現の方がしっくりくるんですよね。バッグというよりもアクセサリーの感覚に近いからかもしれません。あくまで僕の個人的見解ですけども。 何はともあれ、いかに身に纏うか迷ってしまうこと必至。このそれぞれ自由に身に纏えるということもいかにもFujimotoらしい点ですよね。毎度書いていますが、LOOKがわかりづらいのなんの。暗めになっていることも相まって、どうなっているのかわからないですが、それで良い、いやそれが良い、といったところ。   まず、最もわかりやすいのはショルダーバッグのように斜め掛けする纏い方でしょうかね。もちろん背面に持っていっても良いのですが、個人的には脇の下あたりだったり、前面にもってきたいな、と。そのほうがバッグとスカーフを行き来するような曖昧さが出せる気がしまして。   それと腰に巻いてウエストバッグのように纏っても良さそうですね。こうするとエプロンのような存在にも見えてくるでしょうか。腰に巻くことでたらりと垂れるショルダーも良い雰囲気を出してくれますし。なんて書きつつ、黒のパンツに合わせてしまったのでわかりづらくて申し訳ないです。   それ以外ではLOOKを参考にもはやバッグとして使う気がないように、首元に巻いたり、頭に巻いても良いかもしれません。いかにもスカーフやバラクラバと言えるでしょうかね。マフラー代わりにもなるこの纏い方、いかにもFujimotoらしいを感じざるを得ないスタイル。 兎にも角にも、バッグでもあり、スカーフでもあり、マフラーでもあり、エプロンでもあり、バラクラバでもある、多才な存在であることは間違いないですね。その時々でいかに身に纏うか考える楽しみをもたらしてくれるはず。ご自由に。 Veiled My Tweed Wrap &...

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    のよう

    より洋服のように。

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    偏屈の偏見と偏愛。

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    それでも

    それでも同様に。

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