
徹する
こんばんは。池田です。
昨日は母の日でしたが皆さまは何か贈られましたかね。
僕はお酒好きの両親ということもあって、誕生日や何かの日に贈るのはお酒に徹するようにしています。
ただ、今年は異なる様相を呈してしまっているんですよね。
母がお酒を控えるようになってしまったことでお酒に徹することができなくなってしまい、何を贈ろうか悩みに悩んでしまいました。
それならお菓子にでもしようかとも考えましたが、職場から定年祝いで大量のお菓子をいただいていたので、お菓子も候補に入れることができず。
という状況だったため、それならお取り扱いさせていただいているアイテムたちに徹することにしよう、と心に決めて母が気に入っているaligatosのpaper socksを贈ることにしました。
靴下なんていくらあっても困らないですからね。
もちろん考えることを諦めたわけではありませんので。
次なる誕生日は靴下に徹するか、お酒の控えが終了してお酒に徹することができるのか、また悩むことになりそうな中、今週のONE PIECEも変わらずの面白さでしたね。
歴史を守ることに徹するあの方も騎士団に対してしっかり戦えており、成長した姿を如実に感じることができたのではないでしょうか。
それにあの伝説の人物の強さたるや。
とはいえ、これまでの内容で対抗できるのか心配になっていたので、少し拍子抜けかもしれません。
もちろんここからその強さを発揮してくれるとは思いますけども。
あれほど人間を蔑む姿勢に徹するのであればそれぐらいの戦いは見せてほしいですしね。
何はともあれ、これから参戦してくる人物もいることでしょうし、再来週も楽しみに待ちたいと思います。

あくまでONE PIECEの話題に徹するのだな、と変わらない姿勢を見せながら、本日はOPPOSE DUALITYのMosquito net Parkaのご紹介を。
案の定変態的なこだわりに徹する仕上がりになっているかと。

Mosquito net Parka、なるほど、今季は他のブランドでも似た落とし込みが見られる蚊帳を模した生地が使われているんですね、と考えてしまうでしょうか。
その考えに徹するのが極めて普通と言えそうですよね。
かく言う僕も展示会で資料のアイテム名を見ながらそう考えていました。
と考えていたところ、お話を伺っていても、アイテム説明を見ていても、何やら本物の蚊帳で使われる生地を採用しているとのこと。
いやいや、高木さん、本物の蚊帳生地に徹するなんて流石に変態過ぎます、と声が漏れ出そうになりましたが、そこはぐっと我慢していたことは秘密にしておきます。
記憶ではその声は漏れ出てはいなかったかとは思いますが、おそらく違う言葉と表情はそれを表していたことは間違いない気も。

僕の秘密ごとはさておき、蚊帳なんてものに詳しいわけでも何でもないこともまた事実。
そんな時は文明に力であるインターネット調べに徹する他ないでしょう。
どうやら現代での蚊帳では天然繊維から化学繊維まで様々な生地が使われているようで、それを1mm程度の網目状とされているとのこと。
それは蚊から身を守ってくれるわけですね。
もちろん蚊以外の虫たちからの侵入は許さないでしょうし。
加えて網目状になっていることを考えると、風を通すことは言うまでもありませんし、電気などを使うことなく蚊から身を守れるので、環境配慮に徹する存在とも言えるのかもしれません。

これ以上蚊帳についてのご説明に徹する必要はない気もするので、続いてはデザインについて。
蚊帳生地を採用して、デザインとしては気を衒うことのないパーカーとされており、比較的シンプルにまとめられているかと思います。
あくまで蚊帳生地を前に出すことに徹するデザインでしょうかね。
シンプルとは言うものの、単調であったり、希薄であったり、そんな佇まいはまるで感じさせないかと。
それは間違いなく印象的すぎる蚊帳生地に徹するが故。
メッシュやシースルーなど透ける生地は数あれど、それとは一線を画す佇まいを感じられますね。

とはいえ、ただ蚊帳生地に頼ったシンプルさなだけではもちろんありません。
編み編み蚊帳生地なのであまり目立つわけではありませんが、ラグランスリーブに沿ったラインとその内側にシームが前後に2つずつ配されています。
正直なところこれをシームと表現しても良いものかはわかりませんが、ここではシームという表現に徹することにしますね。

ラグランスリーブに沿ったシームはこれと言って珍しいわけではありませんが、その内側を走るシームがあることで前後2本ずつのシームが際立った表情と言えるのではないでしょうか。
さらに内側のシームが走って辿り着いた先に待ち受けるのがサイドポケット。
これが非常にOPPOSE DUALITYらしさを感じさせるとともに、あくまでシームを活かしたポケットを備えることに徹する高木さんの姿勢が見てとれますね。

流石の高木さんでもポケットは2つに抑えたのか、と思うなかれ。
ポケットの数へのこだわりにも徹する高木さんはそれだけに留まりません。
内ポケットを両側に備えているので、計4つのポケットを備えていることになります。
4つ程度であれば他でも多く見られると言えば見られるのですが、こと編み編み蚊帳生地ともなると、ポケットが増えれば増えるだけ透け感が薄まって良さを打ち消してしまうので、4つが限界だったのではないかと勝手に推測してたり。
あながち間違っていない気もしますが、相変わらずの勝手な解釈ですので悪しからず。

それ以外の部分ではらしさに徹するようにダブル仕様の止水ファスナーが使われていたり、袖にスナップボタンを備えていたり、と抜かりありません。
あくまで個性に徹する仕様を継続するからこそ生まれる魅力なのでしょうね。



また、フードが着脱可能な仕様に加えて、裾にはドローコードが備えられているので、その時の気分に徹する形で様々なスタイルを楽しんでいただければ。
個人的にはフードがあったほうが蚊帳で身を守る雰囲気が感じられるような気もしてしまうんですけどね。
それならドローコードで締めたほうがその好みに徹するのでは、と思われた方、おっしゃる通り。
少し前に撮影した時はそんなこと考えていなかったことを正直にお伝えしておきます。

いや、そうはならないようにせねば、ということで、今日撮影してまいりました。
確かにドローコードを締めたほうが蚊帳から身を守ることに徹するように見えるでしょうかね。
そのおかげでシルエットがすっきりとしつつ、髪を切ったことで相乗効果が生まれているかもしれません。
はい、まるで関係ないですが、髪切りました。

そしてやはり見逃せない要素としてアームの立体裁断も挙げられますよね。
蚊帳生地が使われているのでたとえ立体裁断でなくとも動きが制限されることはないですが、佇まいとしてOPPOSE DUALITYらしさに徹する設計になっているのではないでしょうか。
この設計は最初は違和感を感じるかもしれませんが、この前振りの設計は着てみると癖になってしまうかと。
蚊帳生地なのでそこまで違和感を感じることはないですけどね。
何事もひたすら徹する必要性を問われているのかもしれません。
本物の蚊帳生地に徹する変態性を感じざるを得ないところに、シームを活用したポケットとポケットの数へのこだわりに徹するデザインや、止水ファスナーやスナップボタンなどのらしさに徹する仕様が採用されたOPPOSE DUALITYのMosquito net Parkaを是非。