だけ
こんばんは。池田です。
今日はクリスマスイブですね。
だからと言って何かあるわけではないんですけども。
皆さまは聖なる夜を楽しめそうでしょうか。
僕はのんびりと営業をして、帰宅して、お酒を飲むだけです。
こう書いているとなんだか寂しくなってきますね。
一応サンタさんが来てくれないかだけでも祈っておくことにします。
本当に来てほしいのでね。
これだけクリスマスに縁遠い人はなかなかいなそうだな、とより寂しさを覚えている中、そんなクリスマス当日の明日は姪っ子と甥っ子の誕生日。
どんどん成長していって会うたびに驚かされてしまいます。
成長が著しくて何より。
なんて思っていたのですが、誕生日とクリスマスなどのイベントごとが同日だった場合は、プレゼントなどはどうされているのでしょうか。
親御さんからは両方のプレゼントをあげるとは思うのですが、こと叔父さんからはどちらかだけということもあるのですかね。
どちらかだけというよりもまとめてプレゼントするのが最適解な気がしてしまいますけども。
前日にも関わらずこんな疑問が出てきている時点で遅いだけですね。
時すでに遅しですが、年末年始に帰省してくる時に渡そうと思っているので、問題なし。
お年玉もどれだけ渡せば良いのかわからないな、と途方に暮れそうになりながら、本日は山内のスクラップジャンプスーツのご紹介です。
とにかく凄まじいとだけしか口に出ないほどの1着かと。
このジャンプスーツ、本当にとんでもないですね。
展示会の会場に入った瞬間に目に飛び込んできたこのジャンプスーツ、その場でほとんどオーダーすることを決めていました。
その隣には超強撚ギャバ・ジャンプスーツも鎮座しており、予算的に両方は難しそう、とお話だけはしていましたが、そんなことは一切考えておらず、両方オーダーするのは必然だったと言えるかもしれません。
それもそのはずで、山内さんが今季のアイテムを構想する中で、最初に浮かんでいたアイテムですので。
こんなものをセレクトしない手はない、とだけしか考えられませんよね。
正直なところ、金額も金額なのでこれだけは売れることが想像できなかったのですが、そんなことは関係なし。
好きなものは好き、良いものは良い、オーダーしたいものはオーダーする、それだけなのでね。
というわけで、こちらのジャンプスーツはデザイン自体に何か気を衒ったことを加えているわけではありませんが、山内らしい作り込みがとにかく凄まじい。
縫製が縫製の枠から飛び出して、もはやデザインとも捉えられるような繊細でいて力強さを感じる表情。
縫うというだけに留まらず、それがデザインにまで昇華されるほどの作り込みは山内だからこそ成せる技と言っても過言ではないでしょうね。
さらにそれだけでなく、そこに後述する多種多様な生地を組み合わせているなんて常軌を逸している、なんて思ってしまいますよね。
それぞれで使用している生地は硬さや厚みなどが異なりますし、それをこんなにも綺麗な縫製で仕上げることができる山内の技術、本当に凄まじい。
こんなものを見せられてしまったら立ち尽くすだけです。
そんな中でこちらのジャンプスーツはスクラップシリーズとして仕上げられています。
これまでのシーズンでもスクラップシリーズは存在していたので、ご存知の方もいらっしゃるでしょうね。
とは言うものの、毎シーズン異なる生地、色味となっているため、全く異なる表情に仕上がっているのではないでしょうか。
では、何故山内ではスクラップシリーズを製作しているのか。
それはどうしても製作時に残ってしまう残布を無駄にだけはしないため。
この想いにはただ製作するだけに留まらない、山内のものづくりへの姿勢を感じることができますね。
それらに生地加工と染色を施し、新たな表情の生地に生まれ変わらせています。
生まれ変わった後、ジャンプスーツのそれぞれのパーツに合わせて裁断されて組み上げられているわけですね。
ランダムと言えど、適当に当てはめてはもちろん作り上げることはできないので、どれだけ緻密に計算されているのだろうか、と考え込んでしまいそうなほどの仕上がりでしょうか。
使われているそれぞれの生地の全貌はわからないのですが、コットン、コットンギャバジン、リネンあたりが使われているのかなと。
これだけは間違っていたら申し訳ないです。
兎にも角にも、それらが今季はカーキやブラウンなどによって構成されています。
多種多様な生地が使われているものの、近しい色味で構成されているため、ごちゃつくことのない印象を与えてくれていますね。
超強撚ギャバ・ジャンプスーツと比較するとややカジュアル寄りにはなるかもしれませんが、カジュアルに振りすぎない良いバランスではないかと。
ちなみに裾やウエストにはタブが付いているので、シルエットやサイズの調整なんかも可能です。
いやはや、本当に凄まじいとだけしか言えませんね。
もはや工芸などの作品の域にも達しそうなほどでしょうか。
半端でなさすぎて家宝にしてしまいそうですね。
いや、そこはやはり家宝にするだけでなく、しっかり着込んで経年変化も楽しみたいところ。
気負わずに。
これだけでもサンタさんにプレゼントとしていただけるように祈りたくなってしまいますね。
繊細で力強い作り込みにどれだけ緻密に計算されているのか、と思わず唸ってしまい、とにかく凄まじいとだけしか言えないほどの仕上がりの山内のスクラップジャンプスーツを是非。
池田