広がる|Shigure Zip Blouson|YASHIKI 24AW|えん -en-

広がる

こんばんは。池田です。

今回の台風の進路予想はころころ変わり過ぎてませんかね。
最初は真っ直ぐ北上する予想でしたが、今や急に曲がって遠回りしていますし。
さらにすぐそこまで来ているにも関わらず、予報円は広がるばかり。
あれだけ広がる予報円では、もはやどこを通るのかわからないということですよね。
なんて愚痴のように言っていますが、それだけ予想が難しくて、読みづらいのでしょう。
気象予報士でもない僕が偉そうなことを言っていても仕方ないので、台風が来ても楽しめることの妄想が広がるように努めますかね。

台風が来るのは週末になりそうなんだよな、と不安も広がる中、その台風の影響で天候が不安定すぎるここ最近。
今日なんて雨がどっと降ったと思ったら、晴れ出して、また数分後には雨が降り出して。
あの台風から広がる雲に覆われているからなのか、よくわかりませんけども。
案の定、今日の出勤には雨に降られることはなかったのでひと安心。
それでも風が常に強いので、自転車では煩わし過ぎます。
髪を切りにいけておらず、またまた毛量が凄いことになっているので、到着した暁には髪が広がるどころでは済まないほど。
まさにぼさぼさ。
こればかりは見れたものではないですね。

広がる|Shigure Zip Blouson|YASHIKI 24AW|えん -en-

凄まじい毛量で広がるようにぼさぼさになる前に切りにいけば良いものを、と自分でもひしひしと感じながら、本日はYASHIKIのShigure Zip Blousonのご紹介です。
広がるような情景が浮かぶ1着になっているかと。

広がる|Shigure Zip Blouson|YASHIKI 24AW|えん -en-

まずは、毎度のように全体のイメージから。
ここでの全体のイメージは『時雨』。
流石にこればかりは意味を存じ上げておりましたよ。
毎度のように無知ぶりが広がることがなくて良かったです。

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安心できたところで、この『時雨』では、静けさが広がる秋の夜の情景をイメージしています。
そんな静けさが広がる夜に虫の声が広がる様子を表現。
なんだか風情を感じさせるな、と感じると同時に、雨は関係なかったのか、と突っ込みが広がることになりそうですが、時にはそんな時もありますよね。

広がる|Shigure Zip Blouson|YASHIKI 24AW|えん -en-

気を取り直しまして。
ここ数シーズンで1アイテムは展開されている、広がるように光沢があり目づらが揃っている天竺編み。
その天竺編みが全体に広がることで、表情としては非常にシンプルに仕上がっているでしょうか。
そうすることで表現されているのが、上述した静けさが広がる秋の夜。
シンプルであるが故に、静けさに加えて肌寒さも表現されていると言っても良いかもしれませんね。
もちろんこれは僕の妄想が広がる結果になっているだけですので。

広がる|Shigure Zip Blouson|YASHIKI 24AW|えん -en-
 
広がる|Shigure Zip Blouson|YASHIKI 24AW|えん -en-

シンプルな天竺編みが全体に広がる中で、身頃の脇部分や肩部分には細かな凹凸柄が見て取れるかと。
夜に広がる虫の声がここで表現されています。
虫のように小さな声だからこそのこの細かい編み柄。
細かい編み柄が集合しているあたりも、なんだか虫らしい表現になっている気がしてしまいますね。
またまた妄想が広がるばかり。

広がる|Shigure Zip Blouson|YASHIKI 24AW|えん -en-

編み柄以外でのデザインとしては、フロントに配されたフラップポケット。
これは何かが表現されているというわけではないですが、またまたまた僕の広がる妄想を。
僕の妄想としては、あたりに広がる田んぼ、といったところです。
全く意外性のない平凡な妄想で落胆してしまう雰囲気が広がることでしょうね。
皆さんの妄想も広がることになった時には、そっとお聞かせください。

広がる|Shigure Zip Blouson|YASHIKI 24AW|えん -en-

ちなみに両サイドにはポケットが備わっていますよ。

広がる|Shigure Zip Blouson|YASHIKI 24AW|えん -en-

加えて、非常に良い立ち振る舞いをしてくれているのがEXCELLAのダブルジップ。
何よりこの光沢、非常に品の良さを感じられますね。
天竺編みが広がるシンプルさであるからこそ、この品の良さが引き立っているのでしょうね。
ダブルジップということもあり、スタイルの幅も広がるはず。

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天竺編みのことは少し触れましたが、ここで採用されているのはスーピマ超長綿。
さらにそれをガス焼きして毛羽を取り除かれているため、この綺麗な光沢のある生地感に。
生地はそこまでの厚みはないものの、編み地自体はしっかりしていますよ。
これなら秋だけとは言わずに冬入りたての時期や春にも着ていただけるかと。

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サイズ感は言わずもがなのゆったり具合。
このYASHIKIらしいゆったり具合は、もはや皆さんの認識として既に広がる状況になっているのでしょうね。
僕がわざわざ言うほどでもないかもしれませんが、さらにそれが広がるために言い続けるしかないのでね。
というわけで、アームもかなり広めの設計なので、インナーに厚手のものを差し込むことも容易ですし、ある程度の寒さは凌げそうです。
ここ近年の暖冬が広がる状況では、しっかり冬のアウターとしての役目も果たしてくれる存在かもしれません。

広がる|Shigure Zip Blouson|YASHIKI 24AW|えん -en-
Shigure Zip Blouson ¥51,150 (in tax)

表現の幅が広がるために学ぶべきことを示してくれるかもしれませんね。
天竺編みが全体に広がることでシンプルさが際立ち、静けさが広がる秋の夜をものの見事に表現したYASHIKIのShigure Zip Blousonを是非。

池田

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  • いかに|Veiled My Tweed Wrap & Bag|Fujimoto 24AW|えん -en-

    いかに

    こんばんは。池田です。 今週の土曜日には友人の結婚式があるんですよね。結婚式を挙げていない友人が多いものの、だんだんと結婚する友人が増えてきている昨今。皆さん結婚できるなんてすごいですね。置いていかれている僕はそんな余裕は一切なし。致し方なし。それにしても最近の結婚式の招待状はLINEで送られてくることにいかにも今どきだな、なんて感じてしまいます。さらにご祝儀もクレジットで支払えるなんて驚き。当日に直接お渡しするなど、参列される方々の手間をいかに減らすことができるのか、という配慮は感謝しかないですね。それでもなんだか味気なく感じてしまうので、僕は当日に直接お渡しすることにしたんですけども。ということで、今週の土曜日は休業日とさせていただきますので、ご了承ください。 いかにも言い訳じみているな、と初手から感じざるを得ない中、今日の営業終了後には先月開催された楽市楽座のお疲れ様会に参加してきます。ご近所のSETAGAYA PARTさんで開催されるので何より楽しみ。ワインバーなのでワインが美味しいのなんの。美味しくてするする飲んでしまうので、いかに酔わずに帰れるかが少し心配なんですけどね。とは言うものの、いかにも二日酔いになりそうな予感。本当に気をつけねば、です。 そんなことを言っているといかにも呑兵衛だと思われてしまいそうな中、本日はFujimotoのVeiled My Tweed Wrap & Bagのご紹介です。いかに身に纏うのか迷うほどの仕上がりかと。 ご紹介が遅れてしまったのには訳がありまして、同じ生地を使ったセットアップもセレクトしていたので、それと同時にご紹介しようと考えていたのですが、ありがたいことにまさかの発売日に即完してしまったんです。このラップバッグは1つだけ生き残っているのでご紹介はできるんですけどね。いかにも言い訳じみていますね。致し方なし。 ということで、こちらのラップバッグは藤本さん渾身とも言えるオリジナルのツイード生地が使われています。これがいかにもFujimotoらしい仕上がり。もはやツイードの域を出てしまったかのような生地感を感じられるかもしれません。 生地感はさることながら、やはりこのもけもけとしたフリンジが良い表情を出してくれていますね。ただ切っただけのようなこのもけもけフリンジもいかにもFujimotoらしいと言えるでしょうか。フリンジがあることで今季のテーマにも繋がるヴェールが表現されているという訳ですね。これまた秀逸。 また、このフリンジも藤本さんご自身が施しており、並々ならぬこだわりが窺えるもの。いかにFujimotoの世界観を作り上げるのか、ということを突き詰めに突き詰めていると感じられますね。たまりませんよ。   そのフリンジからちらりと顔を覗かせるのが台座付きの貝ボタン。台座付きの貝ボタンでもいかにも今季らしさを感じさせますね。流石にわかるかとは思いますが、この貝ボタンで開閉できる仕様になっています。 そしてなんと言っても身に付ける方法、いや身に纏う方法が豊富豊富。なんだか身に纏うという表現の方がしっくりくるんですよね。バッグというよりもアクセサリーの感覚に近いからかもしれません。あくまで僕の個人的見解ですけども。 何はともあれ、いかに身に纏うか迷ってしまうこと必至。このそれぞれ自由に身に纏えるということもいかにもFujimotoらしい点ですよね。毎度書いていますが、LOOKがわかりづらいのなんの。暗めになっていることも相まって、どうなっているのかわからないですが、それで良い、いやそれが良い、といったところ。   まず、最もわかりやすいのはショルダーバッグのように斜め掛けする纏い方でしょうかね。もちろん背面に持っていっても良いのですが、個人的には脇の下あたりだったり、前面にもってきたいな、と。そのほうがバッグとスカーフを行き来するような曖昧さが出せる気がしまして。   それと腰に巻いてウエストバッグのように纏っても良さそうですね。こうするとエプロンのような存在にも見えてくるでしょうか。腰に巻くことでたらりと垂れるショルダーも良い雰囲気を出してくれますし。なんて書きつつ、黒のパンツに合わせてしまったのでわかりづらくて申し訳ないです。   それ以外ではLOOKを参考にもはやバッグとして使う気がないように、首元に巻いたり、頭に巻いても良いかもしれません。いかにもスカーフやバラクラバと言えるでしょうかね。マフラー代わりにもなるこの纏い方、いかにもFujimotoらしいを感じざるを得ないスタイル。 兎にも角にも、バッグでもあり、スカーフでもあり、マフラーでもあり、エプロンでもあり、バラクラバでもある、多才な存在であることは間違いないですね。その時々でいかに身に纏うか考える楽しみをもたらしてくれるはず。ご自由に。 Veiled My Tweed Wrap &...

    いかに

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    のよう

    より洋服のように。

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    偏屈の偏見と偏愛。

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  • それでも|Akane mohair Cardigan|YASHIKI 24AW|えん -en-

    それでも

    それでも同様に。

    それでも

    それでも同様に。

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