一方
こんばんは。池田です。
春の入り口と真冬を交互に感じるような陽気が続いていますね。
昨日は全く真冬とは思えない陽気だった一方で今週末あたりからは極寒になりそうな予報。
今日は風も強いのでより寒さに拍車をかけつつ、自転車通勤の邪魔をされてしまっています。
真冬なので寒いことは許容できますし、むしろ秋冬のスタイルを楽しめることを考えれば喜ばしいことではありますが、向かい風が一方的に吹いてくるのが煩わしいのなんの。
さらに定休日前日の1週間の終わりにそれが起こってしまった暁にはもうたまりません。
ただでさえ疲労が溜まっているにも関わらず、一方でそんなことは関係なく吹く強風、最悪です。
なんとか帰宅時は風が止むなり、追い風になってくれるなりしてくれますように。
風に一方的に文句をたれるなんて無意味すぎる、と自分でも重々承知している中、某放送局の会見の長さは凄まじかったですね。
これは昨日触れることだったのかもしれませんけども。
それは良しとして、全て見たわけでも、詳しい内容を把握しているわけでもありませんが、悪事をはたらいてしまったとしても、取材陣からの一方的な攻撃のようにも感じてしまいましたね。
もちろん某放送局が悪いことは間違いないんですけどね。
その一方で暴言のようにも聞こえる取材陣の発言には疑問を抱いてしまいます。
もう少し落ち着いて質問を投げ掛ければ良いのでは、なんて思ったり。
どちらにせよ、両者ともに良い印象を受けることはなかったということで。
その業界を詳しく知っているように見せている一方で全く詳しくない事実があることをご理解いただきたいな、と思いながら、本日はULTERIORのSILK WOOL STRIPED OX DB JKTとSILK WOOL STRIPED OX DRAWSTRING PANTSのご紹介を。
セットアップである一方でより気兼ねなく着ることができる仕上がりかと。
毎度のことセットアップということでまずは共通する生地について。
このストライプ生地は、経糸にコットンとリネンの混紡糸に加えてウールを、緯糸には贅沢にもシルクを使用したオックス生地となっています。
ストライプに端正さが感じられる一方で複雑な作りがなされているとも言えるでしょうか。
その複雑性のある生地のストライプ部分には、グレーのトップ糸を採用するだけでなく、生地の土台と同色の糸を巻きつけた撚り杢糸を使用しています。
であるが故に、シンプルさを感じることが多いストライプである一方で深みを感じさせる表情に。
とにかく複雑さに複雑さを積み重ねられており、そのこだわりようには慄いてしまいそうですね。
自分で一方的に書いていても慄いてしまいそう。
慄いてしまう一方でそれがたまらないと感じつつ、それだけにとどまらないところにもまた慄いてしまいそうです。
その生地を洗い込むことで着込んだような生地感を実現させた仕上がり。
さらにシルクのネップ感や、毛羽立ち、糸の節やムラのある生地感が上乗せされることで、真っ新な生地では感じられない全てを悟っているかのような奥深さや落ち着きを感じていただけるかと思います。
同じくセットアップで展開しているSUPER FINE WOOL TROPICAL DB JKTとSUPER FINE WOOL TROPICAL TUCKED TROUSERSは一方的に品や端正さを訴えかけてくる表情をしていたと言えるでしょうか。
その一方で、こちらのセットアップではビンテージに通ずるような、ビンテージでも感じられないような、なんとも形容しがたい生地に仕上がっているのではないかと。
どちらを選ぶべきかを僕が一方的に薦めることはもちろんできませんが、どちらにもそれぞれの魅力が溢れすぎているので、どちらを選んでも間違いないことはお伝えしておきます。
そんな生地を使用したセットアップ。
SUPER FINE WOOL TROPICAL DB JKTとSUPER FINE WOOL TROPICAL TUCKED TROUSERSも同じくセットアップである一方で、生地感も相まって全く異なる仕上がりになっているかと思います。
というわけで、まずはダブルブレストジャケットから。
こちらは生地以外はSUPER FINE WOOL TROPICAL DB JKTと同様なので、先日ご紹介した『絶』と重複する内容になってしまうことはご理解ください。
ご理解いただけたと一方的に納得しつつ、こちらのダブルブレステッドジャケットは継続して展開されている一方で、毎シーズン細かなアップデートが施されています。
それを製作しているのが、絶大なる信頼をおけると言っても過言ではない国内屈指のテーラード工場の熟練職人さんたち。
国内屈指、テーラード工場、熟練職人さん、なんて単語が並んでいたら、もう安心感を抱かざるを得ませんよね。
これはもちろん表現としてだけでなく、仕上がりとしても高い質を感じられるかと思います。
上述したような単語を並べると安心感を抱ける一方で、どこかかちっと、びしっとした背筋が伸びるような印象も抱いてしまうかもしれません。
そう感じてしまうのは必然なのかもしれませんね。
ただ、そんな印象の一方で気兼ねなく羽織ることができるのがこの1着の魅力。
アンコン仕立てに仕上げていたり、ゆとりのある設計をしていたり、とさっと羽織ることができる1着ではないでしょうか。
気兼ねなく羽織れるとなると、どこかカジュアル方向の一方通行にも思えてしまいますが、上述したように国内屈指、テーラード工場、熟練職人さん、と仕上がりは絶大な信頼がおける端正さそのもの。
気兼ねなく羽織ることができるにも関わらず、端正さは折り紙付きなんて、たまらなくないですかね。
たまらないですよね。
ね。
たまらないことを一方的にお伝えしてしまいましたが、続きましてイージートラウザーズのご紹介を。
もう一方のウールトロピカルを使用したセットアップのSUPER FINE WOOL TROPICAL TUCKED TROUSERSでは端正さが前に出た仕上がりになっていたかもしれませんが、こちらはよりリラックス感のある佇まいに仕上がっているかと思います。
ベルトループなしのイージー仕様であることが何よりの証拠。
リラックス感がある一方でカジュアルに振っているわけではなく、端正な中にリラックスしたカジュアルさをほんのりと感じられる良い塩梅ではないでしょうか。
そう感じられるのはドレスパンツをもとに再構築したようなデザインに仕上がっているから。
両サイドに入っているアウトタックがそれを如実に感じさせますかね。
このアウトタックはポケットに重なるように深く入れられているので、独特なシルエットを出してくれています。
ウエストをぎゅっと締めて両サイドに寄せた時のようにも見えてくるかもしれません。
設計としては股上は深めにとられている一方で、シルエット自体はずどんと深いわけではなく、程良い太さになっています。
ここもカジュアルに振りすぎていない要因でしょうか。
イージー仕様に加えて程良い太さを有しているので、気兼ねなくなく穿くことができるのは間違いなしですね。
端正な表情をしている一方でビンテージにも通ずるようなストライプ生地を採用し、セットアップである一方で気兼ねなく着ることができるリラックス感を持ち合わせた、どうしても一方的に薦めたくなってしまうULTERIORのSILK WOOL STRIPED OX DB JKTとSILK WOOL STRIPED OX DRAWSTRING PANTSを是非。
池田
