荒く
こんばんは。池田です。
昨日は営業前にYAURANさんに伺わせていただきました。
以前お取り置きいただいていた夢の国の世界的キャラクターのプリントノースリーブスウェットの回収に加えて、以前購入したサボのブランドの受注会も拝見させていただきに。
ノースリーブスウェットが良いことはもちろんですが、履いているサボが好みに刺さりに刺さったので、新たに加わったグルカサンダルとメリージェーンを鼻息荒く見に行った結果、いやはや、案の定メリージェーンをオーダーしてしまいました。
なんだかメリージェーンを展開するブランドがここ最近多かったり、可愛げあるデザインが多かったり、とあまり履きたいとは思えていなかったのですが、そんな印象を覆してくれまして。
オーダーしたものはサボ同様にハラコを選択したということもあり、あまり手荒く扱うことはできませんが、今のところサボはそこまで汚れていないので普段通りに履いていきますかね。
という新たに仲間入りしたメリージェーンは来月中にはお目見えするかもしれません。
レオパード柄ともなると履くと気性が荒くなるかもな、と豹変しそうになっている中、今日はSF映画の代表作である星の戦いの日ですね。
夏の夢の国を鼻息荒く楽しみにしつつ、過去の作品を見返しているので非常におめでたい気持ちになってしまっています。
どうやら各所で出店されていたりするみたいなので、定休日を活用して足を運ぼうか計画中。
もし行くことができたらこれまた鼻息荒くカートにグッズを入れ過ぎてしまいそうなことが懸念点になってくるかもしれません。
手にしたくなってしまったら自分で自分を許してあげるしかなさそうですね。
もし欲望が叶わなくて気性が荒くなってしまっては仕方ないですし。
それ以外で節約せねば。


手にしたら手荒く扱わないようにしないと、と大事にしていくことを宣言しながら、本日は山内の墨染強撚コットンボイルクロスのアイテムたちのご紹介を。
あえて荒くするからこそ生まれる魅力を携えた仕上がりかと。

パジャマシリーズのセットアップということで、まずは共通する生地について。
こちらで採用されているのは強撚糸によるコットンボイルクロスとなっています。
強撚でボイルともなるとどんな荒くれ者であろうと肌に引っ付くことはないでしょうね。
荒くれ者は生地が肌に引っ付きやすいなんて事実はもちろんないので、それはさておき、肌離れが良いことは確か。
これは波が荒くなった海のようではなく、どことなく砂漠のような乾きを感じるような生地感が故のもの。
またよくわからない表現をしてしまいましたが、肌離れが良いことをご理解いただければ。
加えて、表情としては荒くとまではいかないものの、シワ感は残された仕上がりとされています。
これまでのウールと比較することはもちろんのこと、このシワ感があるからこそ手荒く扱うことができる点も嬉しい要素ではないでしょうか。
普段の寝間着のようにがしがし手荒く、かつ優しく着て穿いてあげていただければ。

その生地に施しているのがエンシェントダイ。
今では主流とは言えない染め方ではないものを採用するあたりが山内さんの憎いところですかね。
だからこそ鼻息荒く手を出したくなってしまうというもの。
というエンシェントダイは顔料染ほど荒く染め上がっているわけではなく、とはいえ反応染ほど荒くない整った染め上がりでもなく、両者の良いとこどりをしたような染め上がりでしょうか。
はっきりとしない染め上がりにも関わらず、それが個性に昇華しているのかと。
個性がないからこその個性、という曖昧な表現をしたくなったり。

なんて言いながら、一転して個性がありすぎると言いたくなる仕上がりが見てとれますかね。
そう感じさせるのは染料の粒子が荒くなっているため、染め上がりも荒く仕上がっているため。
ムラと言って良いものかわからないほど荒く飛び散らされており、これを個性がないなんてとても言えない表情に仕上がっています。
この荒く飛び散りすぎた仕上がりともなると、これまた手荒く扱っても良さそうですし、ある程度の汚れは気にせずに過ごすことができそうですね。
汁物やソースの飛び散りは気にせずがつがつ荒く食事ができそう、もちろん綺麗な食べ方で。
お習字をやる時も大胆に荒く筆を走らせていただければ、もちろん美しい所作で。
荒くて、綺麗で、美しく。
そんな生地を採用したセットアップ。


先んじてパジャマシャツはパジャマシャツらしくノーカラーとされつつ、筒袖仕様とされています。
やはり寝る時だけでなく1日中鼻息荒く動き回りたくないですし、このパジャマらしいリラックス感にはついつい惹かれてしまいますね。
裾は長めで背面はスクエアカットになっているので、シャツジャケットのようにばさっと荒く羽織ってあげていただければ。
だからと言って山内ともなるともちろん荒く作り込まれているわけはありません。
後襟のみ備えていたり、他のアイテムと同様に精緻すぎる縫製は健在ですので。
それこそ作り込みが凄まじいことで手荒く扱っても問題なしでしょうね。
言わずもがなですが、丁寧に扱うにこしたことはないのでお気をつけて。


一方のパジャマパンツもパジャマパンツらしくウエストにはゴムをドローコードを備えつつ、前開きはなしの仕様とされています。
僕は手荒くぎゅっと締めないといけないサイズ感ではありますが、多くの方は軽く締めていただくだけで問題なしな気軽さ。
きゅっと絞ってパジャマでさっと街へ繰り出してあげてください。
シルエットとしてはややゆとりをもたせた設計でテーパードさせています。
合わせづらいと気が荒くなることはまずないような佇まいでしょうかね。
どんなアイテムも手荒く迎えるなんてこともまずないでしょうし、お持ちのアイテムたちともすぐ良好な関係性を築いてくれるはず。


荒くもあり、極めて精緻でもある、なんとも相反するものが共存した仕上がり。
あえて荒くしているとはいえ、騒がしすぎることはない、これぞ山内さんの手腕なのでしょうね。
騒々しいものが好み、静寂なものが好み、どちらも好み、それぞれ異なる好みがあったとしても刺さる存在かと。
どうにかして気が荒くとも気が荒く見えないようにしていかねばなりませんね。
肌に引っ付いて気が荒くならない肌離れの良いコットンボイルクロスが採用され、荒くはなくとも程良いシワ感のある生地感に、ムラを超える程に荒く染め上げられた表情とされつつ、とても荒くなんて言えない作り込みとされることで、荒くもあり極めて精緻でもある山内の墨染強撚コットンボイルクロスのアイテムたちを是非。

