いらず|Tonal Patchwork Jacket|KUON 23AW|えん -en-

いらず

こんばんは。池田です。

昨日の定休日は気になっていたギャラリーに行ってきました。
初めて観るアーティストの方だったのですが、個人的に非常に好みのものが多かったです。
基本的に観る時は説明いらず。
説明を読んで観ると先入観に囚われてしまいそうなので、読むとしても観た後に読むようにしています。
どういう感情で、何を主題に、と妄想を広げながら観た方が楽しいんですよね。
楽しみ方は人それぞれですけど。

そんな定休日が過ぎて、どうやらこの土日あたりから気温がもう一段階下がってきそうですね。
本格的に秋を感じられそうで嬉しい限り。
10月下旬になっても軽めのアウターいらずなんて面白味に欠けてしまいますもんね。
四季ではなくなり、二季になるなんて話もありますが、そうなると軽めのアウターなどで楽しめなくなるなんてまっぴらです。
洋服が楽しめる環境が続いてほしいものですね。

いらず|Tonal Patchwork Jacket|KUON 23AW|えん -en-

心配いらずな運営方法はないか、と仕事をしているように見せつつ、本日はKUONのTonal Patchwork Jacketのご紹介です。
あれいらずな優秀加減かと。

いらず|Tonal Patchwork Jacket|KUON 23AW|えん -en-

こちらはCotton Poplin Multi Pocket Shirtと同様に、ヴィンテージのスキージャケットがデザインのソースになっています。
シャツに関しては、スキージャケットと言われても曖昧なイメージしかできない方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらはよりイメージしやすいですかね。
それはそうだろう、と言われてしまいそうですけど。

いらず|Tonal Patchwork Jacket|KUON 23AW|えん -en-
 
いらず|Tonal Patchwork Jacket|KUON 23AW|えん -en-

デザインとしてフロントに4つのポケットが特徴的ですね。
4つのポケットは右胸にシルバーのジップポケット、左胸にマチのついたフラップポケット、両脇に生地の切り替えを利用した大きめのポケット、となっています。
さらにフロントだけでなく、大きめの裏ポケットも両サイドに付けられており、まさにバッグいらずな仕様。

いらず|Tonal Patchwork Jacket|KUON 23AW|えん -en-

ファティーグジャケットなどもバッグいらずなアイテムではあるものの、全てフラップポケットになっているので、あまり使い勝手が良いとは言えませんよね。
ただ、こちらの仕様はそれぞれ仕様が異なるため、何をどこに入れるのかを考えるのも一興ではないでしょうか。
ジップポケットはシャツの時と同様に鍵などの貴重品やリフト券、フラップポケットには煙草、両脇ポケットには、あまり思い浮かばなかったので何も入れず、脱いだ手袋を入れる用にしておきますかね。

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特徴的なデザインはポケットのみならず、異なる生地をパッチワークした点も目を引きますね。
パッチワークしているとは言っても、全て黒で統一されているので、それぞれの主張が強いというよりは、それぞれが手を取り合っているような印象でしょうか。
もう1色のOliveもKUONらしさがあり魅力的ではあったのですが、セレクトしている他のブランドのアイテムなどと合わせるイメージがつきずらかったので。
黒で統一したパッチワークなら合わせるアイテムは心配いらずかと。

いらず|Tonal Patchwork Jacket|KUON 23AW|えん -en-

そのパッチワークは前身頃から後身頃、アーム、と全体に施されています。
上述したように切り替え部分を利用してポケットが付けられていたり、ウエストでではドローコードが付けられていたり、と秀逸さも垣間見えますね。
ちなみに袖裏まで切り替えされているので、折った時もちょっとしたアクセントにもなりますよ。

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また、サイズ感はゆったりとしているため、生地がそこまで厚めではないものの、インナー次第で冬も心配いらずかと思います。
上述したようにウエストにドローコードが付いていたり、裾も絞れたり、とシルエットを変えて楽しんでいただければ。

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そして使用されているのは厚手ツイル生地のカツラギ。
そこに両面起毛やたたき、揉み込み、タンブラーなどの加工が施され、どこか柔らかな雰囲気に仕上がっています。
とはいえ、柔らかい雰囲気ながら、パッチワークになることによって、柔らかくもあり主張もする、良い塩梅。
色味については浜松の職人さんたちによる染色となっています。

いらず|Tonal Patchwork Jacket|KUON 23AW|えん -en-
Tonal Patchwork Jacket ¥77,000 (in tax)

心配いらずな将来をどう手にするか、その方法を指南してくれそうです。
検討いらずに欲しくなってしまう、バッグいらずなKUONのTonal Patchwork Jacketを是非。

池田

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    こんばんは。池田です。 何やら西日本から梅雨が明け始めてきましたね。例年においてはもう少し長い気がしますし、実際もう少し長いはず。もちろん梅雨明けすることは喜ばしい限りではありますが、気温においてはまるで喜ばしくないですよね。もはや真夏の様相を呈してしまっているものの、さらに気温が高まるともなるともう危険でしかありません。ここ数年の春においても春ものを着る機会が少なかったところ、今年はさらに少ない、というよりもほとんどなかったですね。来年からはいよいよ二季が現実味を帯びてくることを予想しておきます。 二季が現実味を帯びてきようとも季節においては抗えないな、と肩を落としている中、先日の定休日には過酷な胃カメラと対峙してきました。もう辛さにおいては過去最も辛いと言っても過言ではないと思っている胃カメラ。案の定辛すぎましたし、案の定涙が溢れました。その辛さの後の検査結果も緊張してしまいましたが、結果においては健康体。ひと安心です。もし結果が悪くて営業できなくなってしまっては元も子もないですし、もしかしたらお酒が飲めなくなってしまうと考えると生き甲斐がなくなってしまうのでね。とはいえ、毎年お酒においては控えるように言われているのでほどほどにしておくことにします。   お酒を控えるという発言においてはまるで信憑性を感じさせない気もしながら、本日はBlanc YMのSILK COTTON SKIPPER SHIRTSのご紹介を。Blanc YMにおいては欠かせない存在の1着かと。 Blanc YMのアイテムは初めてのご紹介にはなりますが、Blanc YMのご紹介においては『始め』に書かせていただいているので気になる方はご覧いただければ。ご紹介とまでは言えない内容かもしれませんが悪しからず。 ということで、こちらのスキッパーシャツはBlanc YMにおいて定番アイテムとして展開されています。Blanc YMを既にご存知の方々からしたら、とやかく僕が書く必要がないほどの存在とも言えるかもしれませんね。それほど確立した存在ではないかと。 デザインにおいては至極シンプルと言えるでしょうか。もちろんシンプルであることは否定できませんが、それだけに留まることはもちろんありません。それだけに留まっていたらセレクトなんてしないので当たり前ですかね。 そんなこんなで見ていただければわかるかと思いますが、シンプルなだけに留まらないと感じさせるのがこのたっぷりとしたシルエット。ワイドシャツとアイテム説明にもある通り、ワイドシャツという名に偽りなしと言えるのではないでしょうか。ことスキッパーシャツにおいて抜けた雰囲気を欲してしまう僕としては、これぞ求めていたもの、と感じてしまいます。   と、ここで終わらないのがこのスキッパーシャツの魅力。通常においては前身頃と後ろ身頃の生地幅は同等程度もしくは後ろ身頃がやや幅広め、という設計が多いかと思います。ただ、このスキッパーシャツにおいては後ろ身頃の生地幅をたっぷりとることで、背面がふわりと膨らみのあるシルエットをもたらしてくれています。試しにポケットに手を突っ込んでみるとたっぷりさがわかりやすいでしょうか。   前後の身頃が同等程度のシャツにおいては背面のサイドタックの恩恵を感じづらいかもしれませんが、このたっぷりの後ろ身頃そもった設計においてはしっかりタックが入れられていることがわかる佇まいになっているかと思います。これも膨らみとともに独特なシルエットを描き出してくれるかもしれませんね。   他の設計部分においてはアームホールがぴんと直線的に走っている点も特徴的かと。身頃のふわりと膨らみあるシルエットとは打って変わっているとも言えそうです。ともなると、袖を捲らずに、むしろボタンを外してだらんとさせたくなってしまうかもしれません。なんて言いながら、僕はことシャツにおいてはボタンを留めずにだらんとさせるスタイルが好きなので、そうしたくなってしまうこと必至なんですけどね。 そこに採用されているのがシルクとコットンの混紡生地となっています。もしよくこの『はなし -diary-』をよくお読みいただいている方がいらっしゃったら、いや、いないか、というのはさておき、数ある生地において僕の最も好みであると言っても過言ではないのがシルクとコットンの混紡生地なんですよね。デザイナーの宮内さんにおいても好みの生地とのことで、案の定僕の好みに刺さりに刺さってしまったわけです。 この刺さりに刺さった生地のシルクについては生産時にどうしても出てしまう棉を使った短めなシルクノイル糸となっています。であるが故に、ネップやムラが生じる生地感に。これがとにかくたまりません。この生地感においては画像ではお伝えしづらいのですが、実物を見ていただければ間違いなく見てとれるネップ感のある表情に仕上がっているので是非実物をご覧いただければと。 それらのネップやムラのある生地感に加えて、ほわりとした空気を含んだような心地良さももたらしてくれています。シルエットに膨らみを感じさせるだけでなく、生地感においても膨らみを感じさせてくれ、より柔らかな存在に昇華した仕上がり。これはネップによる良い野暮感がありつつも軽やかな立ち振る舞いをしてくれており、もう文句なしですね。 シルク混ということもあり、秋冬ものにおいて欠かせない保温性があるだけでなく、通気性も持ち合わせているので真夏以外は着ていただけるかと思います。流石に真夏は厳しいようにも思いつつ、インナーにタンクトップなんかを差し込んでいただければ今の時期も着ていただけるような、厳しいような。薄手ではないのでもしかしたら今の時期も厳しいかもしれませんが、室内で過ごす時間が多い日であれば着ていただける、かなと。 上述したようにシルク混のほわりと膨らみある柔らかな生地が採用されていることに加え、実は設計においても生地の切り替えが少なくなっているため、綺麗な落ち感を映し出してくれているんですよね。シルエットに膨らみがあるとは言ったものの、この落ち感によって愛らし過ぎる印象は受けないはず。むしろ品さえ感じさせる佇まいになっているかと思います。...

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    お取り扱い始めます。

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    いくつ

    いくつあっても。

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