
まず
こんばんは。池田です。
いよいよ25AWのデリバリーも来週あたりから本格化していきそうです。
25AWとは言ってもまずは軽めのアイテムが多くなるかとは思いますし、むしろ今でも着れてしまうものもあったり、なかったり。
絶賛真夏に向かっている最中なのですぐにでも着ることができる『おねびき -sale-』アイテムたちを優先してしまうかもしれませんが、そうではなくひとまず少し先の未来を見据えてみても良いかもしれませんね。
ファッションは時期と逸脱してしまっている事実がありつつ、それは受け入れるしかないですし。
何はともあれ、新たなシーズンはまずまずの結果ではなく、良い結果を出せるように精進してまいりましょうかね。
そんなまずまずの結果ではまずいよな、と気を引き締めている中、昨日はyauranさんでプリントTを購入してきました。
先週あたりに買い付けから帰国されて、店内総入れ替えして昨日が営業再開ということで、いの一番にまずは見させていただき、僕のお土産として買い付けていただいた某世界的キャラクターのプリントTを購入。
yauranさんは僕がプリントTが大好物で夢の国なら尚更大好物であることをご理解いただいているので、もう間違いのない1着でした。
ひとまずその1着のみ購入しましたが、それ以外にもぼろプリントTや謎のぽんぽんキャップなども手に入れたいので、来月まで残っていることを願うばかり。


お土産と言われて購入しないと気まずいから購入したわけではもちろんありませんよ、と念を押すことにしまして、本日はPOLYPLOIDのT SHIRT Bのご紹介を。
POLYPLOIDの新たなシーズンともなるとまずはご紹介せねばいけない1着。

毎シーズン展開しているこちらのカットソーはもはや説明不要とも言えるほどかとは思いますが、今季はこれまでとは異なる様相を呈した仕上がりかと思います。
というのも、お取り扱いをさせていただいてからはマルチボーダーの天竺生地で色味を変えながらの展開でした。
もちろんそれ以前は別の柄や生地での展開もありましたが、ひとまずお取り扱いが始まってからのものと異なる様相を呈しているということで。

その変更点としてまず挙げられるのが採用されている生地。
これまではコットンの天竺生地でしたが、今季はレーヨン、ポリエステル、シルクの混紡生地となっています。
レーヨンポリエステルは強撚とされており、ざりっとした清涼感ある生地感のため、もしかしたらこれまでのコットンよりも暑い時期に適しているとも言えるかもしれません。
秋冬として考えるとそれではまずいようにも思いつつ、今の時期に最適であることは喜ばしいことであることは間違いないですよね。
まさに即戦力。

生地感が喜ばしいだけでなく、ここにシルクを混紡されている点も個人的に喜ばしすぎるんですよね。
これまでの『はなし -diary-』でも幾度となく書いてきていますが、シルクによるネップがたまらなく好きでして。
僕の好みはひとまずおいておいたとしても非常に良い表情をしていることは確かかと。
このネップがあることによってぴかぴかの新品ではなく着古したような、やれたような、粗野感のような、な雰囲気が感じられるでしょうか。
これらの表現はまずまずかもしれませんが、兎にも角にも良い表情。
もしレーヨンポリエステルのみだった場合は、つるりと滑らかな表情になっていたかもしれないところ、ネップがあることでどこか奥行きを感じさせるかもしれませんね。

それらの糸を使用し、ドビー織りのチェック柄に仕上げられています。
ドビー織りは細かな柄を表現されることが多いように思いますが、こちらのチェック柄はそこまでの細かさではなく、まずまずの細かさといったところでしょうか。
よく見られる大きさのチェック柄、と言った方がわかりやすいかもしれません。
ドビー織りについてはまず柄の大きさについて触れましたが、それよりも凹凸のある生地感であることが特徴として挙げられますかね。
上述したシルクによるネップがあることに加えて、この凹凸のある生地感となることで、さらに奥行きが増した仕上がりに。
この奥行きは天竺生地ではまず感じられない表情と言えるでしょうね。


そのチェック柄の色味としてはWHITE/BLACKとNAVY/BLACKの2色。
まずWHITE/BLACKは清涼感がありつつ、白というよりもややベージュ寄りになっているため、ぱきっとせず馴染みの良いチェック柄になっているかと思います。
一方のNAVY/BLACKはひとまずブラックウォッチと言いたくなるような色味となっており、落ち着き放ったチェック柄と言えるでしょうか。
同じチェック柄でもまるで異なった仕上がりになっているので、ひとまず見比べてみてから悩んでいただければ。


そして設計についてはこれまで同様で、たっぷりとられた身幅やアーム、ラウンドした裾、とただのカットソーに留まらない佇まいをしていますね。
とはいえ、佇まいがこれまで同様だと言ってしまうとまずいかもしれません。
それは天竺生地と比べるとざりっとハリのある生地感なので、はっきりとしたシルエットを描き出してくれるため。
だからこそカットソーに留まらない存在であることを如実に感じさせてくれるのではないでしょうか。
長く続いたとしてもまずまずの結果にはならずに良い結果を追い求める姿勢を学ばされてしまいますね。
僕の好みはひとまずおいておいたとしてもたまらなく良い表情をしたシルクによるネップに、これまでの天竺生地ではまず感じられないであろう奥行きのあるドビー織りチェック柄に仕上がった、新たなシーズンではまず表立たせたくなってしまうPOLYPLOIDのT SHIRT Bを是非。
池田