上に|Burned Sweat Shirts with Wings|Fujimoto 23AW|えん -en-

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こんばんは。池田です。

どうやら明日は猛暑になる予報ですが、以降は気温は落ち着きそうですね。
それにしても今年の残暑は残り過ぎです。
もはや残暑と言って良いのかすら怪しくなってきてきますかね。
本当に異常気象には困ってしまいます。
ここまで暑いと試着すら躊躇ってしまいそうですし。
文句を言っていても仕方ないので、予測していることを少しでも上に向けていけるように精進しようかと思います。

暑い暑いとは言っても、朝晩は冷えると言っても良いぐらいの気温になってきたため、夜の涼しい中で煙草を吸うのが非常に気持ち良いです。
この気温で静かな夜に吸うと、なんだかいつもより美味しく感じてしまうんですよね。
加えて、上に顔を向けた時に月や星が綺麗に見えたら、気分も落ち着きますしね。
そんなことを言うのは似合いませんけども。
下ばかり見ていないで、上に目線を向けよう、と無理やり締めようと思います。

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気取っているわけではありません、と否定しておきたいな、なんて思いながら、本日はFujimotoのBurned Sweat Shirts with Wingsのご紹介を。
日々、上に向かわせてくれる、そんな1着。

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既にスウェットをご紹介した『讃美』でも書いていますが、今シーズンのテーマは”FLOWERSANDYOU”として、藤本さんの友人や知人に向けたコレクション。
コレクション制作期間の時期があの時期だっただけに、悩むなどしてしまい立ち止まってしまった方が周りに増えてしまった状況だったそうです。
そういった周りの方々に「そのままで良い、自分らしく」というメッセージを送る、なんとも藤本さんの人柄を感じられるシーズンになっていますね。

その中でアイテムのデザインや加工、グラフィック、LOOKで表現されているのが、”花”や”蝶”、”翼”、”火”。
こちらでは”翼”と”火”を加工によって落とし込まれています。

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なんと言っても特徴的なのは、背面のデザインですね。
この加工は染色やプリントではなく、藤本さんご自身がバーナーで焼きを入れています。
展示会でこれを聞いた時は、一瞬思考停止に陥ってしまったような気が。
普通手作業で洋服をバーナーで焼かないでしょ、と。

そんなバーナーの焼きによって背面には”翼”を表現。
何故”翼”なのかというと、上に向かって飛ぶためのものだから。
気持ちが下に落ちてしまっている周囲に対して、上に顔を向けよう、というメッセージでしょうかね。
加えて、上に向かって煙が上っていく、という理由で”火”も表現のひとつになっています。
強さのあるデザインや加工の中に、静かな優しさを感じることができるかと。

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また、この焼きは裾や袖にも施されています。
カットオフされた上で焼かれているため、直線ではなくなり、ランダムな仕様に変化。
手作業ならではのこのランダムな仕様が、他では見られない魅力に昇華していますね。

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裾と袖だけでなく、首元も大きくカットオフされ、緩い雰囲気。
それだけでなく全体のシルエットも緩く、長くだらっとした袖。
着てみるとどこか退廃的な雰囲気を感じていただけるかと思います。
そうは言うものの、そこに品も感じられるのが不思議なんですよね。

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これらの焼かれた部分はWhiteの方が焦げているのがわかりやすく出ていたのですが、Blackは遠目では見えないほどの、ほのかに香るような見え方も良い雰囲気を出してくれています。
なんてさらっと書いていますが、既にWhiteは完売してしまいました。
書くのが遅かったか、と悔やまれますが、下を向かずに顔は上に向けたままで。

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さらに使っている生地にも特徴が。
スウェット生地を裏使いし、裏毛が表になっています。
裏毛だからこんな粗野な雰囲気の焦げができたのかな、なんて感じてしまっていますが、これは僕の勝手な妄想ですので悪しからず。

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上述したように色味はBlackのみ。
フェードした退廃的な雰囲気が感じられ、Whiteには出せない良さがあるかと思います。

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デザイン、加工、シルエット、色味、全てがFujimotoらしい退廃的な雰囲気、だけどどこか品も感じるような仕上がり。
こればかりは実際に着てみないとわからなそうです。

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Burned Sweat Shirts with Wings ¥41,800 (in tax)

1人の人間としても上に向かって歩み続けたい、なんて考えている僕にも寄り添ってくれそうです。
力強くもあり、優しさもある声で、顔を上に向けよう、と寄り添ってくれるFujimotoのBurned Sweat Shirts with Wingsを是非。

池田

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    こんばんは。池田です。 何やら西日本から梅雨が明け始めてきましたね。例年においてはもう少し長い気がしますし、実際もう少し長いはず。もちろん梅雨明けすることは喜ばしい限りではありますが、気温においてはまるで喜ばしくないですよね。もはや真夏の様相を呈してしまっているものの、さらに気温が高まるともなるともう危険でしかありません。ここ数年の春においても春ものを着る機会が少なかったところ、今年はさらに少ない、というよりもほとんどなかったですね。来年からはいよいよ二季が現実味を帯びてくることを予想しておきます。 二季が現実味を帯びてきようとも季節においては抗えないな、と肩を落としている中、先日の定休日には過酷な胃カメラと対峙してきました。もう辛さにおいては過去最も辛いと言っても過言ではないと思っている胃カメラ。案の定辛すぎましたし、案の定涙が溢れました。その辛さの後の検査結果も緊張してしまいましたが、結果においては健康体。ひと安心です。もし結果が悪くて営業できなくなってしまっては元も子もないですし、もしかしたらお酒が飲めなくなってしまうと考えると生き甲斐がなくなってしまうのでね。とはいえ、毎年お酒においては控えるように言われているのでほどほどにしておくことにします。   お酒を控えるという発言においてはまるで信憑性を感じさせない気もしながら、本日はBlanc YMのSILK COTTON SKIPPER SHIRTSのご紹介を。Blanc YMにおいては欠かせない存在の1着かと。 Blanc YMのアイテムは初めてのご紹介にはなりますが、Blanc YMのご紹介においては『始め』に書かせていただいているので気になる方はご覧いただければ。ご紹介とまでは言えない内容かもしれませんが悪しからず。 ということで、こちらのスキッパーシャツはBlanc YMにおいて定番アイテムとして展開されています。Blanc YMを既にご存知の方々からしたら、とやかく僕が書く必要がないほどの存在とも言えるかもしれませんね。それほど確立した存在ではないかと。 デザインにおいては至極シンプルと言えるでしょうか。もちろんシンプルであることは否定できませんが、それだけに留まることはもちろんありません。それだけに留まっていたらセレクトなんてしないので当たり前ですかね。 そんなこんなで見ていただければわかるかと思いますが、シンプルなだけに留まらないと感じさせるのがこのたっぷりとしたシルエット。ワイドシャツとアイテム説明にもある通り、ワイドシャツという名に偽りなしと言えるのではないでしょうか。ことスキッパーシャツにおいて抜けた雰囲気を欲してしまう僕としては、これぞ求めていたもの、と感じてしまいます。   と、ここで終わらないのがこのスキッパーシャツの魅力。通常においては前身頃と後ろ身頃の生地幅は同等程度もしくは後ろ身頃がやや幅広め、という設計が多いかと思います。ただ、このスキッパーシャツにおいては後ろ身頃の生地幅をたっぷりとることで、背面がふわりと膨らみのあるシルエットをもたらしてくれています。試しにポケットに手を突っ込んでみるとたっぷりさがわかりやすいでしょうか。   前後の身頃が同等程度のシャツにおいては背面のサイドタックの恩恵を感じづらいかもしれませんが、このたっぷりの後ろ身頃そもった設計においてはしっかりタックが入れられていることがわかる佇まいになっているかと思います。これも膨らみとともに独特なシルエットを描き出してくれるかもしれませんね。   他の設計部分においてはアームホールがぴんと直線的に走っている点も特徴的かと。身頃のふわりと膨らみあるシルエットとは打って変わっているとも言えそうです。ともなると、袖を捲らずに、むしろボタンを外してだらんとさせたくなってしまうかもしれません。なんて言いながら、僕はことシャツにおいてはボタンを留めずにだらんとさせるスタイルが好きなので、そうしたくなってしまうこと必至なんですけどね。 そこに採用されているのがシルクとコットンの混紡生地となっています。もしよくこの『はなし -diary-』をよくお読みいただいている方がいらっしゃったら、いや、いないか、というのはさておき、数ある生地において僕の最も好みであると言っても過言ではないのがシルクとコットンの混紡生地なんですよね。デザイナーの宮内さんにおいても好みの生地とのことで、案の定僕の好みに刺さりに刺さってしまったわけです。 この刺さりに刺さった生地のシルクについては生産時にどうしても出てしまう棉を使った短めなシルクノイル糸となっています。であるが故に、ネップやムラが生じる生地感に。これがとにかくたまりません。この生地感においては画像ではお伝えしづらいのですが、実物を見ていただければ間違いなく見てとれるネップ感のある表情に仕上がっているので是非実物をご覧いただければと。 それらのネップやムラのある生地感に加えて、ほわりとした空気を含んだような心地良さももたらしてくれています。シルエットに膨らみを感じさせるだけでなく、生地感においても膨らみを感じさせてくれ、より柔らかな存在に昇華した仕上がり。これはネップによる良い野暮感がありつつも軽やかな立ち振る舞いをしてくれており、もう文句なしですね。 シルク混ということもあり、秋冬ものにおいて欠かせない保温性があるだけでなく、通気性も持ち合わせているので真夏以外は着ていただけるかと思います。流石に真夏は厳しいようにも思いつつ、インナーにタンクトップなんかを差し込んでいただければ今の時期も着ていただけるような、厳しいような。薄手ではないのでもしかしたら今の時期も厳しいかもしれませんが、室内で過ごす時間が多い日であれば着ていただける、かなと。 上述したようにシルク混のほわりと膨らみある柔らかな生地が採用されていることに加え、実は設計においても生地の切り替えが少なくなっているため、綺麗な落ち感を映し出してくれているんですよね。シルエットに膨らみがあるとは言ったものの、この落ち感によって愛らし過ぎる印象は受けないはず。むしろ品さえ感じさせる佇まいになっているかと思います。...

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