適す
こんばんは。池田です。
一昨日は定休日ではなかったのですが、お休みをいただき、あるPOP UPのお手伝いをさせていただきました。
某百貨店だったのですが、平日にも関わらず来店数がやはり多かったです。
こんなのんびりとやってる僕からすると、人に酔ってしまうぐらい。
独立する前は同じような環境で働いていた時もありましたが、ブランクが長すぎて適せていませんでした。
そして何より立ちっぱなしのため、疲労度が凄まじかったです。
普段スツールに座りながら作業しているので、あそこまで立っていることはないんですよね。
休憩も喫煙所まで行って、休憩室に行って、となると座れる時間があまり取れず。
こればっかりは自分の責任なんですけどね。
諸々適さない環境ではありましたが、家具という未開の経験をすることができたので、非常に貴重な時間になりました。
そこまで家具に関心はありませんでしたが、改めてビンテージから学んでみようかと思います。
またお手伝いする時があったらお役に立ちたいですしね。
さて、いつまで経っても寒さには適せないな、と思いながら本日ご紹介するのは、山内の塩縮加工コットンリネン・イージーワイドパンツ。
こちらは山内の定番シャツで使われ続けている生地と同様の生地で製作されています。
そのシャツもセレクトしていますので、以降に入荷する予定です。
ベイカーパンツのようなデザインとなっており、カジュアルさとリラックス感を感じられるパンツかと思います。
詳しくは後述しますが、このシワ感が良い抜けになっているのではないでしょうか。
ウエストはゴム入り、ドローコード付きのイージー仕様。
さらに太めのシルエットも相まって、リラックスした雰囲気を醸し出してくれています。
使われている生地は塩縮加工された近江産のコットンリネン。
これが非常に軽く、しゃりっした生地感や接触冷感があるため、非常に心地良いです。
暑い時期に非常に適した生地感のため、夏でもショーツは穿かないという方も、これなら暑さから逃れられるかと思います。
その使用されているコットンリネンの生地自体は、手が透けるほど薄いのですが、強い塩縮加工を施すことで目が詰まり、縦横30%ほど収縮しています。
この加工によってシワ感が生まれたり、ドライタッチな感触になったり、と非常に特徴的な生地感に仕上がるわけです。
まさに快適そのものといったパンツ。
これまた見逃せないのが、どこか儚げな色味。
染色方法は紀州備長炭の超微粒粉末を使用して染め上げられています。
淡いグレーのような染めになっており、少しムラが出ている点も良い雰囲気が出ていますね。
穿いていくうちに段々と色味が薄くなっていくので、その経年変化も楽しみたいところです。
さらに、炭染めならではの消臭、抗菌、防虫などの効果もあるため、これまた夏に適しているというわけです。
夏に穿かない手はないと言わんばかりのパンツですね。
同じ生地を使用したシャツとジャケットも展開、セレクトしているので、セットアップで着ることも可能です。
とはいえ、普段使いであれば単体のほうが現実的かもしれません。
太めのシルエット、独特なシワ感、淡い色味、とシンプルに見えつつもしっかりとした存在感も持ち合わせているので、スタイル問わずに取り入れやすいかと思います。
夏に適したこのパンツを穿いて、さらに暑さから逃れるように避暑地に赴きたいものです。
ファッションは我慢だ、なんて言ったりもしますが、季節に適したものを着たい、という素直な気持ちを叶えてくれる塩縮加工コットンリネン・イージーワイドパンツを、是非。
池田