無用|FADED SILKY TERRY RW SWEAT PANTS|ULTERIOR 23SS|えん -en-

無用

こんばんは。池田です。

近年のファッション業界での問題としてセールの話題が多く出るようになっており、大手のセレクトショップでもセールをしなかったり、セール期間を減らすなどの発表が見られますね。
メディアを血眼で見るぐらい暇な僕は、インタビュー記事などでも度々目に入ってきます。
間違いなく良い傾向ですよね。
定価で販売することが健全ですし。

なんて考えていたのですが、Instagramやメルマガを見ていると、どこもかしこも6月からセールをやっているではありませんか。
セール抑制する、と言っていた記憶のある大手のセレクトショップでも。
いやはや、ほとんどの企業が変わってないんですかね。
小さい規模のセレクトショップや個人で営業しているセレクトショップからすると、そうなってしまうと太刀打ちできなくなることが多いのではないでしょうか。

とはいえ、そんなことを言っている僕も22AWでは早めにセールをスタートしていたので、何も言う権利はないのですが。
そこは反省して現状セールはしていないのですが、そろそろオンシーズンではなくなってしまったアイテムぐらいはセールをしようかな、なんて考えたりはしています。
本来であれば、セールをしない営業でも心配ご無用、と言えるほどになりたいのですが、まだまだそんな大きなことは言えませんので。
セールについては追って告知させていただきます。

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オンシーズンが過ぎても、夏が過ぎればまた着られるから心配ご無用、と意気込みながら本日はULTERIORのFADED SILKY TERRY RW SWEAT PANTSのご紹介を。
既にご紹介済みだからご説明は無用という認識でしたが、SWEAT SHIRTだけしかご紹介してなかったですね、すみません。

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ULTERIORのスウェットアイテムに関しては、もはやご説明など無用な気もしているので、簡潔気味に書こうかと思います。
生地についてはSWEAT SHIRTをご紹介した『あえて』でも書いているので、より詳細が知りたいという方はそちらをご覧ください。

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こちらはシーズンごとに細かなアップデートを繰り返しているULTERIORといえば、と言っても過言ではないアイテムですね。
この穿きやすさに病みつきになっている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
スウェットパンツをほとんど穿いてこなかった僕も、ULTERIORの思惑通り、心を奪われてしまっています。

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魅力はなんと言っても、穿いてみると所謂スウェットパンツには見えない点。
色味も非常に良いというのは承知の上で、僕個人としてはここが最大の魅力だと感じています。

無用|FADED SILKY TERRY RW SWEAT PANTS|ULTERIOR 23SS|えん -en-

その魅力を引き出しているのがアウトシームを取り払った仕様と、アップデートされたパターン。
パターンは直線的にすることで、すとんと落ちるようなシルエットとなり、スラックスのような見え方にもなります。
もちろん生地をしっかりしっかり見てしまえば、スウェットパンツだとわかりますが、遠目に見たらスラックスだと錯覚するのでは、とまで感じさせるでしょうか。

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所謂スウェットパンツのカジュアルさは最上級並みだと勝手な見方をしているのですが、こちらはスラックスのような印象も受けるので、所謂スウェットパンツよりもスタイルを選ばないかと思います。
どんなアイテムと合わせるかなんて心配はご無用、と言わんばかりの1着かと。

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アウトシームが無く、直線的なパターン、それだけの場合、面白みに欠けてしまいそうではありますが、ULTERIORはそんな単純には終わりません。
アウトシームは無いながらも、それ以外のステッチ部分で遊びが加えられています。
その遊びは極端にわかりやすい訳ではなく、よく見ると多少違和感が残る程度となっており、ここにもULTERIORらしさを感じてしまいますね。

また、アップデートはシルエットに加えて、仕様がリバースウィーブに変更されています。
スウェットと言えばリバースウィーブ一択、という方には朗報かもしれませんね。

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そのリバースウィーブ仕様の生地に、表⽷は粗挽き杢グレーの強撚⽷、裏⽷は無撚⽷を使⽤し編み⽴てた裏⽑、中⽷も杢グレーを採用しています。
それらをまず生地に編み立て、そこに染色やブリーチなどを施しています。
そうすることでこの独特なフェード感のある、深い色味に仕上がるわけです。
色味の表現だけでも、そのこだわりぶりが窺えてしまいますね。

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こだわり抜かれた色味でセレクトしたのはHEATHER WHITEとHEATHER REDの2色。
HEATHER WHITEは微かに水色が入ったような淡い色味となっており、白やグレーでは感じられない雰囲気を感じさせるでしょうか。
一方のHEATHER REDはアイテム単体で見ると、なかなか合わせやすさに欠けるような気もしてしまうかもしれませんが、そんな不安要素は無用でございます。
穿いてみると思いのほか、馴染みが良く、合わせたアイテムと手を取り合って仲良くしてくれますよ。

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FADED SILKY TERRY RW SWEAT PANTS HEATHER WHITE,HEATHER RED ¥35,200 (in tax)

簡潔気味に、なんて言った割に長くないか、なんて言われてしまいますかね。
書いてしまったものはもう仕方なしなので、そんな心配は無用ですね。
既に穿いたことがある方はもちろん、まだ穿いたことのない方も、所謂スウェットパンツに感じてしまう不安要素など無用なULTERIORのFADED SILKY TERRY RW SWEAT PANTSを是非。

池田

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  • いかに|Veiled My Tweed Wrap & Bag|Fujimoto 24AW|えん -en-

    いかに

    こんばんは。池田です。 今週の土曜日には友人の結婚式があるんですよね。結婚式を挙げていない友人が多いものの、だんだんと結婚する友人が増えてきている昨今。皆さん結婚できるなんてすごいですね。置いていかれている僕はそんな余裕は一切なし。致し方なし。それにしても最近の結婚式の招待状はLINEで送られてくることにいかにも今どきだな、なんて感じてしまいます。さらにご祝儀もクレジットで支払えるなんて驚き。当日に直接お渡しするなど、参列される方々の手間をいかに減らすことができるのか、という配慮は感謝しかないですね。それでもなんだか味気なく感じてしまうので、僕は当日に直接お渡しすることにしたんですけども。ということで、今週の土曜日は休業日とさせていただきますので、ご了承ください。 いかにも言い訳じみているな、と初手から感じざるを得ない中、今日の営業終了後には先月開催された楽市楽座のお疲れ様会に参加してきます。ご近所のSETAGAYA PARTさんで開催されるので何より楽しみ。ワインバーなのでワインが美味しいのなんの。美味しくてするする飲んでしまうので、いかに酔わずに帰れるかが少し心配なんですけどね。とは言うものの、いかにも二日酔いになりそうな予感。本当に気をつけねば、です。 そんなことを言っているといかにも呑兵衛だと思われてしまいそうな中、本日はFujimotoのVeiled My Tweed Wrap & Bagのご紹介です。いかに身に纏うのか迷うほどの仕上がりかと。 ご紹介が遅れてしまったのには訳がありまして、同じ生地を使ったセットアップもセレクトしていたので、それと同時にご紹介しようと考えていたのですが、ありがたいことにまさかの発売日に即完してしまったんです。このラップバッグは1つだけ生き残っているのでご紹介はできるんですけどね。いかにも言い訳じみていますね。致し方なし。 ということで、こちらのラップバッグは藤本さん渾身とも言えるオリジナルのツイード生地が使われています。これがいかにもFujimotoらしい仕上がり。もはやツイードの域を出てしまったかのような生地感を感じられるかもしれません。 生地感はさることながら、やはりこのもけもけとしたフリンジが良い表情を出してくれていますね。ただ切っただけのようなこのもけもけフリンジもいかにもFujimotoらしいと言えるでしょうか。フリンジがあることで今季のテーマにも繋がるヴェールが表現されているという訳ですね。これまた秀逸。 また、このフリンジも藤本さんご自身が施しており、並々ならぬこだわりが窺えるもの。いかにFujimotoの世界観を作り上げるのか、ということを突き詰めに突き詰めていると感じられますね。たまりませんよ。   そのフリンジからちらりと顔を覗かせるのが台座付きの貝ボタン。台座付きの貝ボタンでもいかにも今季らしさを感じさせますね。流石にわかるかとは思いますが、この貝ボタンで開閉できる仕様になっています。 そしてなんと言っても身に付ける方法、いや身に纏う方法が豊富豊富。なんだか身に纏うという表現の方がしっくりくるんですよね。バッグというよりもアクセサリーの感覚に近いからかもしれません。あくまで僕の個人的見解ですけども。 何はともあれ、いかに身に纏うか迷ってしまうこと必至。このそれぞれ自由に身に纏えるということもいかにもFujimotoらしい点ですよね。毎度書いていますが、LOOKがわかりづらいのなんの。暗めになっていることも相まって、どうなっているのかわからないですが、それで良い、いやそれが良い、といったところ。   まず、最もわかりやすいのはショルダーバッグのように斜め掛けする纏い方でしょうかね。もちろん背面に持っていっても良いのですが、個人的には脇の下あたりだったり、前面にもってきたいな、と。そのほうがバッグとスカーフを行き来するような曖昧さが出せる気がしまして。   それと腰に巻いてウエストバッグのように纏っても良さそうですね。こうするとエプロンのような存在にも見えてくるでしょうか。腰に巻くことでたらりと垂れるショルダーも良い雰囲気を出してくれますし。なんて書きつつ、黒のパンツに合わせてしまったのでわかりづらくて申し訳ないです。   それ以外ではLOOKを参考にもはやバッグとして使う気がないように、首元に巻いたり、頭に巻いても良いかもしれません。いかにもスカーフやバラクラバと言えるでしょうかね。マフラー代わりにもなるこの纏い方、いかにもFujimotoらしいを感じざるを得ないスタイル。 兎にも角にも、バッグでもあり、スカーフでもあり、マフラーでもあり、エプロンでもあり、バラクラバでもある、多才な存在であることは間違いないですね。その時々でいかに身に纏うか考える楽しみをもたらしてくれるはず。ご自由に。 Veiled My Tweed Wrap &...

    いかに

    こんばんは。池田です。 今週の土曜日には友人の結婚式があるんですよね。結婚式を挙げていない友人が多いものの、だんだんと結婚する友人が増えてきている昨今。皆さん結婚できるなんてすごいですね。置いていかれている僕はそんな余裕は一切なし。致し方なし。それにしても最近の結婚式の招待状はLINEで送られてくることにいかにも今どきだな、なんて感じてしまいます。さらにご祝儀もクレジットで支払えるなんて驚き。当日に直接お渡しするなど、参列される方々の手間をいかに減らすことができるのか、という配慮は感謝しかないですね。それでもなんだか味気なく感じてしまうので、僕は当日に直接お渡しすることにしたんですけども。ということで、今週の土曜日は休業日とさせていただきますので、ご了承ください。 いかにも言い訳じみているな、と初手から感じざるを得ない中、今日の営業終了後には先月開催された楽市楽座のお疲れ様会に参加してきます。ご近所のSETAGAYA PARTさんで開催されるので何より楽しみ。ワインバーなのでワインが美味しいのなんの。美味しくてするする飲んでしまうので、いかに酔わずに帰れるかが少し心配なんですけどね。とは言うものの、いかにも二日酔いになりそうな予感。本当に気をつけねば、です。 そんなことを言っているといかにも呑兵衛だと思われてしまいそうな中、本日はFujimotoのVeiled My Tweed Wrap & Bagのご紹介です。いかに身に纏うのか迷うほどの仕上がりかと。 ご紹介が遅れてしまったのには訳がありまして、同じ生地を使ったセットアップもセレクトしていたので、それと同時にご紹介しようと考えていたのですが、ありがたいことにまさかの発売日に即完してしまったんです。このラップバッグは1つだけ生き残っているのでご紹介はできるんですけどね。いかにも言い訳じみていますね。致し方なし。 ということで、こちらのラップバッグは藤本さん渾身とも言えるオリジナルのツイード生地が使われています。これがいかにもFujimotoらしい仕上がり。もはやツイードの域を出てしまったかのような生地感を感じられるかもしれません。 生地感はさることながら、やはりこのもけもけとしたフリンジが良い表情を出してくれていますね。ただ切っただけのようなこのもけもけフリンジもいかにもFujimotoらしいと言えるでしょうか。フリンジがあることで今季のテーマにも繋がるヴェールが表現されているという訳ですね。これまた秀逸。 また、このフリンジも藤本さんご自身が施しており、並々ならぬこだわりが窺えるもの。いかにFujimotoの世界観を作り上げるのか、ということを突き詰めに突き詰めていると感じられますね。たまりませんよ。   そのフリンジからちらりと顔を覗かせるのが台座付きの貝ボタン。台座付きの貝ボタンでもいかにも今季らしさを感じさせますね。流石にわかるかとは思いますが、この貝ボタンで開閉できる仕様になっています。 そしてなんと言っても身に付ける方法、いや身に纏う方法が豊富豊富。なんだか身に纏うという表現の方がしっくりくるんですよね。バッグというよりもアクセサリーの感覚に近いからかもしれません。あくまで僕の個人的見解ですけども。 何はともあれ、いかに身に纏うか迷ってしまうこと必至。このそれぞれ自由に身に纏えるということもいかにもFujimotoらしい点ですよね。毎度書いていますが、LOOKがわかりづらいのなんの。暗めになっていることも相まって、どうなっているのかわからないですが、それで良い、いやそれが良い、といったところ。   まず、最もわかりやすいのはショルダーバッグのように斜め掛けする纏い方でしょうかね。もちろん背面に持っていっても良いのですが、個人的には脇の下あたりだったり、前面にもってきたいな、と。そのほうがバッグとスカーフを行き来するような曖昧さが出せる気がしまして。   それと腰に巻いてウエストバッグのように纏っても良さそうですね。こうするとエプロンのような存在にも見えてくるでしょうか。腰に巻くことでたらりと垂れるショルダーも良い雰囲気を出してくれますし。なんて書きつつ、黒のパンツに合わせてしまったのでわかりづらくて申し訳ないです。   それ以外ではLOOKを参考にもはやバッグとして使う気がないように、首元に巻いたり、頭に巻いても良いかもしれません。いかにもスカーフやバラクラバと言えるでしょうかね。マフラー代わりにもなるこの纏い方、いかにもFujimotoらしいを感じざるを得ないスタイル。 兎にも角にも、バッグでもあり、スカーフでもあり、マフラーでもあり、エプロンでもあり、バラクラバでもある、多才な存在であることは間違いないですね。その時々でいかに身に纏うか考える楽しみをもたらしてくれるはず。ご自由に。 Veiled My Tweed Wrap &...

  • のよう|1-Tack Wide Trousers|SAYATOMO 24AW|えん -en-

    のよう

    より洋服のように。

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    より洋服のように。

  • 偏|24AW style|山内,KUON,satou,Fujimoto,OPPOSE DUALITY,INNAT,YASHIKI,ULTERIOR,POLYPLOID|えん -en-

    偏屈の偏見と偏愛。

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  • それでも|Akane mohair Cardigan|YASHIKI 24AW|えん -en-

    それでも

    それでも同様に。

    それでも

    それでも同様に。

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