二面性|FATIGUE JACKET|INNAT 23SS|えん -en-

二面性

こんばんは。池田です。

最近のONE PIECEは最終章に入っているとともに、ミステリー要素が出てきているため、また新しい面白さに出会えている気がします。
考察界でも言われていますが、扉絵と本編のベガパンクの表情の違いが気になりますね。
サテライトに分けたから変わったのか、今でも二面性があるのか。
表情については特に触れられずに行きそうな気もしつつ、明かされることを楽しみに待ちたいところ。

そして何よりシャンクスの強さといったら、もう言葉が出ません。
とんでもないですね。
あの人から受け継いだ技というのもたまらないですし。
そんなシャンクスも二面性があるのでは、と疑われたりもしてますね。
FILM REDで尾田先生が仰っていた感じからすると、そろそろその疑いは晴らして良いような気が。
どっちにも転んでも面白くなってしまうのでしょうけどね。

二面性|FATIGUE JACKET|INNAT 23SS|えん -en-

二面性とはいっても良い二面性もあるよな、と考えながら本日はINNATの二面性のあるFATIGUE JACKETのご紹介を。
二面性があると感じるのは僕だけかもしれないので、悪しからず。

二面性|FATIGUE JACKET|INNAT 23SS|えん -en-

COLLECTION 01でもFATIGUE JACKETの展開がありましたが、生地が全く異なります。
COLLECTION 01ではキュプラ100%だった一方で、今季はレーヨン、リネン、シルクの混紡生地。
さらにオリジナルのリップストップを製作しています。
説明不要だと思いますが、リップストップはミリタリーアイテムでよく使われる引き裂きなどに強い生地です。

二面性|FATIGUE JACKET|INNAT 23SS|えん -en-

生地感についてどう表現すれば良いのかが定まらないのですが、くたっとしてとろんと落ち感があるイメージ。
イメージが伝わらないことが容易に想像できてしまい、申し訳ないです。
気落ちせずに続けると、そこにちょっとしたネップ感もあり、ぱきぱきの新品というよりも、既に着慣れてる雰囲気を感じさせます。

二面性|FATIGUE JACKET|INNAT 23SS|えん -en-

COLLECTION 01のFATIGUE JACKETは透けるぐらい薄手の生地感だったため、ジャケットというよりシャツに近かったかなと思います。
今季はそれよりも厚めの生地感になっているので、ジャケット感が強いですね。
というより、ジャケットです。

二面性|FATIGUE JACKET|INNAT 23SS|えん -en-

デザインのソースになっているのは言わずもがな、ミリタリーのファティーグジャケット。
大ぶりでマチのあるフラップポケットが4つという最大の特徴もしっかり踏襲しています。
しっかりデザインが踏襲されているので、同じファティーグでもsatouのhatake fatigue jktとは全く異なる佇まいです。
もちろんどちらも心がくすぐられるアイテムなんですけどね。
何故これほどファティーグに手を出してしまうのか、共感していただける方が多いことを願うばかり。

二面性|FATIGUE JACKET|INNAT 23SS|えん -en-

さてミリタリーアイテム、ファティーグジャケット、と聞くとどういったイメージを想起させるでしょうか。
無骨、粗野、重厚、堅牢、といったところでしょうか。
そんなイメージを感じさせないのがINNATらしさに繋がっているかと思います。

その最大の要因はやはりINNATといえばのボタニカルダイによる色味でしょうかね。
FATIGUE JACKETでセレクトしているのはLight purpleとSumikuroの2色。
Sumikuroは継続して紀州備長炭での染色で、新色のLight Purpleはログウッドが使われています。

二面性|FATIGUE JACKET|INNAT 23SS|えん -en-

特にLight purpleが所謂ファティーグジャケットのイメージを払拭して、リラックスした柔らかな印象に昇華してくれているかと思います。
リラックス、優しい、柔らかい、軽い、そんな印象を感じられるでしょうか。
古着などでは到底感じることができない雰囲気に仕上がっているかと。

二面性|FATIGUE JACKET|INNAT 23SS|えん -en-

また、色味だけでなくゆったりとしたシルエットにする点も、リラックス感を感じられる要因になっていますね。
この色味でタイトでストイックなシルエットを想像すると、いや想像すらもやめておきましょう。

二面性|FATIGUE JACKET|INNAT 23SS|えん -en-

ただ、そういった雰囲気だからといって、可愛い、フェミニンなどのイメージが出てしまうわけではなく、あくまでファティーグジャケットとしての雰囲気も感じられる点がINNATらしいバランスだと個人的には思っています。
しっかりファティーグジャケットとしての存在感も残しつつ、色味やシルエットで和らげることで、良い二面性を持ったアイテムに仕上げられているのかなと。
無骨だけどリラックス感があり、重厚だけど軽さがあり、堅牢だけど柔らかさがある、二面性という表現が合っているかはわかりませんが、そんなイメージ。

二面性|FATIGUE JACKET|INNAT 23SS|えん -en-
FATIGUE JACKET Light purple,Sumikuro ¥60,500 (in tax)

二面性を持つことで魅力が増すこともあるんだな、と気付かされたような気が勝手にしてしまいますね。
ファティーグジャケットらしくもあり、ファティーグジャケットらしくない、良い二面性を持ったINNATのFATIGUE JACKETを是非。

池田

online

Instagram

ブログに戻る
  • において

    において

    こんばんは。池田です。 何やら西日本から梅雨が明け始めてきましたね。例年においてはもう少し長い気がしますし、実際もう少し長いはず。もちろん梅雨明けすることは喜ばしい限りではありますが、気温においてはまるで喜ばしくないですよね。もはや真夏の様相を呈してしまっているものの、さらに気温が高まるともなるともう危険でしかありません。ここ数年の春においても春ものを着る機会が少なかったところ、今年はさらに少ない、というよりもほとんどなかったですね。来年からはいよいよ二季が現実味を帯びてくることを予想しておきます。 二季が現実味を帯びてきようとも季節においては抗えないな、と肩を落としている中、先日の定休日には過酷な胃カメラと対峙してきました。もう辛さにおいては過去最も辛いと言っても過言ではないと思っている胃カメラ。案の定辛すぎましたし、案の定涙が溢れました。その辛さの後の検査結果も緊張してしまいましたが、結果においては健康体。ひと安心です。もし結果が悪くて営業できなくなってしまっては元も子もないですし、もしかしたらお酒が飲めなくなってしまうと考えると生き甲斐がなくなってしまうのでね。とはいえ、毎年お酒においては控えるように言われているのでほどほどにしておくことにします。   お酒を控えるという発言においてはまるで信憑性を感じさせない気もしながら、本日はBlanc YMのSILK COTTON SKIPPER SHIRTSのご紹介を。Blanc YMにおいては欠かせない存在の1着かと。 Blanc YMのアイテムは初めてのご紹介にはなりますが、Blanc YMのご紹介においては『始め』に書かせていただいているので気になる方はご覧いただければ。ご紹介とまでは言えない内容かもしれませんが悪しからず。 ということで、こちらのスキッパーシャツはBlanc YMにおいて定番アイテムとして展開されています。Blanc YMを既にご存知の方々からしたら、とやかく僕が書く必要がないほどの存在とも言えるかもしれませんね。それほど確立した存在ではないかと。 デザインにおいては至極シンプルと言えるでしょうか。もちろんシンプルであることは否定できませんが、それだけに留まることはもちろんありません。それだけに留まっていたらセレクトなんてしないので当たり前ですかね。 そんなこんなで見ていただければわかるかと思いますが、シンプルなだけに留まらないと感じさせるのがこのたっぷりとしたシルエット。ワイドシャツとアイテム説明にもある通り、ワイドシャツという名に偽りなしと言えるのではないでしょうか。ことスキッパーシャツにおいて抜けた雰囲気を欲してしまう僕としては、これぞ求めていたもの、と感じてしまいます。   と、ここで終わらないのがこのスキッパーシャツの魅力。通常においては前身頃と後ろ身頃の生地幅は同等程度もしくは後ろ身頃がやや幅広め、という設計が多いかと思います。ただ、このスキッパーシャツにおいては後ろ身頃の生地幅をたっぷりとることで、背面がふわりと膨らみのあるシルエットをもたらしてくれています。試しにポケットに手を突っ込んでみるとたっぷりさがわかりやすいでしょうか。   前後の身頃が同等程度のシャツにおいては背面のサイドタックの恩恵を感じづらいかもしれませんが、このたっぷりの後ろ身頃そもった設計においてはしっかりタックが入れられていることがわかる佇まいになっているかと思います。これも膨らみとともに独特なシルエットを描き出してくれるかもしれませんね。   他の設計部分においてはアームホールがぴんと直線的に走っている点も特徴的かと。身頃のふわりと膨らみあるシルエットとは打って変わっているとも言えそうです。ともなると、袖を捲らずに、むしろボタンを外してだらんとさせたくなってしまうかもしれません。なんて言いながら、僕はことシャツにおいてはボタンを留めずにだらんとさせるスタイルが好きなので、そうしたくなってしまうこと必至なんですけどね。 そこに採用されているのがシルクとコットンの混紡生地となっています。もしよくこの『はなし -diary-』をよくお読みいただいている方がいらっしゃったら、いや、いないか、というのはさておき、数ある生地において僕の最も好みであると言っても過言ではないのがシルクとコットンの混紡生地なんですよね。デザイナーの宮内さんにおいても好みの生地とのことで、案の定僕の好みに刺さりに刺さってしまったわけです。 この刺さりに刺さった生地のシルクについては生産時にどうしても出てしまう棉を使った短めなシルクノイル糸となっています。であるが故に、ネップやムラが生じる生地感に。これがとにかくたまりません。この生地感においては画像ではお伝えしづらいのですが、実物を見ていただければ間違いなく見てとれるネップ感のある表情に仕上がっているので是非実物をご覧いただければと。 それらのネップやムラのある生地感に加えて、ほわりとした空気を含んだような心地良さももたらしてくれています。シルエットに膨らみを感じさせるだけでなく、生地感においても膨らみを感じさせてくれ、より柔らかな存在に昇華した仕上がり。これはネップによる良い野暮感がありつつも軽やかな立ち振る舞いをしてくれており、もう文句なしですね。 シルク混ということもあり、秋冬ものにおいて欠かせない保温性があるだけでなく、通気性も持ち合わせているので真夏以外は着ていただけるかと思います。流石に真夏は厳しいようにも思いつつ、インナーにタンクトップなんかを差し込んでいただければ今の時期も着ていただけるような、厳しいような。薄手ではないのでもしかしたら今の時期も厳しいかもしれませんが、室内で過ごす時間が多い日であれば着ていただける、かなと。 上述したようにシルク混のほわりと膨らみある柔らかな生地が採用されていることに加え、実は設計においても生地の切り替えが少なくなっているため、綺麗な落ち感を映し出してくれているんですよね。シルエットに膨らみがあるとは言ったものの、この落ち感によって愛らし過ぎる印象は受けないはず。むしろ品さえ感じさせる佇まいになっているかと思います。...

    において

    こんばんは。池田です。 何やら西日本から梅雨が明け始めてきましたね。例年においてはもう少し長い気がしますし、実際もう少し長いはず。もちろん梅雨明けすることは喜ばしい限りではありますが、気温においてはまるで喜ばしくないですよね。もはや真夏の様相を呈してしまっているものの、さらに気温が高まるともなるともう危険でしかありません。ここ数年の春においても春ものを着る機会が少なかったところ、今年はさらに少ない、というよりもほとんどなかったですね。来年からはいよいよ二季が現実味を帯びてくることを予想しておきます。 二季が現実味を帯びてきようとも季節においては抗えないな、と肩を落としている中、先日の定休日には過酷な胃カメラと対峙してきました。もう辛さにおいては過去最も辛いと言っても過言ではないと思っている胃カメラ。案の定辛すぎましたし、案の定涙が溢れました。その辛さの後の検査結果も緊張してしまいましたが、結果においては健康体。ひと安心です。もし結果が悪くて営業できなくなってしまっては元も子もないですし、もしかしたらお酒が飲めなくなってしまうと考えると生き甲斐がなくなってしまうのでね。とはいえ、毎年お酒においては控えるように言われているのでほどほどにしておくことにします。   お酒を控えるという発言においてはまるで信憑性を感じさせない気もしながら、本日はBlanc YMのSILK COTTON SKIPPER SHIRTSのご紹介を。Blanc YMにおいては欠かせない存在の1着かと。 Blanc YMのアイテムは初めてのご紹介にはなりますが、Blanc YMのご紹介においては『始め』に書かせていただいているので気になる方はご覧いただければ。ご紹介とまでは言えない内容かもしれませんが悪しからず。 ということで、こちらのスキッパーシャツはBlanc YMにおいて定番アイテムとして展開されています。Blanc YMを既にご存知の方々からしたら、とやかく僕が書く必要がないほどの存在とも言えるかもしれませんね。それほど確立した存在ではないかと。 デザインにおいては至極シンプルと言えるでしょうか。もちろんシンプルであることは否定できませんが、それだけに留まることはもちろんありません。それだけに留まっていたらセレクトなんてしないので当たり前ですかね。 そんなこんなで見ていただければわかるかと思いますが、シンプルなだけに留まらないと感じさせるのがこのたっぷりとしたシルエット。ワイドシャツとアイテム説明にもある通り、ワイドシャツという名に偽りなしと言えるのではないでしょうか。ことスキッパーシャツにおいて抜けた雰囲気を欲してしまう僕としては、これぞ求めていたもの、と感じてしまいます。   と、ここで終わらないのがこのスキッパーシャツの魅力。通常においては前身頃と後ろ身頃の生地幅は同等程度もしくは後ろ身頃がやや幅広め、という設計が多いかと思います。ただ、このスキッパーシャツにおいては後ろ身頃の生地幅をたっぷりとることで、背面がふわりと膨らみのあるシルエットをもたらしてくれています。試しにポケットに手を突っ込んでみるとたっぷりさがわかりやすいでしょうか。   前後の身頃が同等程度のシャツにおいては背面のサイドタックの恩恵を感じづらいかもしれませんが、このたっぷりの後ろ身頃そもった設計においてはしっかりタックが入れられていることがわかる佇まいになっているかと思います。これも膨らみとともに独特なシルエットを描き出してくれるかもしれませんね。   他の設計部分においてはアームホールがぴんと直線的に走っている点も特徴的かと。身頃のふわりと膨らみあるシルエットとは打って変わっているとも言えそうです。ともなると、袖を捲らずに、むしろボタンを外してだらんとさせたくなってしまうかもしれません。なんて言いながら、僕はことシャツにおいてはボタンを留めずにだらんとさせるスタイルが好きなので、そうしたくなってしまうこと必至なんですけどね。 そこに採用されているのがシルクとコットンの混紡生地となっています。もしよくこの『はなし -diary-』をよくお読みいただいている方がいらっしゃったら、いや、いないか、というのはさておき、数ある生地において僕の最も好みであると言っても過言ではないのがシルクとコットンの混紡生地なんですよね。デザイナーの宮内さんにおいても好みの生地とのことで、案の定僕の好みに刺さりに刺さってしまったわけです。 この刺さりに刺さった生地のシルクについては生産時にどうしても出てしまう棉を使った短めなシルクノイル糸となっています。であるが故に、ネップやムラが生じる生地感に。これがとにかくたまりません。この生地感においては画像ではお伝えしづらいのですが、実物を見ていただければ間違いなく見てとれるネップ感のある表情に仕上がっているので是非実物をご覧いただければと。 それらのネップやムラのある生地感に加えて、ほわりとした空気を含んだような心地良さももたらしてくれています。シルエットに膨らみを感じさせるだけでなく、生地感においても膨らみを感じさせてくれ、より柔らかな存在に昇華した仕上がり。これはネップによる良い野暮感がありつつも軽やかな立ち振る舞いをしてくれており、もう文句なしですね。 シルク混ということもあり、秋冬ものにおいて欠かせない保温性があるだけでなく、通気性も持ち合わせているので真夏以外は着ていただけるかと思います。流石に真夏は厳しいようにも思いつつ、インナーにタンクトップなんかを差し込んでいただければ今の時期も着ていただけるような、厳しいような。薄手ではないのでもしかしたら今の時期も厳しいかもしれませんが、室内で過ごす時間が多い日であれば着ていただける、かなと。 上述したようにシルク混のほわりと膨らみある柔らかな生地が採用されていることに加え、実は設計においても生地の切り替えが少なくなっているため、綺麗な落ち感を映し出してくれているんですよね。シルエットに膨らみがあるとは言ったものの、この落ち感によって愛らし過ぎる印象は受けないはず。むしろ品さえ感じさせる佇まいになっているかと思います。...

  • 始め|Blanc YM|えん -en-

    始め

    お取り扱い始めます。

    始め

    お取り扱い始めます。

  • 刻む|Over Dyed Highneck L/S Tee|Fujimoto 25SS|えん -en-

    刻む

    刻むに刻んだもの。

    刻む

    刻むに刻んだもの。

  • いくつ|12Pocket Panel TRS|OPPOSE DUALITY|えん -en-

    いくつ

    いくつあっても。

    いくつ

    いくつあっても。

1 4