頑
こんばんは。池田です。
残暑、秋の入り口、と連日気温に苦言やら期待やらを書いてしまっていますが、今日はしっかり残暑。
というよりも夏本番の気温。
昨日は秋の気配を感じられたのですが、また憂いが舞い戻ってきてしまいました。
秋は頑なに姿を見せてくれませんね。
来週は今のところ気温が下がる予報ではあるので、それまでこの暑さを頑張って乗り越えたいところ。
そろそろ気温に苦言を呈するのも終わらせたいですし。
秋雨前線の頑張りに期待しよう、と応援しつつ、読み返していたるろうに剣心は無事読み終えました。
やはり面白いですね。
ただ、個人的には志々雄と沖田が好きなので、最後の敵はその2人が良かったな、なんて思ってしまうんですけども。
縁の巴への頑なな気持ちがあるからこそ、最後の敵になったことは十分承知の上。
余計なお世話ですね。
あとは斉藤が北海道で頑張っている姿を描いた物語が見てみたいものです。
何せ斉藤も好きなので。
あの頑なに牙突のみでの戦い、痺れます。
というわけで、次はシャーマンキングでも読むことにしましょうかね。
気温と漫画のことを頑なに書き続けるんだな、と一辺倒であることがあからさまになりながら、本日はsatouのhalf zip tokkuri knitのご紹介を。
頑なであることが魅力の仕上がりです。
こちらは22AWで展開されたハーフジップニットの復刻として今季も登場しました。
アイテム名自体はそこから変更がありますが、23AWのtokkuri knitから引き継いだ形です。
22AWのものは個人的にも着ていますが、これが非常に良いアイテムだったので、こうして復刻するのは喜びをひとしお。
こうして復刻を果たしたハーフジップニット、デザインやアイテム名が引き継がれているだけでなく、使用している生地も引き継がれているもの。
ここではSuper Extra Fine Lambという柔らかさや滑らかさを持ち合わせた糸を使い、それに強撚がかけられています。
その糸を使った畦編みニットとなっているのですが、ウール特有のちくちくとした生地感ではなく、やや乾いたような生地感が特徴的かと。
この畦編みとデザインの相性が良い気がしてしまうんですよね。
さらりとした天竺も良いですが、このざっくりとした表情だからこそ出る雰囲気があると言いますか。
デザインのどのような部分が相性が良いのか頑なに言わないわけではありませんよ。
そんなこんなでデザインについて。
ソースとなっているのはミリタリーのハーフジップニットです。
よく見かけるものはモックネックほどの首周りが多いように思いますが、こちらはかなりのハイネック仕様。
実際ミリタリーものでもハイネック仕様もありますけどね。
それをベースにしながら、佐藤さんのお爺様が着ていたタートルネックのニットをイメージしたデザインに。
ここがまさにsatouらしさであり、それを頑なに継続。
やはりsatouのアイテムにはこういった表現を求めてしまうんですよね。
お爺様が着ていたタートルネックのニット、とあるように、それを如実に感じさせるこの野暮ったい雰囲気。
これが非常に良い。
上述した畦編みとの相性の良さは、この野暮ったさからきていると個人的には感じています。
satouのアイテムは一貫してそう言えるかもしれませんが、この頑なに現代的なものに寄せないようなところが魅力のひとつでもある気がしてしまうんですよね。
もちろん野暮ったいという表現は良い意味でですし、古臭いというわけでもありません。
どこか哀愁を漂わせる、という表現が合っているでしょうか。
その良い野暮ったさを感じさせるのが、サイズ感であったり、強めに効いたリブ、畦編みの表情、頑なに主張することのないジップ。
と要所要所でそう感じさせるでしょうか。
22AWと同様にこれは良い雰囲気が出ていますよ。
加えて、特徴的なこのハイネック仕様。
かなり高めの設計となっているので、すっぽりと首を頑張って守ってくれるほど。
高さがある設計であるが故に、ジップの開け具合や折り方次第で様々な着方も楽しめるところも良いですね。
半分ほど開けて折ってみたり、全て閉めて折ってみたり、全て閉めて折らずにすっぽりと首を頑張って守ってみたり、開け放ってみたり。
どちらかというと、ジップを閉じている方が頑固者に見えるかもしれません。
流石に無理な表現ですね。
表現の幅が広がるように頑張ります。
ちなみに袖はダブルに折り返されていますが、折らずにも着られますよ。
裾のリブは幅が広めとなっていたり、強めに効いていたりするので、やや上気味に鎮座していただいて溜めて着たりしても良いかと思います。
溜めて着るとより野暮ったさを感じられて、個人的にはその着方が好きだったりするんですよね。
こればかりは頑なに野暮ったさを追求していきたい所存です。
あくまで僕は、ですけども。
そして色味はyamabukiとblackの2色。
yamabukiは紅葉のような表情を感じさせ、頑張って落葉しないように必死になっているのかもしれません。
一方のblackは言わずもがな、と頑なに言ってしまうほどの安心感があり、いついかなる時でも寄り添ってくれるはず。
どちらもまた違った魅力があるので、どちらにするか頑張って決断せねば、ですね。
頑張り過ぎるのも良くないですが、頑なに変えない意志は必要だと感じさせるでしょうか。
引き続き頑固とも言えるほど頑なに良い野暮ったさを放ち続けてくれているsatouのhalf zip tokkuri knitを是非。
池田