離れ|Holding S/C Oxford Shoulder Bag|Fujimoto 25SS|えん -en-

離れ

こんばんは。池田です。

先日も書きましたがようやく髪を切りに行ったものの、定休日にも関わらず自転車で全く同じ道を通るので、なんだか定休日の感覚が薄まってしまった気もしてしまったんですよね。
もちろんいつもの場所とは離れているんですけども。
それはさておき、池尻の美容院に行っているので三軒茶屋まで世田谷通りを通って行くわけですが、毎度のこと複数のお店が入れ替わっている事実に驚いてしまいます。
以前もこんなことを書いていたのでは、と思われた方の記憶からは離れていない事実な気もしてしまいますが、本当に入れ替わりが激しいのでお許しを。
お許しをいただきつつ、特に飲食店の入れ替わりが顕著な気がしています。
やはり世田谷通りともなると主要な駅などから離れている所が多いことが原因なのでしょうか。
原因が明らかになることはもちろんありませんが、どうにか定着して地元感のある近辺の雰囲気を保って欲しいものです。

僕もいつここから離れてしまうのかわからないんですけどね、と反面教師にしようと考える中、母の日が終わってすぐにやってきた父の誕生日。
母の日から離れず間髪入れないなんて困ったものですね。
上述したように先週の定休日は髪を切ること意識が向き過ぎてしまい、何も準備できていないという事態が起きてしまっています。
今さら憂いてしまっても仕方ないので、明後日の定休日にでも買いに行こうかと。
母の日とは違い、父はお酒を控える生活とはかけ離れているので悩まずお酒を買いましょうかね。
万が一、父がこれを読んでいたら先出し情報になってしまうので、読んでいませんように。

離れ|Holding S/C Oxford Shoulder Bag|Fujimoto 25SS|えん -en-

何故先出し情報を書くことから離れることができなかったのか、と自分でも理解が及ばなくなりながら、本日はFujimotoのHolding S/C Oxford Shoulder Bagのご紹介を。
それとは離れた存在だからこそ感じられる世界観を携えた仕上がりかと。

離れ|Holding S/C Oxford Shoulder Bag|Fujimoto 25SS|えん -en-

こちらはアイテム名にもある通り、ショルダーバッグとされているわけですが、それに留まらないようにも感じてしまったり。
何はともあれ、これまでもショルダーバッグのようでもあり、ウエストバッグのようでもあり、サコッシュのようでもあり、ベストのようでもあり、ストールのようでもあり、といった所謂バッグとはかけ離れたものが多かったかと思います。
どれも形容しがたい仕上がりではあったものの、だからこそFujimotoの世界観を存分に感じられるんですよね。

離れ|Holding S/C Oxford Shoulder Bag|Fujimoto 25SS|えん -en-

という今季のショルダーバッグも相変わらずショルダーと呼んでも良いのかわからないわけですが、結んでみると短めになるのでメッセンジャーバッグのような佇まいと言えるでしょうか。
記憶が定かだとは言い難いのですが、展示会で藤本さんご自身が、メッセンジャーバッグを製作するならやはりFujimotoの世界観を感じられて他とは離れたものにしたかった、と仰っていた気がします。
定かではないので受け流していただきたいですが、そこまでかけ離れたことではないと思いつつ、自信はないんですけどね。

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そのショルダーは太めな設定とされていますが、何やらバッグ本体部分に繋がる部分に切り込みが。
半分ほど切り込みが施されており、大胆なデザインではないものの、どこか只者ではない雰囲気を感じてしまうでしょうか。
そもそもショルダーバッグのショルダーが切れているという、バッグにおいてはあってはならないことをデザインとして落とし込むあたり、所謂ショルダーバッグとは離れた存在に仕上がっていてたまりませんよね。

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さらに切り込み部分がちょうど肩の部分に収まってくれたりもするんですよね。
ショルダーが太すぎると居心地の悪さを感じてしまうこともあるかとは思いますが、こちらは収まりが良いので悪い関係のように離れてしまうことはないはず。
もちろん結ぶ長さであったり、掛ける位置によっては収まらなかったりもしますのでお見知りおきを。

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という切り込み部分をいつもと離れることなくテーマに当てはめてみましょうかね。
切り込みともなると、何かから離れるため断ち切ろうとしていることが落とし込まれているのかもしれません。
その断ち切る対象は偽りの姿でしょうね。

どうしても同居してしまう偽りの姿という存在。
あくまであるがまま姿を保つべく、それとの関係から離れようともがいているのでしょうか。
誰しも完全に離れて断ち切ることができないことが半分の切り込みによって表現されているのかもしれません。
毎度お馴染みの僕の勝手な解釈なんですけどね。

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それとショルダー部分が結ぶ仕様とされているともなると、腰巻きしてみるのもFujimotoらしいスタイルにできるのかもしれません。
こうなるともはやバッグとしての存在から離れてしまいますが、スタイルを自由に楽しむこともFujimotoならではですしね。
流石にストールのように首に巻くことは現実的ではないかもしれませんが、それぞれの身につけ方を楽しんでいただければ。

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バッグということで肝心の収納に関してですが、ファスナー仕様の本体部分とフラップポケットが鎮座しています。
ファスナーの収納はマチがつけられてはいるものの、ぱんぱんに物を詰めることからは離れた方が良い佇まいをしてくれる気がしてしまうんですよね。
もはや何も入れなくても良いのでは、と思ってしまったりも。

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そしてここに採用されている生地についてはシルクとコットンの混紡オックス生地です。
これについてはPrinted S/C Oxford Less Jacketをご紹介した『切る』と離れていない内容、というよりも同様の内容になるかと思いますのでご了承ください。
たとえ同様だとしても、このシルク混の生地はFujimotoらしさ溢れるものに仕上がっているので見逃せませんのでね。

シルク混であることがFujimotoらしい表情を感じられるのですが、それに加えてストーンバイオ加工が施されることによって毛羽だったような表情に仕上がっています。
この毛羽だった粗野な表情をひと目見るとなんだかざりざりとした硬めな生地感と思ってしまいそうですが、その印象とは離れた柔らかさを感じていただけるかと。
そのおかげでメッセンジャーバッグらしくそっと体に寄り添ってくれるはず。

離れ|Holding S/C Oxford Shoulder Bag|Fujimoto 25SS|えん -en-
Holding S/C Oxford Shoulder Bag ¥40,700 (in tax)

どうしても同居してしまう偽りの姿から離れようという気概を感じさせるショルダーの切り込みが施されることで、所謂ショルダーバッグとは離れた存在に仕上がったFujimotoのHolding S/C Oxford Shoulder Bagを是非。

池田

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