裏
こんばんは。池田です。
ボロ市も無事に終了、と思っていた矢先、ボロ市用に買い込んでいたお酒たちが冷蔵庫の中で凍ってしまう惨事にあってしまいました。
普段よりも多く冷蔵庫に入れていたため、冷蔵庫内の冷却度を高めていたことが原因で全てとまではいかないものの、かなりの数が凍ってしまうことに。
満杯とも言えるほどにお酒を詰め込んでいたので、普段通りだと冷えづらいかと思ってしっかり冷えるように設定したにも関わらず、その期待とは裏腹に凍るなんて悲し過ぎます。
凍ってしまっても飲めなくなることはないと裏はとれているのですが、それでもやはり味が変わってしまうみたいですね。
あまり美味しく味わえないかもしれませんが、捨ててしまうのは勿体無いので飲みますけども。
なんだか冷蔵庫に裏切られた気分です。
凍ってしまわないように自動で調整できるようになってくれないかな、なんて。
冷蔵庫に裏切られた訳ではなく自分の管理不足という事実としっかり向き合う中、ボロ市で出品していた『ひょうねん』の作品がInstagramに投稿されているのを父が発見していました。
コメントで褒めていただいていたり、いやはや嬉しい限り。
趣味の延長線上で作っているという裏事情もあるので、売れようが売れまいがどちらでも良かったのですが、まさか投稿していただける方がいらっしゃるなんて。
おそらくその方はご購入いただいたわけではないにしろ、その裏で気に入っていただけていたら申し分なし。
それならば、と『ひょうねん』のアカウントからもしっかりいいねを押すあざとさも見せつけておきました。
到底売れるとは思いませんが、来年のボロ市に向けてのんびりと作っていきましょうかね。
それにしてももう少しフォロワーさんが増えるだろうという予想とは裏腹に増えなさすぎるだろう、と悲しみに明け暮れながら、本日はsatouのknit shirt cardiganとkimono half pantsのご紹介を。
良い裏の顔を垣間見せてくれる仕上がりのアイテムたちかと。
satouの25SSのデリバリーは他のアイテムでは既に始まっていましたが、セレクトしていたアイテムではこちらがお初。
今季はこれまでよりもアイテム数も増える佐藤さんの気合いの入りようが窺えるシーズンになっているかと思います。
であるが故に、これまでよりも頭を悩ませる裏事情があったこともまた事実。
その悩む時間が至福とも言える楽しみなんですけどね。
というわけで、突然ですが、佐藤さんが得意としているカテゴリーをご存知の方はいらっしゃるでしょうか。
これまでの展開で考えると、シャツあたりを思い浮べる方が多そうな気も。
もしシャツを思い浮かべたとすると、その予想は裏切られることに。
佐藤さんが得意としているのは、そう、ニット。
なぞなぞのように書いてみましたが、既に画像を載せているのでわかりますよね。
それは良しとして、ニットが得意という佐藤さんの裏の顔が垣間見えるように、今季は得意のニットのアイテムがこれまでよりも充実しています。
ニット好きな僕としては嬉々としてしまう充実ぶり。
それでも全てをセレクトできない悲しい現実があるんですけれども。
本音では全てをセレクトしたいところではありますが、ニット以外のアイテムもセレクトしたいですし、裏ではニット専業のYASHIKIという存在もあったり、と厳選せねばならない状況になっていました。
全てセレクトできる力がないことが悔やまれますね。
悔やんでいても仕方ないので、本題へ。
このアイテムたちに共通するニットに使われているのはコットンとリネンとなっており、表にはリネン糸、裏には強撚の綿糸によって編まれています。
ここで気付かれた方はニット好きかもしれません。
そうなんです、YASHIKIではもはやお馴染みとなっているプレーティング編みが採用されています。
YASHIKIでは表裏で異なる色味の糸を使用することが多いですが、こちらは糸自体が異なったプレーティング編みで仕上げたもの。
だからと言って色味が全く同じなわけではなく、表裏での色味の差も楽しむことができます。
リネンによる表は薄めの藤色、コットンによる裏は濃いめの藤色、といったところ。
やはりこの表裏で異なる色味があるからこそ感じられる奥行きがなんとも良い表情をしてくれています。
加えて、両アイテムともに、リブなどの要所要所で色味が切り替えられており、さらに奥行きが増した表情に。
もしかしたら表面上だけでなく裏の顔も見せてくれているのかもしれませんね。
決して悪い裏の顔ではなく、良い裏の顔ですのでね。
そんなニットを使用したシャツカーディガンとショーツ。
シャツカーディガンは襟付きのシャツ仕様とされており、フロントは平紐仕様となっています。
襟付きとはいえ、平紐仕様となることで仰々しさとは裏腹に軽快な佇まいを感じられるでしょうかね。
リネン混の生地感も相まって、気兼ねなく軽快に羽織っていただけるはず。
何よりプレーティング編みの本領を発揮してくれるのが羽織ものだと思ってしまうんですよね。
プルオーバーの場合は色味の異なる裏側が顔を覗かせることはないものの、羽織ものの場合はフロントを留めなければ裏の顔を覗かせてくれますし。
風でふわりと靡いた時なんかに奥行きを見せてくれるのは羽織だからこそ成せること。
これは颯爽と靡かせて裏側を覗かせたいですね。
一方のショーツは脇の接ぎがない仕様となっており、着物というだけあって平面的な設計に仕上げられています。
タックなどは入っていないですが、ウエストのドローコードをぎゅっと絞っていただければ、タックが入ったかのようなシルエットに。
シルエット自体はかなりワイドに仕上げられているため、一見するとスカートのようにも見えてくるかもしれませんね。
流石にショーツでは裏の顔は覗かせてくれないか、と落胆してしまいそうですが、裾がカットオフになっているので、そこからしっかり裏の顔を覗かせてくれますよ。
定かではありませんが、このカールするカットオフの仕様は佐藤さんの策略だと感じざるを得ません。
まさかここで佐藤さんの策士という裏の顔も垣間見えるなんて。
確実に策略に飲み込まれてしまっていますね。
表面上だけでなく裏の側面を理解することで良い関係性が生まれることを示唆してくれているのでしょうか。
表裏で異なる糸を使用したプレーティング編みを採用し、裏側を覗かせることで奥行きを感じられる仕上がりで、ニットを得意とする佐藤さんの裏の顔が垣間見えるknit shirt cardiganとkimono half pantsを是非。
池田