精緻
こんばんは。池田です。
9月も今週で終わり、来週から10月に突入してしまいますね。
24SSの展示会もほとんど終わったので、来月は美術館やギャラリーを周ろうかと思っています。
定休日に展示会に行っていたため、残念ながら見ることができなかったものもあったんですよね。
行けなくもないけど、疲れてるしな、というのが理由であることが事実なのですが。
来月は気を取り直して、可能な限り見たい展示に行けるよう精緻な予定組みをしていこうと思います。
そして何度も書いている楽しいコレクションウィークは真っ只中。
やはりここ数シーズン続いているように、過度なデザインのコレクションは少なく、精緻で潔さのあるデザインが多い気がしますね。
ブランドの伝統や職人を讃えているかのようなコレクション、とでも言いましょうか。
巷では”クワイエット・ラグジュアリー”なんて言われていますが、個人的にはあまりぴんとは来ない表現なんですよね。
かといって、どう表現するかは全く思い浮かばないのですが。
表現の良し悪しはともかく、そんな精緻な”クワイエット・ラグジュアリー”なコレクションを見ていると、その波をもろともせずに前面に主張したデザインをするブランドを見るのも楽しみのひとつ。
そんな楽しいコレクションはまだ続くので、何回も書いてしまいそうですが、その時はご愛嬌で。
精緻な雰囲気のある大人になりたいな、と思いつつ、それだと近寄りがたくなってしまうかな、なんて将来を見据えながら、本日はFUJIのStripe pure Cotton Shirtのご紹介です。
精緻な雰囲気を纏った1着。
まず見てみると非常にベーシックなデザインだと感じられますかね。
ぱっと見ただけでも、着やすそうな、どんなアイテムにも馴染んでくれるような、そんな印象です。
とはいえ、シンプル一辺倒なわけではなく、主張の強すぎない、精緻で繊細なストライプが自然な表情を映し出してくれているかと。
優しい色味も相まって、そっと寄り添ってくれる、そんな存在になってくれそうですね。
その精緻で繊細なストライプ生地はオーガニックコットンを採用しています。
直接的にオーガニックコットンであることがわかるわけではないですが、一貫してオーガニックコットンを採用している点が、FUJIとしての姿勢を感じられますね。
ベーシック、シンプル、となんだか特徴がなさそうだ、なんて思われてしまうかもしれませんが、もちろんそんなことはなく。
リラックス感のある雰囲気を漂わせつつも、しっかりとフラシ芯を使用しています。
さらに縫製も非常に細かく、シャツとしての精緻な作り込みにこだわりを感じていただけるかと。
リラックスした雰囲気の中に力強さも兼ね備えた1着に仕上がっていますね。
サイズ感としてはゆったりとしているものの、大きすぎない程良さがあるかと思います。
主演も張れるし、助演としても立ち回れる、柔軟性に富んでいますかね。
そして色味はgreenとblueの2色。
greenは彩度はそこまで高くなく、どちらかというと明度が高いような、他ではあまり見ない色味かと思います。
blueはよりベーシックな印象も受け、合わせるアイテムを全く選ばなそう。
greenが合わせづらいわけではないので、どちらにするか頭を抱えそうでしょうか。
精緻な心を持てたら穏やかな生活を送れそうだ、なんて羨ましくなってしまう仕上がり。
自然なリラックス感がありつつも、精緻な作り、精緻なストライプが魅力的なFUJIのStripe pure Cotton Shirtを是非。
池田