お初
こんばんは。池田です。
僕がファッションに興味を持ち始めたのは中学生頃だったと思います。
ファッションだけでなく、大抵のことは兄から影響を受けていました。
ファッション目覚めたての頃に、兄が好きだった某ドメスティックブランドのショップに初めて行った時の緊張は今でも忘れられません。
その頃のドメスティックブランドのスタッフが怖いのなんの。
中学生だったのでより怖くて緊張していました。
緊張し過ぎて無愛想だったのかもわからずに怖がっていたというのが事実ですけどね。
そんな怖い思いをしたものの、その当時そのショップにいたスタッフは後の僕の大先輩になり、今でも仲良くさせていただいています。
とはいえ、裏原前世の時を経験できなかったのが残念だなと思うばかりです。
そんな初体験をした中学生時代でしたが、20代後半に入っても初体験をすることは多いものです。
本日ご紹介するVINTAGE FADED TERRY SWEAT PANTSもそのひとつです。
正直なところスウェットパンツを穿いたことがありません。
どうしても僕が穿くとパジャマ感が強くなってしまうので、買う候補には全くと言っていいほどあがってきませんでした。
ULTERIORのVINTAGE FADED TERRY SWEAT PANTS出会うまでは。
RW SWEAT SHIRTと同様の生地を使っているので、生地の詳細に関しては昨日書いた『所謂』をご覧いただければと思います。
結論として、VINTAGE FADED TERRY SWEAT PANTSは全くパジャマ感はなく、むしろスラックスなんじゃないかぐらいの感覚になります。
もちろん生地がスウェットなので、スラックスとは違いますが、所謂スウェットパンツとは一線を画していると思います。
そんな感覚に陥る理由として、アウトシームをなくすことで生まれる、すとんと落ちるような直線的なシルエットが大きいです。
太過ぎず、細過ぎずなサイズ感も相まって、非常に綺麗な落ち感が出ます。
裾のリブを無くしたことも印象を変えた要素ですね。
パジャマ感だったりスポーツ感が拭えています。
裾絞って穿きたいという方もいらっしゃるかと思いますが、ドローコードもついているので自由にアレンジしてみてください。
ステッチであったり、股下のリブの切り替えも遊び心を感じ、良いアクセントになっています。
股下からのステッチは画像を載せたかったのですが、良い感じに撮れず、引け目を感じる仕上がりになってしまったので、直接見てみてください。
生地詳細は割愛するとしても、やはりフェードしたような色味の良さもしっかりと感じられます。
スウェットといえばの一般的な杢グレーやネイビーとは全く異なる雰囲気を感じられるのではないかと思います。
こんな楽な穿き心地で綺麗めに見えるのは、もはや罪悪感を感じてしまいますね。
罪悪感とともに穿きまくってしまう未来が見えてしまいます。
シャンクスに見聞殺しをされなければ。
スラックスのようだという感覚は穿いてみていただかないとわからないので、是非直接穿いてみていただきたい1着です。
スラックスとまではいかなくても、一般的なスウェットパンツとは全く異なるということはご理解いただけると思います。
”いやいや、スウェットは所詮スウェットだろ”という方、一度だけ穿いてみてください。
もちろんそれ以外の方も穿きにいらしてくださいね。
池田