捉え方
こんばんは。池田です。
以前もパリコレなどについて書きましたが、それぞれのメディアによってブランドの評価や捉え方が異なるので、比較することも楽しみのひとつです。
ただ、楽しみではあるのですが、やはり外部であるメディアが評価することに対しては懐疑的です。
最終的に評価して購入するのはお客様ですからね。
ひとりの記者、編集者として評価するのであれば懐疑的にはなりませんが、そのメディアとしての意見だと、あまり良くないと勝手に思ってしまいます。
批評を書いた記事をユーザーが見て、そのブランドに対する見方が変わってしまうかもしれないですし。
とは言いつつ、コレクションの批評がメディアを見ている方にどこまで影響しているかはわかりませんし、メディアを見て勝手に考察して楽しんでいるだけ、という独り言でした。
独り言はさておき、本日ご紹介するのは先日入荷のあったWOOL FLANNEL MIL-PANTSです。
同素材を使用したWOOL FLANNEL F/T PARKAは『間違いない』、WOOL FLANNEL MIL-JKTは『妖艶』でご紹介していますので、お時間がある際にご覧いただけますと幸いです。
アイテム名を見ればわかりますが、上述したアイテムたちと同様にWOOL FLANNEL MIL-PANTSはミリタリーアイテムから着想を得ています。
その着想源はフレンチアーミーのカーゴパンツ。
カーゴパンツとは言っても、両サイドのフラップポケットはついていないため、よりシンプルな印象を受けますね。
膝部分にはダーツが入っているので、オーバーパンツをイメージしていただいた方がわかりやすいかもしれません。
ダーツ部分などのミリタリーアイテム特有の要素を残しつつ、上品でミニマムなデザインに仕上げられています。
裾にはドローコードがついているので、シルエットを変えることも可能です。
意識しているわけではないのですが、セレクトしているパンツで裾を絞れる仕様がやけに多い気がしますね。
感覚的に好きなんだと思います。
また、ウエストもドローコード仕様なので楽ちんです。
先にオーバーパンツと言いましたが、シルエットはそこまで極端に太いわけでなく、ややゆったりしたシルエット。
裾を絞らずに穿くと少しフレアしたような見え方にもなります。
生地については既に『間違いない』と『妖艶』でご紹介しているので、ここでは簡単に。
エクストラファインメリノウールの高密度フランネルになっているので、光沢感のある非常に上品な雰囲気を漂わせます。
ミリタリーアイテムとは言いつつ、ミニマムなデザイン、上品な生地、という点から、スラックスという捉え方をしても良いかもしれません。
合わせるアイテムによってミリタリーアイテムらしく映るか、スラックスらしく映るかが変わりそうなアイテムですかね。
非常に軽い上に防寒性もあるパンツなので、秋冬は重宝すること間違いなし、と僕は思っています。
アイテムをあまり選ばずに合わせられると思うので、パンツを迷ったらとりあえず穿いてしまえ、ぐらいの感覚ですかね。
あくまで僕の感覚なので、どう捉えるかは皆さんにお任せします。
ミリタリーパンツ、スラックス、どのような捉え方でその日穿くかを考えることが楽しくなるWOOL FLANNEL MIL-PANTSを是非。
池田