懐かしさと新鮮さ
こんばんは。池田です。
ニュースなどで”〇〇から何年”、”〇〇周年”などを聞くと、懐かしく感じつつ、時の流れの早さに驚かされることが多くなってきました。
この時間の早さで、これからどんどん懐かしく感じることが多くなっていく、と考えると恐ろしいですね。
ただ、そういったニュースなどを見ると懐かしさだけでなく、新鮮な気持ちになることもありますね。
何年前に流行って衰退したけど、今見ると新鮮だったり。
ここ数年で言うと”Y2K”ですかね。
となると、流行の”移り変わり”というより、”サイクル”の方がしっくりくる気がします。
大して意味は変わらないと思いますけど。
さて、本日はそのように懐かしさと新鮮さを勝手に感じた、ULTERIORのWOOL SILK TWEED S/C COATのご紹介です。
ULTERIORの22AWアイテムはこちらで最後のデリバリーになります。
なぜ懐かしさを感じたかというと、某ドメブラで初めてアウターを購入したのが、ショールカラーコートだったからです。
恐らくファッションに目覚めてから、当時としては奮発したお買い物だったと思います。
その時のショールカラーコートはそこまでゆるさはなく、今の僕からすると細身なシルエットだった記憶があります。
今は手元にないので曖昧な記憶ですけど。
それ以降にショールカラーのアイテムをあまり買うことがなかったので、展示会でいざ着てみると新鮮な気持ちに。
そんな気持ちは忘れて、入荷されて着てみるとまた改めて新鮮だなと感じました。
思い出話が長くなってしまったので、本題に戻りますね。
僕が持っていたものとは裏腹に、ゆったりとしたシルエットのショールカラーコートになります。
このゆるさがあってこそ。
画像だとゆったり感を伝えづらいのですが、身幅もしっかりと取ってあります。
伝えづらいというよりも、もはや細めに見えてしまいますかね。
申し訳ないです。
ショールカラーについては、首元にボタンが付けらているので、そこでとめていただければスタンドカラーのようにもなる仕様です。
ショールカラーでウエストベルトで閉める、もしくは開けてポケットに入れるか垂らす、ボタンはとめずにそのままだらんと、首元ボタンをとめて少しストイックに、とひとつのアイテムだけで様々な着方を楽しめてしまいます。
箱ポケットについてはかなり大ぶりなので、バッグを持ちたくない派の方には嬉しいポイントですね。
さらにチェンジポケットも付けられているのですが、こちらは腕を下ろした際に自然に手が入るよう、緻密に計算された配置になっています。
このチェンジボタンはULTERIORに詳しい方にはお馴染みかもしれませんね。
初耳という方には言葉だけではわかりづらいかもしれませんが、これが本当に手を入れやすいんですよね。
実際に着てみないとわからないディテールなので、気になる方は是非着てみてください。
生地については同素材を使用したWOOL SILK TWEED EASY SLACKSをご紹介した『生で』で既に書いているので、簡単に。
使用している生地はウールシルクツイードです。
ヘリンボーンではあるのですが、変速的な柄になっているため、良い不均衡さを感じさせますね。
感じさせますね、と言いながらもかなり濃いネイビーで画像だとまたもやわかりづらいので、ご興味ある方は『生で』に色を調整した画像があるので見ていただければと思います。
従来のツイードとは異なり、非常に柔らかく、軽く、ふっくらとした生地感になっています。
ゆったりしたサイズ感なので生地量も多いはずなのですが、全くストレスなく着ることができる仕上がりでたまらない。
色味は上述したように濃いネイビーなので、汎用性が非常に高い点は言わずもがな。
合わせはあまり悩まずにばさっと羽織って、颯爽と街中に繰り出していただきたいですね。
もちろん何も考えずに颯爽と繰り出したら、まずいことにもなりかねないので、多少なりとも考えてアイテムを選んでくださいね。
僕のように懐かしさと新鮮さを感じた方なんてほとんどいないと思いますが、懐かしい、新鮮、かっこいい、お洒落、生地感がたまらない、長く着られそう、合わせに困らなそう、色んな着方ができて楽しそう、などなどと感じた方は是非。
池田