なのに|yosogi wide slacks|satou 24AW|えん -en-

なのに

こんばんは。池田です。

極めて少ないであろう僕の『はなし -diary-』をお読みいただいている皆さまは古着はどれぐらい購入されるのでしょうか。
新品のみ購入される方、新品と古着が半々の方、流石にお読みいただいていなそうですが古着のみを購入される方、様々いらっしゃるかと思いますが、僕は流石に新品の方が多いです。
それはそうですよね。
主に新品を取り扱っている立場なのに古着ばかり買っていたらあまり説得力ないですし。
もちろんそういった方もいらっしゃるとは思いますけども。
とはいえ、僕も古着は大好きなのでお取り扱いさせていただいているブランドと合わせることも多々あります。
そんな中で毎週水曜日は古着のみのスタイルにしようと制定しました。
知らんがなですよね。
それなのに勝手に宣言してみました。
新品も古着も楽しみたいのでね。

勝手な宣言なのにお読みいただけてたら幸せ者だな、なんて希望を抱いている中、衆議院選挙が公示されましたね。
昨日が公示日なのに出勤する時間には既に立候補者の選挙ポスターが貼られていました。
速ぎて驚き。
そこまで急がなくても、と思いつつ、貼る数も相当ありそうなので近所が速かっただけかもしれませんけどね。
いざポスターを見てみると、なかなか高圧的なことが書かれているものも。
政治に携わる立場なのにそんなこと書いて良いのか、なんて思ってしまいました。
その方の事務所がまさかの商店街の近くにできたことにも驚き。
ご近所なら応援したいところですが、なんとも。
とりあえずは見守るしかなさそうです。

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大事な衆議院選挙なのに当日はお祭りだから期日前投票に行くしかないな、と予定をたてながら、本日はsatouのyosogi wide slacksのご紹介です。
それなのにそれだけに留まらない仕上がりかと。

なのに|yosogi wide slacks|satou 24AW|えん -en-

こちらのソースとなっているのは、変形学生服であるドカン。
ボンタンはもちろん知っていたのですが、恥ずかしながらドカンという名称を知らず、ボンタンの1種だと思っていました。
清々しい学生生活を送っていたので変形学生服とは無縁だった、と無知なだけなのに言い訳しておくことにします。

なのに|yosogi wide slacks|satou 24AW|えん -en-

気を取り直しまして。
そのドカンをイメージしたデザインで、スラックスとして仕上げられています。
ドカンなのにスラックス、スラックスなのにドカン。
相反するような存在ではありますが、ドカンをソースとするあたりが実にsatouらしいところ。

なのに|yosogi wide slacks|satou 24AW|えん -en-
 
なのに|yosogi wide slacks|satou 24AW|えん -en-

ドカンと言えばのずどんと太いシルエットは健在。
シルエットはもちろんのことウエスト背面のVカットであったり、クロスしたベルトループ、ハイウエストで穿くための低めのベルトループ、といった要素も踏襲されています。

なのに|yosogi wide slacks|satou 24AW|えん -en-
 
なのに|yosogi wide slacks|satou 24AW|えん -en-

せっかくなのでその周辺を続けまして、フロントやバックポケットに使われているのが松山の砥部焼による陶器ボタン。
漆塗のウッドボタンもそうですが、こういった伝統ある技術を使ったものを採用するところもsatouらしさ。
目立たない部分なのにこのこだわりようが佐藤さんの矜持なのかもしれませんね。

なのに|yosogi wide slacks|satou 24AW|えん -en-

また、バックポケットの砥部焼ボタンに目がいきがちかもしれませんが、やはりこのぽてっと立体的になっている点も触れずにはいられません。
財布をバックポケットに入れ続けたデニムのようなぽてっと感、非常に愛らしいんですよね。
ドカンなのに愛らしい、となると、まだ思春期で自分を強く見せようとしているのでしょうか。
早く落ち着きを持ってほしいものですね。

なのに|yosogi wide slacks|satou 24AW|えん -en-

よくわからない例えは置いておいて、フロントには2タックが入れられていたり、センタークリースが入れられていたり、とドカンなのにすっとした佇まいを感じられるでしょうかね。
ドカン由来のかなりの太さを誇りながらも、生地も相まってドカンなのに主張を前面にしてくることのないシルエットかと。
変形学生服好きの高校生には少し物足りないかもしれませんけども。

なのに|yosogi wide slacks|satou 24AW|えん -en-
 
なのに|yosogi wide slacks|satou 24AW|えん -en-

そこに採用している生地は、コットン、リネン、ウールの混紡でストライプ地です。
先に思春期なんて例えていましたが、生地ではドカンなのにクラシックな表情にするためにこのストライプ地を採用。
生地からは思春期を超えて落ち着きに落ち着いた大人な表情を感じられるでしょうか。
無理矢理感が否めませんね。
ちなみに腰裏はsatouと言えばの八重蔵さんの綾織を備えているので、優しい心地良さをもたらしてくれていますよ。

なのに|yosogi wide slacks|satou 24AW|えん -en-
yosogi wide slacks ¥39,600 (in tax)

まだ夏日なのに秋冬ものを楽しみたくなってしまう困った存在かもしれませんね。
変形学生服のドカンがソースなのにバックポケットによる愛らしさや生地による落ち着きを感じられ、細かい部分なのに佐藤さんの矜持も窺える仕上がりのsatouのyosogi wide slacksを是非。

池田

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    こんばんは。池田です。 何やら西日本から梅雨が明け始めてきましたね。例年においてはもう少し長い気がしますし、実際もう少し長いはず。もちろん梅雨明けすることは喜ばしい限りではありますが、気温においてはまるで喜ばしくないですよね。もはや真夏の様相を呈してしまっているものの、さらに気温が高まるともなるともう危険でしかありません。ここ数年の春においても春ものを着る機会が少なかったところ、今年はさらに少ない、というよりもほとんどなかったですね。来年からはいよいよ二季が現実味を帯びてくることを予想しておきます。 二季が現実味を帯びてきようとも季節においては抗えないな、と肩を落としている中、先日の定休日には過酷な胃カメラと対峙してきました。もう辛さにおいては過去最も辛いと言っても過言ではないと思っている胃カメラ。案の定辛すぎましたし、案の定涙が溢れました。その辛さの後の検査結果も緊張してしまいましたが、結果においては健康体。ひと安心です。もし結果が悪くて営業できなくなってしまっては元も子もないですし、もしかしたらお酒が飲めなくなってしまうと考えると生き甲斐がなくなってしまうのでね。とはいえ、毎年お酒においては控えるように言われているのでほどほどにしておくことにします。   お酒を控えるという発言においてはまるで信憑性を感じさせない気もしながら、本日はBlanc YMのSILK COTTON SKIPPER SHIRTSのご紹介を。Blanc YMにおいては欠かせない存在の1着かと。 Blanc YMのアイテムは初めてのご紹介にはなりますが、Blanc YMのご紹介においては『始め』に書かせていただいているので気になる方はご覧いただければ。ご紹介とまでは言えない内容かもしれませんが悪しからず。 ということで、こちらのスキッパーシャツはBlanc YMにおいて定番アイテムとして展開されています。Blanc YMを既にご存知の方々からしたら、とやかく僕が書く必要がないほどの存在とも言えるかもしれませんね。それほど確立した存在ではないかと。 デザインにおいては至極シンプルと言えるでしょうか。もちろんシンプルであることは否定できませんが、それだけに留まることはもちろんありません。それだけに留まっていたらセレクトなんてしないので当たり前ですかね。 そんなこんなで見ていただければわかるかと思いますが、シンプルなだけに留まらないと感じさせるのがこのたっぷりとしたシルエット。ワイドシャツとアイテム説明にもある通り、ワイドシャツという名に偽りなしと言えるのではないでしょうか。ことスキッパーシャツにおいて抜けた雰囲気を欲してしまう僕としては、これぞ求めていたもの、と感じてしまいます。   と、ここで終わらないのがこのスキッパーシャツの魅力。通常においては前身頃と後ろ身頃の生地幅は同等程度もしくは後ろ身頃がやや幅広め、という設計が多いかと思います。ただ、このスキッパーシャツにおいては後ろ身頃の生地幅をたっぷりとることで、背面がふわりと膨らみのあるシルエットをもたらしてくれています。試しにポケットに手を突っ込んでみるとたっぷりさがわかりやすいでしょうか。   前後の身頃が同等程度のシャツにおいては背面のサイドタックの恩恵を感じづらいかもしれませんが、このたっぷりの後ろ身頃そもった設計においてはしっかりタックが入れられていることがわかる佇まいになっているかと思います。これも膨らみとともに独特なシルエットを描き出してくれるかもしれませんね。   他の設計部分においてはアームホールがぴんと直線的に走っている点も特徴的かと。身頃のふわりと膨らみあるシルエットとは打って変わっているとも言えそうです。ともなると、袖を捲らずに、むしろボタンを外してだらんとさせたくなってしまうかもしれません。なんて言いながら、僕はことシャツにおいてはボタンを留めずにだらんとさせるスタイルが好きなので、そうしたくなってしまうこと必至なんですけどね。 そこに採用されているのがシルクとコットンの混紡生地となっています。もしよくこの『はなし -diary-』をよくお読みいただいている方がいらっしゃったら、いや、いないか、というのはさておき、数ある生地において僕の最も好みであると言っても過言ではないのがシルクとコットンの混紡生地なんですよね。デザイナーの宮内さんにおいても好みの生地とのことで、案の定僕の好みに刺さりに刺さってしまったわけです。 この刺さりに刺さった生地のシルクについては生産時にどうしても出てしまう棉を使った短めなシルクノイル糸となっています。であるが故に、ネップやムラが生じる生地感に。これがとにかくたまりません。この生地感においては画像ではお伝えしづらいのですが、実物を見ていただければ間違いなく見てとれるネップ感のある表情に仕上がっているので是非実物をご覧いただければと。 それらのネップやムラのある生地感に加えて、ほわりとした空気を含んだような心地良さももたらしてくれています。シルエットに膨らみを感じさせるだけでなく、生地感においても膨らみを感じさせてくれ、より柔らかな存在に昇華した仕上がり。これはネップによる良い野暮感がありつつも軽やかな立ち振る舞いをしてくれており、もう文句なしですね。 シルク混ということもあり、秋冬ものにおいて欠かせない保温性があるだけでなく、通気性も持ち合わせているので真夏以外は着ていただけるかと思います。流石に真夏は厳しいようにも思いつつ、インナーにタンクトップなんかを差し込んでいただければ今の時期も着ていただけるような、厳しいような。薄手ではないのでもしかしたら今の時期も厳しいかもしれませんが、室内で過ごす時間が多い日であれば着ていただける、かなと。 上述したようにシルク混のほわりと膨らみある柔らかな生地が採用されていることに加え、実は設計においても生地の切り替えが少なくなっているため、綺麗な落ち感を映し出してくれているんですよね。シルエットに膨らみがあるとは言ったものの、この落ち感によって愛らし過ぎる印象は受けないはず。むしろ品さえ感じさせる佇まいになっているかと思います。...

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