取り持つ|2PLEAT DENIM SLACKS|kontor 23AW|えん -en-

取り持つ

こんばんは。池田です。

先日の定休日には、予定していたように衣替えを終えることができました。
案外時間がかかることはなく、大掃除ほどではないにしろ、普段よりも隅々まで掃除ができてなんだか良い気分に。
それにしても改めて自分でも驚くほどのニットの量でした。
そのほとんどがYASHIKIなのですが、毎シーズン買っていればそうなるよな、と痛感。
YASHIKIだけに限らず、ニット好きとしては収納問題が切っても切れないですよね。
ニットが好きな気持ちと収納問題を取り持つにはどうすれば良いのでしょう。
収納にも限界がありますし、売ったりもしたくないですし。
悩みの種は積み上がるばかりですね。

悩みを抱えているものの、衣替えのタイミングとしては大正解だったのでは、と言えるほどの気温になりましたね。
天気予報がしっかり当たり、秋めいた快晴で心も晴れている気がします。
ようやく厚手のアイテムやレイヤードが本格的に楽しめる時期になったので、嬉しい限り。
とはいえ、気温が下がると営業中の足元の冷えが凄まじくなってしまうことも悩みの種。
冷えの解消と見た目を取り持つ方法を絶賛募集したいところです。
aligatoswool socksだけでは解消できないほどなので。
悩みは尽きないですね。

取り持つ|2PLEAT DENIM SLACKS|kontor 23AW|えん -en-

ニットで別注なんてしておいて収納問題と取り持つ気はないだろう、と気付きつつ、本日はkontorの2PLEAT DENIM SLACKSのご紹介です。
僕とは違い、取り持つことができている1着です。

取り持つ|2PLEAT DENIM SLACKS|kontor 23AW|えん -en-

こちらは22AWで展開していた定番のモデルがベースになっています。
全く同じというわけではなく、2プリーツやセンタープレスが施されたデザインに。
そのため、より立体感とすっきりとした印象を取り持つことができていますかね。

取り持つ|2PLEAT DENIM SLACKS|kontor 23AW|えん -en-

それに加え、アイテム名にもあるように、スラックスのような雰囲気も漂っているかと。
デニムでありながらも、スラックスのようでもある、両極端とも言えるようなアイテムの要素をしっかりと取り持つことができているのではないでしょうか。
どちらかの要素が飛び抜けたり、疎かにしすぎてしまったりすると、バランスが悪くなってしまい、中途半端な仕上がりになってしまいそうですが、中途半端さを微塵も感じないバランス具合。

取り持つ|2PLEAT DENIM SLACKS|kontor 23AW|えん -en-

もちろん2プリーツやセンタープレス、テーパードといった仕様もスラックスのような端正さが出せているのですが、個人的にはポケットやステッチもそう感じさせる要因な気がしています。
まずフロントのポケットについてはスラッシュポケットになっているため、デニムよりもスラックスの感覚に近いかなと。
使いやすさを考えてもスラッシュポケットに軍配が上がると思っているんですよね。
ポケットに手を入れがちな方は共感していただけるはず。

取り持つ|2PLEAT DENIM SLACKS|kontor 23AW|えん -en-

一方のバックポケットには、四角いパッチポケットが付けられています。
これだけでも所謂デニムとは異なるデザインではあるのですが、加えてパッチポケットバックヨークのシームを取り持つように一体となっている点も特徴的。
ポケットとシームという普通であれば分けて捉えられる要素を一体にすることで、よりすっきりとしたミニマムな印象に仕上がっているのではないでしょうか。

取り持つ|2PLEAT DENIM SLACKS|kontor 23AW|えん -en-

ステッチも生地との関係を取り持つかの如く、黒で統一されており、両者どちらかが主張するわけでもなく、寄り添っているかのよう。
オレンジなどのステッチで所謂なものも良いのですが、カジュアルな方向に振りすぎない要素としては欠かせない気がしますね。

取り持つ|2PLEAT DENIM SLACKS|kontor 23AW|えん -en-

とここまではどちらかと言うと、デニムの要素を取り払っていたかと思いますが、色味についてはデニムらしい良さを感じられるかと思います。
ややフェードしたかのような色味に仕上げられており、背筋を伸ばしすぎていない程良い雰囲気。
黒のリジッドデニムだと硬い雰囲気になりそうですし、これ以上フェードしたような色味だとスラックスの要素を取り持つことができなそうですしね。

取り持つ|2PLEAT DENIM SLACKS|kontor 23AW|えん -en-

デニムでもあり、スラックスのようでもある。
さらに程良いフェードした色味。
これなら合わせるアイテムを困らせない、良い意味で八方美人な面もあるでしょうかね。

取り持つ|2PLEAT DENIM SLACKS|kontor 23AW|えん -en-
2PLEAT DENIM SLACKS ¥33,000 (in tax)

関係性を取り持つことは大変だよな、と改めて感じさせてくれる仕上がり。
デニムとスラックスの要素を取り持つことができ、他のアイテムとの関係性も取り持つことができるkontorの2PLEAT DENIM SLACKSを是非。

池田

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  • いかに|Veiled My Tweed Wrap & Bag|Fujimoto 24AW|えん -en-

    いかに

    こんばんは。池田です。 今週の土曜日には友人の結婚式があるんですよね。結婚式を挙げていない友人が多いものの、だんだんと結婚する友人が増えてきている昨今。皆さん結婚できるなんてすごいですね。置いていかれている僕はそんな余裕は一切なし。致し方なし。それにしても最近の結婚式の招待状はLINEで送られてくることにいかにも今どきだな、なんて感じてしまいます。さらにご祝儀もクレジットで支払えるなんて驚き。当日に直接お渡しするなど、参列される方々の手間をいかに減らすことができるのか、という配慮は感謝しかないですね。それでもなんだか味気なく感じてしまうので、僕は当日に直接お渡しすることにしたんですけども。ということで、今週の土曜日は休業日とさせていただきますので、ご了承ください。 いかにも言い訳じみているな、と初手から感じざるを得ない中、今日の営業終了後には先月開催された楽市楽座のお疲れ様会に参加してきます。ご近所のSETAGAYA PARTさんで開催されるので何より楽しみ。ワインバーなのでワインが美味しいのなんの。美味しくてするする飲んでしまうので、いかに酔わずに帰れるかが少し心配なんですけどね。とは言うものの、いかにも二日酔いになりそうな予感。本当に気をつけねば、です。 そんなことを言っているといかにも呑兵衛だと思われてしまいそうな中、本日はFujimotoのVeiled My Tweed Wrap & Bagのご紹介です。いかに身に纏うのか迷うほどの仕上がりかと。 ご紹介が遅れてしまったのには訳がありまして、同じ生地を使ったセットアップもセレクトしていたので、それと同時にご紹介しようと考えていたのですが、ありがたいことにまさかの発売日に即完してしまったんです。このラップバッグは1つだけ生き残っているのでご紹介はできるんですけどね。いかにも言い訳じみていますね。致し方なし。 ということで、こちらのラップバッグは藤本さん渾身とも言えるオリジナルのツイード生地が使われています。これがいかにもFujimotoらしい仕上がり。もはやツイードの域を出てしまったかのような生地感を感じられるかもしれません。 生地感はさることながら、やはりこのもけもけとしたフリンジが良い表情を出してくれていますね。ただ切っただけのようなこのもけもけフリンジもいかにもFujimotoらしいと言えるでしょうか。フリンジがあることで今季のテーマにも繋がるヴェールが表現されているという訳ですね。これまた秀逸。 また、このフリンジも藤本さんご自身が施しており、並々ならぬこだわりが窺えるもの。いかにFujimotoの世界観を作り上げるのか、ということを突き詰めに突き詰めていると感じられますね。たまりませんよ。   そのフリンジからちらりと顔を覗かせるのが台座付きの貝ボタン。台座付きの貝ボタンでもいかにも今季らしさを感じさせますね。流石にわかるかとは思いますが、この貝ボタンで開閉できる仕様になっています。 そしてなんと言っても身に付ける方法、いや身に纏う方法が豊富豊富。なんだか身に纏うという表現の方がしっくりくるんですよね。バッグというよりもアクセサリーの感覚に近いからかもしれません。あくまで僕の個人的見解ですけども。 何はともあれ、いかに身に纏うか迷ってしまうこと必至。このそれぞれ自由に身に纏えるということもいかにもFujimotoらしい点ですよね。毎度書いていますが、LOOKがわかりづらいのなんの。暗めになっていることも相まって、どうなっているのかわからないですが、それで良い、いやそれが良い、といったところ。   まず、最もわかりやすいのはショルダーバッグのように斜め掛けする纏い方でしょうかね。もちろん背面に持っていっても良いのですが、個人的には脇の下あたりだったり、前面にもってきたいな、と。そのほうがバッグとスカーフを行き来するような曖昧さが出せる気がしまして。   それと腰に巻いてウエストバッグのように纏っても良さそうですね。こうするとエプロンのような存在にも見えてくるでしょうか。腰に巻くことでたらりと垂れるショルダーも良い雰囲気を出してくれますし。なんて書きつつ、黒のパンツに合わせてしまったのでわかりづらくて申し訳ないです。   それ以外ではLOOKを参考にもはやバッグとして使う気がないように、首元に巻いたり、頭に巻いても良いかもしれません。いかにもスカーフやバラクラバと言えるでしょうかね。マフラー代わりにもなるこの纏い方、いかにもFujimotoらしいを感じざるを得ないスタイル。 兎にも角にも、バッグでもあり、スカーフでもあり、マフラーでもあり、エプロンでもあり、バラクラバでもある、多才な存在であることは間違いないですね。その時々でいかに身に纏うか考える楽しみをもたらしてくれるはず。ご自由に。 Veiled My Tweed Wrap &...

    いかに

    こんばんは。池田です。 今週の土曜日には友人の結婚式があるんですよね。結婚式を挙げていない友人が多いものの、だんだんと結婚する友人が増えてきている昨今。皆さん結婚できるなんてすごいですね。置いていかれている僕はそんな余裕は一切なし。致し方なし。それにしても最近の結婚式の招待状はLINEで送られてくることにいかにも今どきだな、なんて感じてしまいます。さらにご祝儀もクレジットで支払えるなんて驚き。当日に直接お渡しするなど、参列される方々の手間をいかに減らすことができるのか、という配慮は感謝しかないですね。それでもなんだか味気なく感じてしまうので、僕は当日に直接お渡しすることにしたんですけども。ということで、今週の土曜日は休業日とさせていただきますので、ご了承ください。 いかにも言い訳じみているな、と初手から感じざるを得ない中、今日の営業終了後には先月開催された楽市楽座のお疲れ様会に参加してきます。ご近所のSETAGAYA PARTさんで開催されるので何より楽しみ。ワインバーなのでワインが美味しいのなんの。美味しくてするする飲んでしまうので、いかに酔わずに帰れるかが少し心配なんですけどね。とは言うものの、いかにも二日酔いになりそうな予感。本当に気をつけねば、です。 そんなことを言っているといかにも呑兵衛だと思われてしまいそうな中、本日はFujimotoのVeiled My Tweed Wrap & Bagのご紹介です。いかに身に纏うのか迷うほどの仕上がりかと。 ご紹介が遅れてしまったのには訳がありまして、同じ生地を使ったセットアップもセレクトしていたので、それと同時にご紹介しようと考えていたのですが、ありがたいことにまさかの発売日に即完してしまったんです。このラップバッグは1つだけ生き残っているのでご紹介はできるんですけどね。いかにも言い訳じみていますね。致し方なし。 ということで、こちらのラップバッグは藤本さん渾身とも言えるオリジナルのツイード生地が使われています。これがいかにもFujimotoらしい仕上がり。もはやツイードの域を出てしまったかのような生地感を感じられるかもしれません。 生地感はさることながら、やはりこのもけもけとしたフリンジが良い表情を出してくれていますね。ただ切っただけのようなこのもけもけフリンジもいかにもFujimotoらしいと言えるでしょうか。フリンジがあることで今季のテーマにも繋がるヴェールが表現されているという訳ですね。これまた秀逸。 また、このフリンジも藤本さんご自身が施しており、並々ならぬこだわりが窺えるもの。いかにFujimotoの世界観を作り上げるのか、ということを突き詰めに突き詰めていると感じられますね。たまりませんよ。   そのフリンジからちらりと顔を覗かせるのが台座付きの貝ボタン。台座付きの貝ボタンでもいかにも今季らしさを感じさせますね。流石にわかるかとは思いますが、この貝ボタンで開閉できる仕様になっています。 そしてなんと言っても身に付ける方法、いや身に纏う方法が豊富豊富。なんだか身に纏うという表現の方がしっくりくるんですよね。バッグというよりもアクセサリーの感覚に近いからかもしれません。あくまで僕の個人的見解ですけども。 何はともあれ、いかに身に纏うか迷ってしまうこと必至。このそれぞれ自由に身に纏えるということもいかにもFujimotoらしい点ですよね。毎度書いていますが、LOOKがわかりづらいのなんの。暗めになっていることも相まって、どうなっているのかわからないですが、それで良い、いやそれが良い、といったところ。   まず、最もわかりやすいのはショルダーバッグのように斜め掛けする纏い方でしょうかね。もちろん背面に持っていっても良いのですが、個人的には脇の下あたりだったり、前面にもってきたいな、と。そのほうがバッグとスカーフを行き来するような曖昧さが出せる気がしまして。   それと腰に巻いてウエストバッグのように纏っても良さそうですね。こうするとエプロンのような存在にも見えてくるでしょうか。腰に巻くことでたらりと垂れるショルダーも良い雰囲気を出してくれますし。なんて書きつつ、黒のパンツに合わせてしまったのでわかりづらくて申し訳ないです。   それ以外ではLOOKを参考にもはやバッグとして使う気がないように、首元に巻いたり、頭に巻いても良いかもしれません。いかにもスカーフやバラクラバと言えるでしょうかね。マフラー代わりにもなるこの纏い方、いかにもFujimotoらしいを感じざるを得ないスタイル。 兎にも角にも、バッグでもあり、スカーフでもあり、マフラーでもあり、エプロンでもあり、バラクラバでもある、多才な存在であることは間違いないですね。その時々でいかに身に纏うか考える楽しみをもたらしてくれるはず。ご自由に。 Veiled My Tweed Wrap &...

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    のよう

    より洋服のように。

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    偏屈の偏見と偏愛。

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    それでも

    それでも同様に。

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