存分に
こんばんは。池田です。
来季のパリコレが始まりましたね。
既にミラノでは開幕していたので、それぞれのコレクションを忙しなく見ていましたが、これから数日はさらに忙しなくなりそうです。
ただ、話題としてはもしかしたらパリコレよりも、急遽発表されたあのデザイナーのデビューコレクションのほうが強いかもしれませんね。
もちろんそのコレクションを見ましたが、とにかくそのデザイナーの個性を存分に感じられる内容でした。
賛否両論が多々出てきそうではありますが、個人的には良かったのではないかと。
ブランドの歴史も存分に調べ上げていたことでしょうしね。
そんな賛否両論が巻き起こるメディアも存分に楽しもう、とわくわくしている中、ようやく梅雨入りしたみたいですね。
なんて言いながらも、今日はしっかりと晴れて気温も高く、初夏の陽気を存分に感じられるほどですけど。
それでも明日から雨予報が多かった、と思って書きながら週間予報を見ると、雨予報があまりあらず。
もしかして梅雨が短い上に雨の日も少ないのでしょうか。
ニュースでは短期間で多く降る、と聞いたのですが。
梅雨を存分に楽しめる心は持ち合わせていませんが、急にゲリラ豪雨に遭うよりは梅雨らしい降雨の方が気が楽なんですよね。
本当に温暖化を存分に感じてしまう昨今には憂いてしまう限り。
どうしたものでしょうか。
これから1ヶ月ほどはGORE-TEXの力を存分に発揮してもらおう、と画策しつつ、本日はSAYATOMOの2-Tack Cotton Nylon Baker Pantsのご紹介です。
存分に味わいたくなる1着かと。
こちらは文字通り、ベイカーパンツとして仕上げられたもの。
23AWでもベイカーパンツが展開されましたが、今季はコットンナイロンが採用されています。
生地で比較すると、23AWではコットンナイロンはミリタリーパンツとして展開していましたね。
先シーズンでも書いているかもしれませんが、ベイカーパンツと聞くと、やはり無骨な印象を存分に感じてしまうかと思います。
ミリタリー由来のアイテムですから、それが当然かもしれませんね。
それでもこちらはその無骨さを存分に感じられる仕上がりではあらず。
そう感じさせるのは、やはりこのSAYATOMOらしさ溢れるウエストデザイン。
デザイン自体はこれまでと同様なので、簡単なご説明で。
ウエスト部分は持ち出し仕様になっていたり、ベルト部分はピンタックで帯を表現していたり、ポケットに沿ってボックスタックが入れられていたり、と品のある表情を存分に感じられるでしょうか。
ここはSAYATOMOの真髄を存分に体感できる部分かと思います。
また、採用された生地については上述もしていますが、コットンナイロンです。
混率は先シーズンと同様ではありますが、春夏のアイテムなので生地感は薄手。
まさにこれからの時期を存分に楽しめる生地になっていますよ。
そのコットンナイロンはコットンの割合が多いだけでなく、80/2強撚糸のコットンを使っているため、コットンの表情が前に出てきています。
加えて、このコットンは毛羽立ちを抑えるためのガス焼きが施されているので、光沢も存分に感じていただけるかと。
ここも品のある表情に繋がっていますね。
とは言うものの、ナイロンの良いところがないかと言うと、もちろんそんなことはなく。
コットン100%と比較すると、非常に軽やかですし、ナイロンらしいしゃかしゃかとした生地感も感じていただけるはず。
流石にナイロンの良さを存分に味わえるわけではありませんが、両者の良い部分が掛け合わさっているかと思います。
シルエットについては先シーズンのベイカーパンツとほとんど変わらず、ゆとりのある腰回りで、裾に向かって緩くテーパードがかけられています。
このシルエットも非常にバランスが良く、合わせるアイテムがひたすらゆったりしていようが、反対にぴたっとしていようが馴染んでくれますよ。
そして色味はKHAKIとBLACKの2色をセレクト。
KHAKI、とは言っても、ミリタリーのようなカーキではなく、どちらかと言うとミントに近い色味ですかね。
グレーとミントが混ざった色味、と言いますか。
一方のBLACK、はい、言わずもがな、安心感を存分に感じていただけるはず。
今季も安定した仕上がりだな、なんて思ってしまいますが、このデザインは今季まで。
24AWでは大幅にデザインが変わります。
それ以降のシーズンでどうなるかはまだわかりませんが、このデザインについては今のうちに存分に味わっておきたいところ。
そのためにも僕も手にしたい気持ちが存分に出てきてしまっていますが、もう少し我慢します。
自身の力を存分に発揮する時を悟っているかのようですね。
ベイカーパンツと言えど、SAYATOMOらしい品のある表情を存分に感じられ、今のうちにこのデザインを存分に味わっておきたい2-Tack Cotton Nylon Baker Pantsを是非。
池田