如実
こんばんは。池田です。
総裁選挙は無事に終わったみたいですね。
個人的には予想通りだったかな、と思っているのですが、どうなのでしょうか。
メディアでは逆転したと報じられているので、僕の予想は世間とは違ったのかもしれません。
とやかく書いていますが、僕としては総じてみても、あの苦手な方が選ばれることがなくてひと安心です。
本心を如実に曝け出すことをしないかの如くなあの笑顔、本当に苦手なので。
こればかりはあの方も同じかもしれませんけども。
それは良いとして、議員の方々の想いが如実に表れた結果なのでしょうね。
何はともあれ、良い経済状況にしていただきたいものです。
如実に好き嫌いをしてはいかないよな、と戒めを込めている中、ご近所のyauranさんが今日で1周年とのこと。
まず読んでいることはないでしょうけども、1周年おめでとうございます。
昨日と今日で周年祭のようなことをされており、僕も昨日は前夜祭として楽しませていただきました。
もちろん今日も楽しませていただきに行ってまいります。
そうとなると、もしかしたら早めに営業が終了しているかもしれません。
早く行きたいがために如実に告白してしまいました。
なんと言っても、買ってしまおうか迷っているものが2着ありまして。
昨日にお取り置きしたものを回収したばかりであるというのに。
本格的に秋を感じてしまうと物欲が如実に現れてしまうよな、と実感してしまいます。
セレクトしているアイテムたちに手を出すことができないので致し方なし。
迷います。
物欲が如実に現れてしまうのも人間らしさだよな、と自分で自分を慰めながら、本日はFujimotoのHidden Prints Wool Roving JacketとHidden Prints Wool Roving Trousersのご紹介です。
今季の魅力を如実に感じられる仕上がりのアイテムたちかと。
見た通りですが、こちらは全体にプリントが施されたジャケットとトラウザーズのセットアップです。
個人的にはこのセットアップが今季のテーマをより如実に色濃く反映されているのかな、と感じています。
何せこれだけ様々なプリントが施されているのでね。
今季のテーマはOverdyed Wrap Vestをご紹介した『本質』にて書いているので、ご覧いただいていない方は是非に。
そんなこんなで、全体に施されたプリントは、テーマの”偽善者”にまつわるものや、藤本さんがアメリカにいた際に撮影された写真の切り抜きなど多種多様なもの。
その中でもやはりヴェールのプリントが如実に今季のテーマを映し出していると言えるかもしれません。
ジャケットの背面とトラウザーズのフロント左下に配されたヴェール。
外から見ると良く見えていたとしても、心には隠すものもある、という偽善者たらしめる心情が如実に表されているのでしょうか。
『本質』などでも書いているので重複してしまいますが、やはりそれが人間らしさであると個人的には思ってしまいます。
全てを曝け出せることなんて滅多にないですもんね。
少なくとも僕はそう。
それ以外では、ジャケットの左肩とトラウザーズのフロント左上にある、藤本さんのご友人の方が何かを考えている姿を抽象的なプリントをしているのも”偽善者”にも通ずるものを如実に感じるでしょうか。
偽善者であることを自覚したことでそれに悩まされる時間、そんな場面が表現されているのかもしれません。
真偽はわかりませんが、確かに自分が偽善者だと感じたその瞬間はどこか後ろめたい気持ちが出てきてしまいそうですし。
こればかりは周りの人から慰められようが変わることのない心情なのかなと。
他には上述したような藤本さんご自身が撮影した鳥を拡大したものや、それに通ずる翼などがプリントされています。
これらのプリントはオフホワイトの生地に近しい色味で施されており、ここでもヴェール同様に”よく見えない”ことを表現。
とはいえ、Veiled L/S&H/S Tほど色味が近いわけではないので、プリントそのものをより楽しめるとも言えるかもしれません。
プリントを前面に押し出しているため、それ以外のデザインは過度なことは加えられておらず。
ただ、台座付き貝ボタンが採用されている部分は、如実に今季の特徴として捉えられると言えますね。
これが品のある表情であると同時に、どこか儚げな表情を感じるでしょうか。
また、ここで採用されいてる生地はウールロービングです。
ウールロービングであるため、ざっくりと甘めに織られたような柔らかな生地感に。
どこかフェルトのような印象も受け、もけもけとした毛羽のような生地感も感じられるかと思います。
この柔らかな生地感に対して、やや厚みをもたせた硬めのプリントが施されることによる対比も如実に感じられる仕上がりになっているかと。
もしかするとこの対比関係も偽善者の心情が表れているのかもしれません。
それに加えて、ざっくりとした生地感と上述したつるりとした台座付き貝ボタンも対比関係に言えそうです。
良い部分と悪い部分、そんな対比構造とでも言いましょうか。
僕の勝手な解釈ですけどね。
そしてサイズ感、ジャケットはフリーサイズではあるものの、特にコンパクトな設計です。
もしかしたら人を選ぶサイズ感かもしれないので、その点はお気をつけて。
一方のトラウザーズは細いとまではいかないものの、真っ直ぐストレートで綺麗なシルエット。
こちらはウエストが細いわけではないので、ジャケットほど人を選ばないサイズ感かと思います。
その人らしさを如実に感じさせるほどの個性を持ち合わせているだろうか、と問い掛けられているのかもしれません。
今季らしさを如実に感じることができるプリントを全面に施し、それぞれの対比関係も如実に表すことで魅力溢れる仕上がりとなったFujimotoのHidden Prints Wool Roving JacketとHidden Prints Wool Roving Trousersを是非。
池田