それぞれ
こんばんは。池田です。
昨日の雪は想像以上に降りましたね。
ここまで積もるとは思っていませんでした。
昨日も書きましたが、改めて雪に対して東京の脆弱性を感じてしまう次第。
昨日の帰りはバスで帰ろうと思っていたのにも関わらず、世田谷通りの渋滞が全く動かない状態だったため、世田谷線で帰ることになってしまいました。
とはいえ、今日バスで出勤したところ、道路の雪はかなり解けてくれていたので、自転車で帰ることができそうです。
解けたというよりも、自宅の前やお店の前をそれぞれ雪かきをしてくれたおかげですかね。
雪かきをしていただいたそれぞれの方に感謝せねばです。
そんな雪は過ぎ去り、明日から展示会周りが本格化。
今週は特に集中しているため、なかなかの疲労困憊度になりそうです。
疲労困憊は仕方なしとして、それぞれの展示会が非常に楽しみ。
どんな仕上がりになっているでしょうかね。
自分が好きなブランドをお取り扱いさせていただいているので、確実にそれぞれ良いものに出会えるんですけど。
その中でも自分でも着たい、と思えるものに出会えることに期待しようと思います。
自分が着たいと思っても、それを着たいと思ってくれるかは人それぞれだよな、と現実を改めて理解しながら、本日はKUONのReversible Shirtのご紹介を。
それぞれ異なる良さを感じられる1着かと。
どんなアイテムかと言うまでもないかもしれませんが、リバーシブル仕様のスタンドカラーシャツです。
墨流しの面と、黒の無地の面となっています。
墨流しが表、黒無地が裏、と言いたいところですが、どちらが表なのか、どちらが裏なのか、はそれぞれ捉え方次第。
どちらでも問題なしなんですけどね。
ただ、リバーシブルとはいえ、両面が全く同じデザインではありません。
そこがパッチポケット。
黒無地の面ではスクエア型のパッチポケットのため、ややワークシャツのような雰囲気も出ているでしょうかね。
何より今季の顔と言っても過言ではないのが、この墨流しの柄。
こちらは実際に墨流しが施されているわけではなく、染められたタイプライター生地に顔料インクジェットを直接プリントしています。
黒などの濃い色味に墨のような淡色をプリントするのは難しいのですが、最新設備で何度も試作をしてようやく実現。
最新設備なんて聞いたら見てみたくなってしまいますね。
ちびっ子のようなことを言ってますけど。
その元となっているタイプライターは、40番手の麺にエアフロー加工が施されています。
そうすることでタイプライター生地のコシを砕かれるので、軽い着心地になっているかと。
ただ、墨流しの面ではプリントが施されているからか、黒無地と比較するとややざらつきと硬さのある生地感となっています。
このそれぞれの生地感の違いを楽しめるのもリバーシブルのアイテムならではですね。
そんなこんなで表裏を変える際にはテープ付きのボタンを入れ替える仕様になっています。
ただボタンを外して、また付ける、という簡便さなので、手間と感じることはないかと。
サイズ感に関しては、大きすぎることもなく、ぴったりしすぎることもなく、程良くゆったりしています。
1枚はもちろんのこと、インナーとしても着やすいサイズ感なので、夏以外であればそれぞれのスタイルを楽しめるかと。
春になったらカットソーの上からばさっと羽織って、シャツジャケットのように着たりしても良いかもしれないですね。
黒無地の面では、袖や襟、ボタンの裏からちらりと墨流しの柄が顔を覗かせるので、ボタンを開けて着るスタイルも良さそうでしょうか。
よりシンプルに着たい時は黒無地面でボタンを全て留めて、小さな声で主張したい時は黒無地面でボタンを開けて、しっかり主張したい時は墨流し面で、とリバーシブルでしか味わえないそれぞれのスタイルを楽しみたいですね。
考え方や捉え方は人それぞれ違う、そんな当たり前のことを再確認させてくれますね。
墨流しの面、黒無地の面、それぞれの良さと楽しみ方で、人それぞれのスタイルを実現させてくれるKUONのReversible Shirtを是非。
池田