すっと|Shiraiki Vest|YASHIKI 23AW|えん -en-

すっと

こんばんは。池田です。

ここ数日の気温はおかしくないですかね。
11月にも関わらず夏日なんて。
この時期に半袖で歩いている方を見ると、なんだか寂しい気持ちにすらなってしまいます。
本当に春と秋はすっといなくなってしまい、二季になってしまうのでしょうか。
明後日あたりの雨以降は気温がかなり下がりそうなので、いよいよ現実的な気がしてしまいますね。
二季は嫌。

季節には嫌気がさしている中、自宅の外壁塗装が無事終了し、養生も取られたのですっとした外観になりました。
室内は陽が入らず、外観も暗い印象になってしまっていたので、無事終了して何よりです。
陽が入ることによって自宅の雰囲気も明るくなった気がして、気持ちもすっと澄んだかのようです。
陽の光の大切さを改めて実感する1ヶ月になりました。

すっと|Shiraiki Vest|YASHIKI 23AW|えん -en-

季節には嫌気、陽の光ですっと澄んだ気持ち、どちらが優勢かな、なんて何の意味もないことを考えながら、本日はYASHIKIのShiraiki Vestのご紹介です。
すっとした佇まいで立ち振る舞い上手な1着かと。

すっと|Shiraiki Vest|YASHIKI 23AW|えん -en-

いつものことながら、全体のイメージは『白息』です。
遂に情景から離れたのか、と思われるなかれ。
もちろん情景が投影されていますよ。

すっと|Shiraiki Vest|YASHIKI 23AW|えん -en-

その情景は、冬の静かで冷えた夜に、白い息だけが見える夜空。
僕は東京住まいのため、どうしても街灯などの光から離れることはできませんが、小さい頃に行ったスキーや山登りでの夜がすっと頭に蘇りました。
特に山でのキャンプをした時の静けさ、夜空いっぱいに広がる星には、小さいながら感動めいた気持ちになった記憶が。
誰も興味はないでしょうけども、今では考えられないほどのアウトドア少年だったんですよ。

すっと|Shiraiki Vest|YASHIKI 23AW|えん -en-

静けさのある冷えた夜空を表しているのが身頃中央。
ここは平坦な天竺編みとなっており、大きく広がった夜空を想起させますね。
ほとんどの面積をこの天竺編みが占めているため、遮るものがない場所で見る夜空なのかな、なんて想像を。
わかりませんけどね。

すっと|Shiraiki Vest|YASHIKI 23AW|えん -en-

アイテム名にもある『白息』は脇部分の編みで表現されています。
この白い息は静かな夜にすっと静かに消えていく情景が重ねられています。
面積自体は小さいですが、夜空に対して白い息と考えると、妙な納得感を得られるでしょうかね。

すっと|Shiraiki Vest|YASHIKI 23AW|えん -en-

編みは、捻っているかのような柄になっています。
ただ一定に捻られているわけではなく、強弱とでも言うのでしょうか、緩く捻られている部分も見られますね。
この一定でない部分で、ゆらゆらと浮かぶ白い息、そしてすっと消えていく、そんな情景でしょうか。
これまた勝手に納得してしまっています。

すっと|Shiraiki Vest|YASHIKI 23AW|えん -en-

サイズ感に関しては、程良くゆったりとしたシルエット。
そのため上からアウターを着ても干渉しづらく、すっとまとめてくれる優秀さがありますよ。
また、アームは広くとられているので、インナーのサイズ感もあまり制限されることなくお選びいただけるかと思います。

すっと|Shiraiki Vest|YASHIKI 23AW|えん -en-

天竺編みが多くを占めているため、デザインとしてはシンプルではあるのですが、そのすっとした佇まいのおかげで他のアイテムと騒がしくなることなく、すっと馴染んでくれそうですね。
主演も張れるし、助演もこなす、間違いなく出演オファーが絶えないでしょうね。

すっと|Shiraiki Vest|YASHIKI 23AW|えん -en-

そして色味は、ご紹介前にGREENは完売になってしまったので、SAX-BLUEとBLACKの2色。
SAX-BLUEはすっと澄んだ夜空を想起させるでしょうか。
一方のBLACKは、より静かで深く広がるような夜空、といったところですかね。

すっと|Shiraiki Vest|YASHIKI 23AW|えん -en-
Shiraiki Vest SAX-BLUE,BLACK ¥32,450 (in tax)
※GREENは完売しています。

姿勢を正してすっとした印象にならないと、と悟らせてくれる存在ですね。
主演、助演、どんな役もこなしてくれ、すっとした佇まいが魅力のYASHIKIのShiraiki Vestを是非。

池田

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  • いかに|Veiled My Tweed Wrap & Bag|Fujimoto 24AW|えん -en-

    いかに

    こんばんは。池田です。 今週の土曜日には友人の結婚式があるんですよね。結婚式を挙げていない友人が多いものの、だんだんと結婚する友人が増えてきている昨今。皆さん結婚できるなんてすごいですね。置いていかれている僕はそんな余裕は一切なし。致し方なし。それにしても最近の結婚式の招待状はLINEで送られてくることにいかにも今どきだな、なんて感じてしまいます。さらにご祝儀もクレジットで支払えるなんて驚き。当日に直接お渡しするなど、参列される方々の手間をいかに減らすことができるのか、という配慮は感謝しかないですね。それでもなんだか味気なく感じてしまうので、僕は当日に直接お渡しすることにしたんですけども。ということで、今週の土曜日は休業日とさせていただきますので、ご了承ください。 いかにも言い訳じみているな、と初手から感じざるを得ない中、今日の営業終了後には先月開催された楽市楽座のお疲れ様会に参加してきます。ご近所のSETAGAYA PARTさんで開催されるので何より楽しみ。ワインバーなのでワインが美味しいのなんの。美味しくてするする飲んでしまうので、いかに酔わずに帰れるかが少し心配なんですけどね。とは言うものの、いかにも二日酔いになりそうな予感。本当に気をつけねば、です。 そんなことを言っているといかにも呑兵衛だと思われてしまいそうな中、本日はFujimotoのVeiled My Tweed Wrap & Bagのご紹介です。いかに身に纏うのか迷うほどの仕上がりかと。 ご紹介が遅れてしまったのには訳がありまして、同じ生地を使ったセットアップもセレクトしていたので、それと同時にご紹介しようと考えていたのですが、ありがたいことにまさかの発売日に即完してしまったんです。このラップバッグは1つだけ生き残っているのでご紹介はできるんですけどね。いかにも言い訳じみていますね。致し方なし。 ということで、こちらのラップバッグは藤本さん渾身とも言えるオリジナルのツイード生地が使われています。これがいかにもFujimotoらしい仕上がり。もはやツイードの域を出てしまったかのような生地感を感じられるかもしれません。 生地感はさることながら、やはりこのもけもけとしたフリンジが良い表情を出してくれていますね。ただ切っただけのようなこのもけもけフリンジもいかにもFujimotoらしいと言えるでしょうか。フリンジがあることで今季のテーマにも繋がるヴェールが表現されているという訳ですね。これまた秀逸。 また、このフリンジも藤本さんご自身が施しており、並々ならぬこだわりが窺えるもの。いかにFujimotoの世界観を作り上げるのか、ということを突き詰めに突き詰めていると感じられますね。たまりませんよ。   そのフリンジからちらりと顔を覗かせるのが台座付きの貝ボタン。台座付きの貝ボタンでもいかにも今季らしさを感じさせますね。流石にわかるかとは思いますが、この貝ボタンで開閉できる仕様になっています。 そしてなんと言っても身に付ける方法、いや身に纏う方法が豊富豊富。なんだか身に纏うという表現の方がしっくりくるんですよね。バッグというよりもアクセサリーの感覚に近いからかもしれません。あくまで僕の個人的見解ですけども。 何はともあれ、いかに身に纏うか迷ってしまうこと必至。このそれぞれ自由に身に纏えるということもいかにもFujimotoらしい点ですよね。毎度書いていますが、LOOKがわかりづらいのなんの。暗めになっていることも相まって、どうなっているのかわからないですが、それで良い、いやそれが良い、といったところ。   まず、最もわかりやすいのはショルダーバッグのように斜め掛けする纏い方でしょうかね。もちろん背面に持っていっても良いのですが、個人的には脇の下あたりだったり、前面にもってきたいな、と。そのほうがバッグとスカーフを行き来するような曖昧さが出せる気がしまして。   それと腰に巻いてウエストバッグのように纏っても良さそうですね。こうするとエプロンのような存在にも見えてくるでしょうか。腰に巻くことでたらりと垂れるショルダーも良い雰囲気を出してくれますし。なんて書きつつ、黒のパンツに合わせてしまったのでわかりづらくて申し訳ないです。   それ以外ではLOOKを参考にもはやバッグとして使う気がないように、首元に巻いたり、頭に巻いても良いかもしれません。いかにもスカーフやバラクラバと言えるでしょうかね。マフラー代わりにもなるこの纏い方、いかにもFujimotoらしいを感じざるを得ないスタイル。 兎にも角にも、バッグでもあり、スカーフでもあり、マフラーでもあり、エプロンでもあり、バラクラバでもある、多才な存在であることは間違いないですね。その時々でいかに身に纏うか考える楽しみをもたらしてくれるはず。ご自由に。 Veiled My Tweed Wrap &...

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