
なんて
こんばんは。池田です。
一昨日の豪雨の影響を皆さまは受けなかったですかね。
あらゆる地域で豪雨なんて表現では足りないほどの強さでしたし、かなりの影響を受けているニュースも度々流れているので影響を受けなかったことを祈るばかり。
さらに我が街の世田谷区では過去最高の降雨量だったようで、あれには流石になんて強さ、と声が漏れ出てしまいました。
一度煙草を吸いに外に出たのですが、屋根がある場所にも関わらず濡れるのなんの。
あれほど降るとは思っていなかったものの、念の為雨に降られないように用事を早めに済ませていたのでひと安心するしかありませんでした。
もしあの豪雨の中で自転車に乗っていたら濡れるなんて事態では済まなかったでしょうし、購入したものが息絶えていたことは疑いようがないですね。
あんな豪雨がもう発生しませんように。
もはや台風なんて可愛く見えてきてしまうのでは、と異常気象であることをひしひしと感じている中、上述したように一昨日の定休日には先週行くことのできなかった観たい展示を観に行ってきました。
夢の国のあのキャラクターが3年後の100周年に向けた大型企画なんて称された展示だったのですが、展示数は少ないといえど満足満足。
ついついグッズを購入しつつ、雨が降る前に帰ろうとしていたところ、その大型企画と関係しているのかわかりませんが、まさかの近くで夢の国ポップアップが開催されており、なんて運が良いのか、と吸い込まれてしまう事態に。
見事にそこでもグッズを購入してしまいました。
こうなると自分でもなんて釣られ上手なのか、と自覚するしかありませんでしたね。
それでも釣られようと満足していれば良いということで。


釣られ上手なんて、なんて都合の良い表現なのか、とここでも自覚をしながら、本日はULTERIORのSUPER FINE LIGHT MELTON DB JKTとSUPER FINE LIGHT MELTON TUCKED TROUSERSのご紹介を。
ついつい、なんて、と小声が漏れてしまうであろうアイテムたちかと。
このアイテムたちはセットアップなんてわざわざ言うまでもありませんが、便宜上言わせていただくことにしまして、はい、セットアップです。
ULTERIORでは継続してダブルブレステッドジャケットのセットアップが展開されていますが、生地が変わったり、微調整がなされたり、組下のデザインが変わったり、と毎シーズン手を出したい衝動に駆られてしまう、なんて困った存在なんだ、と言わざるを得ない存在。
今更僕からとやかく言うことなんてないと思ってしまい、拙いにしても画像だけでも良い気がしてしまいそうなところ、そんなことにもいかないのでね。

というわけで、セットアップなので共通する生地から。
この今季採用している生地がたまらないなんてものではないんですよね。
それもそのはずで生地への並々ならぬこだわりを見せるULTERIOR、牧さんが原料を見直し、新たな糸の番手やグレードによる生地となっておりますので。
その見直しをされた新たなる生地はsuper130's梳⽑原料による⼆重織のライトメルトンとなっています。
これがもうなんて品があって、なんて端正で、なんて上質なんだ、と思わずすぐに頭に浮かんだ単語を並べてしまいたくなってしまうこと必至。
いやいや、流石に反則でしょう、と言いたくなってしまうことも必至。

見直した原料ともあって二重織のメルトンと言えど、肉厚すぎることなく程良い肉感、重すぎることなく軽やか、に仕上がっているのが流石のひと言。
もちろん軽薄であるわけなんてないですし、ずっしりとした存在感はありつつも、足取りは軽快という、なんて完璧主義者、と唸ってしまうでしょうね。

メルトンなので縮絨加工が施されているわけですが、良き風合いが出るように施されていることもあって、なんて滑らかなのか、と滑らかさが段違いであることも触れずにはいられない点。
これをラグジュアリーブランドのジャケットに採用したならば、その金額なんて考えたくもないものになってしまうのではないでしょうか。
それほどにたまらない滑らかさで、もう虜。
光沢のある滑らかさがあるとはいえ、メルトンだからか決して上品すぎることがない点も魅力かもしれません。
上品であることが魅力になり得ることに間違いはありませんが、秋冬のアイテムともなると軽やかすぎると感じてしまう可能性も否めないところ、軽やかでありつつメルトンのしっかりさも相まった良いとこどりな仕上がりに。
ぬらぬらとした光沢にしっかりとした程良い重量感、なんて良い塩梅なのでしょうかね。
虜になるわけですね。


そんなメルトン生地を採用したダブルブレステッドジャケットとトラウザーズ。

まずはダブルブレステッドジャケットから。
こちらは継続して展開されている高い技術を有するテーラード工場の職人さんによって製作されています。
ともなると、なんて端正な精緻さ、と言わざるを得ない仕上がりを見て取れることは言わずもがな。

なんて端正で精緻さなのだろうか、そう感じさせるにも関わらず、気負いせずに羽織ることができる点が何よりの凄みかもしれません。
それは職人さんたちの技術はもちろんのこと、そもそものデザインやミリ単位の設計、採用する生地、とありとあらゆる面においてこだわり抜かれているからこそなのでしょうね。
ことダブルブレステッドジャケットだとしても、深く考えずに羽織ることできると言っても過言ではないかと。

一方のトラウザーズのデザインは継続しているわけではなく、こちらではフレンチビンテージのスラックスがソースとされています。
ULTEIRORのトラウザーズとなるとビンテージのものから取り入れられる要素も多く見られますが、その中でもビンテージらしさが滲み出ているのかな、なんて思ってしまったり。
これは僕の勝手な印象ですのでご了承ください。

僕はどう感じたかは良いとしても、そう感じさせた要素が明らかに長いベルトループ。
これにはなんて長いんだ、と現代を生きる僕としては感じてしまうことは偽りのない事実と言えるでしょうね。
ここ近年はイージー仕様のパンツは散見される中でこれほどの長さを有したベルトループですから、批判は受け付けないことにしておきます。

印象的な要素はもちろんそれだけでなく、ウエストから走る2インタックにもそう言えるかと。
程良いゆとりを持たせつつも、インタックとセンタープレスが加わることによって、カジュアルさに振ったなんて言えない、端正さとゆるさを両立した佇まいになっているのではないでしょうか。
トラウザーズと聞いてしまうとどこかハレの日に穿くことが思い浮かんでしまうかもしれませんが、そうは思わせずに日頃から穿きたくさせる仕上がりには感嘆もの。
むしろくたくた、ぼろぼろ、のびのび、といった古着やビンテージと合わせてみたいな、なんて考えてしまうかもしれませんね。

いやいや、こんなセットアアップなんて手に入れるほかないのではないでしょうか。
あ、いや、手に入れなくても問題なしです。
僕がありがたく手に入れさせていただきます、なんて冗談も書き記しておきます。


どこを切り取ろうとも、なんて魅力を携えているんだ、と感じさせる存在になり得たいものです。
たまらないなんて言葉では片付けられない、なんて品があって、なんて端正で、なんて上質なんだ、と感じさせてくれ、手に入れるほかないなんて感じさせてくれるULTERIORのSUPER FINE LIGHT MELTON DB JKTとSUPER FINE LIGHT MELTON TUCKED TROUSERSを是非。
池田