密かに
こんばんは。池田です。
先日の定休日には、久しぶりに国立新美術館に行き、「テート美術館展」を観てきました。
実際にテート美術館には行ったことがあり、現地の思い出も呼び起こされました。
主題が印象派の作品だったこともあり、個人的に好きな作品を多く観ることができて何より。
その中でも抽象画が好きなんですよね。
何故か、と説明できるわけではないのですが、アーティストの意図や考え、伝えたいことなどを密かに描いている、ような気がするからかもしれません。
そんなこと言って、素人なので純粋に観て楽しんでいるだけなんですけどね。
六本木には美術館やギャラリー以外で行くことがあまりないので、その後には六本木のあるショップで働く先輩にご挨拶にも行ってきました。
その某ブランドでこれから発売するスニーカーを密かに狙っているのですが、なかなかの金額のため迷い中。
迷いつつ、天邪鬼な性格なので、コラボアイテムは基本的に敬遠して、インラインを買うことが多いんですよね。
それでもその密かに狙っているスニーカーは良さそうなので、買ってしまう予感がしていますが、のんびり悩むことにします。
密かに狙っているアイテムはスニーカーだけではなく、セレクトアイテムの中にもあるだろう、と自身に突っ込みを入れつつ、本日はkontorのアイテムたちのご紹介を。
密かに顔を出す特徴が。
まず初めにTECH VESTから。
何より目を惹くのがポケットですね。
フロントには合計5つのポケットがあり、4つのボックスポケットとウェルトポケットを備えたデザイン。
加えて、背面には密かにゲームポケットも付いており、後ろ身頃いっぱいの広さです。
これだけポケットがあればバッグいらず、と言っても過言ではない1着でしょうか。
なんだかポケットが多いアイテムに惹かれてしまうんですよね。
共感していただける方も多い気がしますが、実際はどうなのでしょう。
フロントの仕様に関してはノーカラーとなっており、トップのみドットボタン、それ以下はベルクロになっています。
ベルクロ仕様は開け閉めしやすく、全て閉めるとフライフロントのように見えますね。
ポケットの多いデザインのため、ボタンではないすっきりさが良いバランスになっているのではないでしょうか。
ドットボタンのみ留めてベルクロは開けておく、というのスタイルも良さそうですね。
その場合はベルクロにインナーを持っていかれないように、インナーの選び方にご注意を。
ゲームポケット同様に目を惹くのが、使用している生地。
ナイロン100%に染色されており、褪せているというか、ムラというか、ひび割れているというか、なんとも表現しづらいですが、非常に特徴的な色味ですね。
特徴的ではあるものの、生地自体の主張が強いわけではなく、密かに主張してくる良い塩梅。
化繊のアイテムが少し苦手な僕でも、テック感をあまり感じずに着たくなってしまう仕上がりです。
僕が着たくなってどうするんだ、とは思いつつ、着たいアイテムをセレクトしないと意味ないですしね。
ちなみに中綿は薄手ではあるものの、”Thinsulate”社製のものを採用しているため、保温性もしっかり担保されてます。
続いては、GEOMETRY KNIT SWEATER。
一見するとシンプルそうに感じてしまうでしょうか。
もちろんシンプル一辺倒ではなく、身頃や袖の編みが密かに切り替えられたデザインになっています。
画像ではわかりづらくて申し訳ないです。
その切り替えはアイテム名にもある通り、幾何学的に切り替えられています。
どこか建築的なデザインにも通ずるような、そんな印象でしょうか。
ただ、切り替えているとはいえ、同色の糸が使われているため、よく見ないと顔を出さない密かに隠れたデザインかと。
この控えめなデザインが秀逸ですね。
シルエットに関しては、定番のシルエットをもとに、ややゆったりとしたサイズ感に仕上げられています。
極端に身幅が広い、アームが太い、といったことはないので、幅広いアウターに合わせやすいかと思います。
TECH VESTと合わせるのももちろん良いですが、ベルクロにだけはご注意を。
そして最後は3PLEAT PRINTED PANTS。
これまた遠目で見るとシンプルそうな印象でしょうかね。
そうであるから”密かに”というタイトルにしているのですが。
というわけで、こちらはチャコールのような色味の生地に密かにプリントが施されています。
濃いグレーの上から黒というか、黒に限りなく近いグレーというか、な色味のプリント。
この密かに施されたプリントがカモフラのような雰囲気も感じられ、ただのスラックスではない、という声も密かに聞こえてきそうです。
フロントには3プリーツが入っており、ゆったりとしてはいるものの、テーパードがかけられていたり、センタープレスが入っていたり、とゆるくなりすぎないバランスです。
3プリーツにセンタープレスが入っているので、立体感のあるシルエットを出してくれるあたりも良いですね。
バランスの良いシルエットに仕上がっているので、合わせるアイテムも幅が広そう。
さらに背面のウエストには密かにゴムが入れられているので、ややイージーな仕様になっています。
より幅広い方に寄り添ってくれる嬉しい仕様ですね。
もちろんベルトループも付いているので、ウエストが多少大きくても問題なしです。
先週納品されたアイテムでスタイルを組んだだけなのでは、という声が密かに聞こえてきそうですが、もちろんそんなことはなく、合わせてみたら思ったより良かったので、と一緒に弁解してくれるでしょうか。
気を衒わない、デザインや生地、加工で密かに主張してくれるkontorのアイテムたちを是非。
池田