比べ|Aizome Shibori Camp Collar Shirt|KUON 25SS|えん -en-

比べ

こんばんは。池田です。

いやいや、昨日の雪には心が折られそうでしたね。
痛いほど雪が顔に打ちつけてくるなんてスキーに行っていた以来。
降雪地方と比べたら可愛い程度かもしれませんが、東京住まいからしたら十二分に嫌気がさしてしまいました。
そんな中で遂に常備していた格安合羽を着る機会がやってきた昨日。
常備しておいて良かったな、と思いつつ、これまで活躍してくれたゴアテックスくんと比べると細身過ぎることが判明。
詳細なサイズ感を見ていなかったことが最大の原因ではありますが、まさかここまで細身だとは思ってもいませんでした。
案の定、バッグは合羽の中には入らず、見事にずぶ濡れに。
となると、常備合羽を着る際には必要最低限の物だけポケットに入れるしかなさそうです。
困ったものです。

雪と雨を比べたらどちらが辛いのかな、と何も意味のない疑問を抱いている中、今日は甥っ子の誕生日。
会える距離にはいないので直接お祝いすることはできないんですけども。
それにしてもまだまだ赤ちゃんと言える数年前と比べると成長の速度が凄まじいですね。
30代目前の僕と比べてしまっては悲しくなるほどに。
僕はもう衰える一方なのでそもそも比べることではないですけどね。
何はともあれ、甥っ子姪っ子の成長を見られるのが楽しみのひとつ。
遠くからでも見守っていこうかと。

比べ|Aizome Shibori Camp Collar Shirt|KUON 25SS|えん -en-

甥っ子姪っ子たちの成長と比べても同じぐらい場所としての成長はしていかないとな、と背筋を伸ばしながら、本日はKUONのAizome Shibori Camp Collar Shirtのご紹介を。
比べることで良さが際立つ1着かと。

比べ|Aizome Shibori Camp Collar Shirt|KUON 25SS|えん -en-

比べることで、と書いたように、以前ご紹介したDorozome Shibori Camp Collar Shirtとデザインや染め、設計など大半が同様となっているため、ここでは簡潔にご紹介していこうかと。
それらの詳細はDorozome Shibori Camp Collar Shirtをご紹介した『こそ』をご覧いただければと思います。

比べ|Aizome Shibori Camp Collar Shirt|KUON 25SS|えん -en-

とはいえ、やはり比べてみると全く異なる表情に仕上がっていますよね。
染めの原料だけでここまで変わるんだな、と再認識させてくれているのかもしれません。
それはそうだ、と自負もしていますけどね。

比べ|Aizome Shibori Camp Collar Shirt|KUON 25SS|えん -en-

上述したDorozome Shibori Camp Collar Shirtではアイテム名通り泥染の絞り染めが施されていましたが、こちらもアイテム名通り藍染の絞り染めによって仕上げられています。
Dorozome Shibori Camp Collar Shirtではどちらかと言うと、というよりも直球的に良い土臭さを感じられましたが、それと比べて圧倒的な清涼感を感じられますよね。
ここでもそれはそうだ、と言いたくなってしまいますが、そこは我慢していただければ。

比べ|Aizome Shibori Camp Collar Shirt|KUON 25SS|えん -en-

我慢していただきつつ、この清涼感は何も藍染だからという要因だけではないと個人的には思っています。
同じ藍染と言えど、染め上げる濃さを比べると仕上がる表情は全く異なりますしね。
濃いと深みがありつつどしっとした面持ちが感じられ、薄めだとより清涼感が生まれつつ軽やかな面持ちを感じられるかと。

比べ|Aizome Shibori Camp Collar Shirt|KUON 25SS|えん -en-

濃淡を比べても甲乙つけがたいですが、ここでは絞り染めで染め上げられることで両者の良いとこどりをした表情に仕上がっているのではないでしょうか。
絞り染めなので場所によって濃く染め上がったり、反して染まらなかったり、ほんのりと染まったり、とひとつのアイテムの中でも異なる表情をした柄に昇華していますね。
これが軽やかすぎることなく、それでいて清涼感も与えてくれていると思います。

比べ|Aizome Shibori Camp Collar Shirt|KUON 25SS|えん -en-
 
比べ|Aizome Shibori Camp Collar Shirt|KUON 25SS|えん -en-

一方で背面を見てみると、清涼感は変わらずあれど、フロントと比べると力強さを感じさせる染め上がりではないでしょうか。
濃く染め上がっている面積が大きいからこそ感じられる力強さ。
清涼感がありつつ力強い、そんな姿を背中で語れるかもしれません。
力強い背筋を持ち合わせていない僕では語れなそうですけども。
僕との力比べは厳禁ですのでね。

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それは良しとして、その絞り染めが施されているのがレーヨンダンプ。
ダンプ生地ということもあり、通常のレーヨン生地と比べると柔らかさを持ち合わせているかと思います。
どことなくてろんとした生地感と言えそうでしょうかね。

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そしてサイズ感に関してはKUONでは定番のボックスシルエットと比べてやや大きめな設計とされています。
明らかに大きくなっているわけではありませんが、気持ち緩めになっていることは感覚的に感じていただけるはず。
着たことがない方にはわからない部分ではありますが、ゆったりとしたサイズ感だということで。

比べ|Aizome Shibori Camp Collar Shirt|KUON 25SS|えん -en-
Aizome Shibori Camp Collar Shirt ¥50,600 (in tax)

全てではないにしろ、比べることで良さを理解できることもある、とご教授していただけているのかもしれませんね。
藍染によってDorozome Shibori Camp Collar Shirtと比べると清涼感があり、さらに絞り染めを採用することで同じ藍染と比べても独自の表情に仕上がったKUONのAizome Shibori Camp Collar Shirtを是非。

池田

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    刻む

    刻むに刻んだもの。

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    いくつ

    いくつあっても。

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