
別
こんばんは。池田です。
一昨日に納品のご連絡をいただいていたので、昨日は早めに出勤していたのですが、見事に受け取り時間を外してしまい、無駄に早い出勤となってしまいました。
山内の納品だったので午後便になったとは思うのですが、別の納品では出荷翌日の午後に到着することもあるのでなかなか予測しづらいんですよね。
送り状番号で追跡しても更新が遅くて現状がわかりませんし。
何を言おうと仕方ないですし、早く出勤してしまっても別の作業ができるので問題ないんですけども。
それなら別に書く必要はないでしょうかね。
書いてしまったので致し方なし。
別に文句を言っているわけではありませんので、と言い訳じみたことを書いてみたところ、何やら月末にまた展示会が駆け込んできています。
ひとつはnagouneなので9月末になることはわかっていまいましたが、もうひとつは新規のブランド様からのお声がけ。
ほとんどの展示会を回り終わっていたので別々の日のアポイントになることなく同日になったことが何より。
とはいえ、会場が別の最寄駅であることには憂いてしまうんですけどね。
憂いつつ楽しんできます。


別に文句を言っているわけではありませんので、と別の表現をまるで考えない姿を見せながら、本日はkontorのKON-VE02253のご紹介を。
別の存在に生まれ変わることのできる仕上がりの1着。

先に別の存在なんて言ってしまったものの、まずはベストとしてのご紹介から。
デザインとしては比較的シンプルではあるものの、両サイドの大きめのポケットが印象的でしょうかね。
かなりの幅を有したポケットになっているので、ボタンが付いてはいますが、ボディとは別の設定の生地幅になっているかの如く、少し弛んでしまうあたりが愛らしかったり。

そこから上に目線を向けてみると、何やら右側のみエポレットが備わっています。
両側だろうが片側だろうが別にエポレットの機能性なんて必要ない、なんて言いたくなってしまうかもしれませんが、そんな厳しいことは言わないでおいてください。
しっかり別の面で機能してくれますので。

せっかく上に目を向けてみたものの、お次に下に目を向けてみると、裾にジップが鎮座していますね。
なるほど、このジップは別のアイテムと組み合わせることができるのか、と思いきや、そんなアイテムはどこにも見当たりません。
それもそのはず、別のアイテムではなくこの1着で完結させるジップですのでね。

というわけで、ここからが本題、冒頭に別の存在と書きましたが、ベストからバッグに生まれ変わらせることができます。
なんだか手間がかかりそうだな、そう考えてしまうでしょうか。
もちろんそんなことはなく、もし手間がかかるのであれば、ベストはベスト、バッグはバッグ、と別々のアイテムにしてしまった方が良いですし。
そんなこんなで順番があるわけではありませんが、まずは裾の左右のジップを繋げ、フロント下部のボタンを留めた上で、左のショルダーを右のエポレットに捕まえてもらえば、はい、完了です。
あっという間に全く別の存在に生まれ変わってしまいましたね。
これならベストとして出掛けてバッグの必要性に駆られてしまっても別に問題なし。

この生まれ変わったバッグを見てみると、ベストの時はサイドにあったポケットが前後に移動してくれています。
収納の容量がそこまで多いわけではないので、それとは別に2つの大きめポケットが備わっていますし、総合的には申し分ないかと。
ポケットにマチは付いていないので歪な佇まいにならないようお気をつけて。
ベストとバッグという2Wayのアイテムではあるものの、両者が別々の方向性を見ていて取ってつけたような仕上がりではなく、しっかり同じ方向性を見て共存をはかっている仕上がりなはず。
共存したと言った矢先ではありますが、ベストとバッグが全くの別物として立ち振る舞ってくれているんですよね。
共存していて別物でもある、矛盾しているようで矛盾していないようなことを言ってしまいたくなる仕上がりということで。

そこに採用されているのがシワ加工が施されたナイロンタフタ。
シワ加工はほんのり感じられる程度とされており、だからこそしゃかしゃかなナイロンらしさとは別のコットンに寄った生地感になっているかと。
化繊を敬遠してしまう僕でもこれなら受け入れ態勢は整ってしまいました。
加えて、加工はそれとは別に塩縮加工も施されています。
塩縮加工によってやや硬めな生地感となり、だからこそバッグとしての立ち振る舞いが揺るぎないものになっているのかな、なんて思ったり。
ある程度のしっかりさを有していないと頼りないですしね。
ちなみに撥水性も有していることも把握しておいてください。


これなら別行動をしていて急にお買い物をすることになってしまっても安心して合流できそうでしょうか。
エコバッグを持っていなかったはずなのに、ベストをすっとバッグに生まれ変わらせる、なんだか紳士的。
いや、別にお買い物することを予想なんてしていませんでしたよ、という顔をして生まれ変わらせていただければ。
いつかは今とは別物に生まれ変わる必要性に駆られてしまうのかもしれませんね。
ベストとバッグという別物が共存し、それぞれ別の機能性を有しつつ、あえて別々に立ち振る舞うことは伝えたくないと思わせてくれるkontorのKON-VE02253を是非。
池田