重なり
こんばんは。池田です。
毎日YASHIKIの別注ニットポロを制服にしていたのですが、段々と気温も下がってきたため、持っている秋冬のアイテムたちの活躍の場も設けねば、ということで土日の制服として別注ニットポロを着ることにしています。
ニットとはいえ、薄手であることには変わりないので、冬に近づくにつれてレイヤードしていかないと寒いんですよね。
ということで、ここ最近はニットポロとシャツの重なりを楽しみつつ、その上からアウターを着るようにしています。
YASHIKIのLOOKでもニットポロとシャツのレイヤードは多く見られますが、この重なり具合が個人的に非常に好み。
半袖では暑くなってしまってシャツとの重なりを楽しむことが難しいので、秋冬限定の楽しみとも言えるかもしれません。
リンクを貼って密かに宣伝しつつ、これからの悩みになってくるのが肩や腰のこり。
寒くなるとレイヤードが楽しい反面、古着などの重みのあるアウターでレイヤードを楽しんでいると、重なりによる重さで肩や腰が疲れてしまうんですよね。
さらにそこにPC作業、カウンターとスツールの高さが合っていない問題、この2つの問題が重なり合うように襲ってきてしまうため、なかなかの辛さ。
PC作業については仕方ないとしても、まさかカウンターとスツールの高さが合っていないだけで、これだけ疲労が溜まるとは思ってもいませんでした。
いつか合うスツールを買おうかと思いつつ、既に馴染んでしまっているんだよなと思いつつ。
悩ましい限り。
重なり合うように直面する悩みは尽きないんだろうな、と改めて実感しながら、本日はFujimotoのCorduroy H.C. Trousersのご紹介です。
他ではなかな見られない重なりが特徴かと。
こちらは膝下あたりがカッティングされたようなデザインが特徴的かと思います。
ただ、実際にカットされているわけではなく、あくまでカットしたかのような仕様。
トロンプルイユのような雰囲気も感じられるかもしれませんね。
カットされていないということは、その上部はどのようになっているかというと、そのまま2枚仕立てとして生地が重なり合っています。
イメージとしては、ダブルニーパンツが近いかもしれませんね。
とはいえ、一部が重なり合っているわけではなく、膝下より上部は全て重なり合っている点が異なるかと。
もちろんデザインとして特徴的ではあるのですが、2枚重なり合っているということで、温かさも備わるという嬉しい追加点。
藤本さんからお話を聞くまで考えてもいませんでしたが、確かにそれはそうだな、となんだか妙な納得感を得てしまいました。
さらに使用しているコーデュロイ生地が厚めとなっているため、より温かさに拍車を掛けているかと思います。
ちなみにコーデュロイはやや太畝といったところでしょうかね。
黒のコーデュロイは画像で本当に伝えづらくて。
申し訳ないです。
加えてFujimotoらしい特徴といえば、裾のドローコード。
ドローコードについてのご説明の時は、毎回書いてしまっているとは思いますが、こちらも藤本さんご自身が編まれた組紐です。
これを複数のアイテムに採用しているなんて。
毎回頭が上がらない気持ちになってしまいます。
ここはボンテージパンツがイメージされており、絞ったり、絞らなかったり、はたまた外してしまったり、などなど様々なスタイルを楽しめる仕様です。
前で絞る、絞らず結ぶ、この2つしか撮影していなかったのですが、1周させて絞るのももちろん良しです。
その方がより拘束されているかのようなスタイルを表現できるかと思います。
2枚仕立て、裾のドローコード、この2つの要素が重なり合うことによって、膝から下が立体的なシルエットになる点も個人的には面白いなと。
立体的は立体的でも、タックやプリーツ、センタープレスなどの立体感ではなく、重なり合った段状のような立体感が出るかと思います。
もちろん絞らずに素直に生地の重なりを感じるスタイルも良いですしね。
重なり合うように襲いかかってくる悩みにも真っ向から挑む、そんな力強い一面も感じられるかもしれませんね。
カッティングしたかのような生地の重なり、様々なスタイルで楽しむことができるドローコード、特徴的な要素が重なり合うことで生まれるシルエット、Fujimotoらしい魅力に溢れたCorduroy H.C. Trousersを是非。
池田