満|hanten blouson|satou 23AW|えん -en-

こんばんは。池田です。

昨日は少し早めに営業を終了させていただき、今日の午前まで束の間の甥っ子たちとの交流を楽しませていただきました。
とは言え、早めに帰宅したものの、外食からなかなか帰って来ず、あまり長い時間遊ぶことはできなかったんですけどね。
それでもなんだか心が満たされた気がしています。
ちびっ子の周りに与える力はどこから来ているのでしょうか。
特に何もやらなくとも満足してしまうんですよね。
不思議。

僕の心の満足感は置いておいて、今日の気温の下がり具合。
予報で聞いてはいたものの、ここまで下がるかと驚いてしまいますね。
一気に冬本番、といったところでしょうか。
秋も感じさせてほしい、という不満が募る一方で、レイヤード欲を満たしてくれる嬉しさも。
この気温が続くわけではなさそうですが、いよいよ秋冬のアイテムを本格的に楽しむことができそうで何よりです。

満|hanten blouson|satou 23AW|えん -en-

レイヤードし放題な気温に満足感を得つつ、本日はsatouのhanten blousonのご紹介です。
これでもか、と満たされた1着かと。

満|hanten blouson|satou 23AW|えん -en-

22AWではキルティングで展開されていたhanten blousonですが、今季は中綿仕様。
22AWに触れる必要がないほど、全く異なる仕上がりかもしれませんね。
念の為、ということで。

満|hanten blouson|satou 23AW|えん -en-

その中綿には機能性の高い「クライマシールド」が採用されています。
このクライマシールドは軽量でありながら保温性や耐久性、透湿性、弾力性が高く、寝袋などアウトドアのアイテムにも使用される機能性を有しています。
この説明を見ると、satouでは意外な選択だな、なんて思ってしまいますが、機能性が高くないと不満が溜まってしまいますしね。
実際意外でもなんでもないのでしょうけども。

満|hanten blouson|satou 23AW|えん -en-

クライマシールドを使用しているだけで保温性の高さは担保できるのですが、ここで突出しているのがこれでもか、と突っ込みたくなるほどの中綿の量。
見ただけでも通常以上の中綿が使われているとわかってしまいますが、その量は通常の2倍。
ただでさえ保温性が高いのにそれを2倍、いやはや保温性に満足できすぎてしまいますね。

満|hanten blouson|satou 23AW|えん -en-

ここまで中綿を満たそうと考えた佐藤さん、振り切ったな、そう思わざるを得ません。
佐藤さんの穏やかな人柄からこの振り切りが見られるなんて。
好きです。

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また、表地で使用されている生地については、撥水加工が施されたリネン混生地です。
じゃりっとしているわけではありませんが、リネン特有の生地感になっているかと。
見た印象としてもやや乾いたような表情でしょうかね。

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一方の裏地はsatouではお馴染みの八重蔵さんの綾織を採用。
ここ最近は八重蔵さんについて書いていない気がするので、簡単にご説明を。
岡山県児島で無糊コットンの40/2の糸だけを使い、平織と綾織の2種類のみを作り続けている方が八重蔵さんご本人です。
改めて八重蔵さんのこの振り切っている感じもたまらないですよね。

八重蔵さんの生地は非常に柔らかいため、着心地の良さも感じていただけるかと思います。
さらに裏地には大きめのポケットも。
内ポケットにどれだけ物を満たさざるを得ない状況だとしても、ここまで中綿を満たしていると全く外に影響しなそうですね。

満|hanten blouson|satou 23AW|えん -en-

八重蔵さんの綾織は何も裏地にのみ使われているわけではありません。
こちらには収納用の袋も付属しており、そこにも八重蔵さんの綾織が使われています。
弾力性のあるクライマシールドを中綿で採用しているからと言って、商品を詰め込むのもなんだか忍びないので、LOOKから失礼します。

満|hanten blouson|satou 23AW|えん -en-

八重蔵さんの綾織を使っている上に、ロゴをあしらった木のストッパーを付けられたものを付属にするなんて、皆さんに満足していただこう、という佐藤さんの気概を感じてしまいますね。
付属だけでも欲しい。
もはや収納袋が付属しているというよりも、バッグが付属している感覚に近いかもしれませんね。

満|hanten blouson|satou 23AW|えん -en-

ここもお馴染みな要素にはなりますが、ボタンには飛騨高山の「春慶塗」という漆塗りが施されたウッドボタンを使用。
いつ見ても愛らしいな、と感じるのですが、最近は撮影している自分が写り込んでしまうという悩みも出てきているんですよね。
なんとか写り込みが目立たないようにしなければ、です。

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シルエットは言わずもがな、満腹ボリューム。
とは言え、それだけではなく背面にはゴムが付けられているため、丸みを帯びたシルエットになっています。
独特なシルエットがより強調されていますかね。

満|hanten blouson|satou 23AW|えん -en-

そして色味はbrownのみセレクト。
brownとは言え、そこまで彩度が高いわけではなく、ややグレー寄りのブラウンといったところでしょうか。
少し着古したかのような雰囲気も感じさせる良い色味。

満|hanten blouson|satou 23AW|えん -en-
hanten blouson ¥97,900 (in tax)

誰にでも心を満たすことのできる大人になろう、と目標を与えてくれていますかね。
これでもか、と満たされた中綿の量とsatouらしい要素で仕上げられ、満足気に着たくなるsatouのhanten blousonを是非。

池田

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  • いかに|Veiled My Tweed Wrap & Bag|Fujimoto 24AW|えん -en-

    いかに

    こんばんは。池田です。 今週の土曜日には友人の結婚式があるんですよね。結婚式を挙げていない友人が多いものの、だんだんと結婚する友人が増えてきている昨今。皆さん結婚できるなんてすごいですね。置いていかれている僕はそんな余裕は一切なし。致し方なし。それにしても最近の結婚式の招待状はLINEで送られてくることにいかにも今どきだな、なんて感じてしまいます。さらにご祝儀もクレジットで支払えるなんて驚き。当日に直接お渡しするなど、参列される方々の手間をいかに減らすことができるのか、という配慮は感謝しかないですね。それでもなんだか味気なく感じてしまうので、僕は当日に直接お渡しすることにしたんですけども。ということで、今週の土曜日は休業日とさせていただきますので、ご了承ください。 いかにも言い訳じみているな、と初手から感じざるを得ない中、今日の営業終了後には先月開催された楽市楽座のお疲れ様会に参加してきます。ご近所のSETAGAYA PARTさんで開催されるので何より楽しみ。ワインバーなのでワインが美味しいのなんの。美味しくてするする飲んでしまうので、いかに酔わずに帰れるかが少し心配なんですけどね。とは言うものの、いかにも二日酔いになりそうな予感。本当に気をつけねば、です。 そんなことを言っているといかにも呑兵衛だと思われてしまいそうな中、本日はFujimotoのVeiled My Tweed Wrap & Bagのご紹介です。いかに身に纏うのか迷うほどの仕上がりかと。 ご紹介が遅れてしまったのには訳がありまして、同じ生地を使ったセットアップもセレクトしていたので、それと同時にご紹介しようと考えていたのですが、ありがたいことにまさかの発売日に即完してしまったんです。このラップバッグは1つだけ生き残っているのでご紹介はできるんですけどね。いかにも言い訳じみていますね。致し方なし。 ということで、こちらのラップバッグは藤本さん渾身とも言えるオリジナルのツイード生地が使われています。これがいかにもFujimotoらしい仕上がり。もはやツイードの域を出てしまったかのような生地感を感じられるかもしれません。 生地感はさることながら、やはりこのもけもけとしたフリンジが良い表情を出してくれていますね。ただ切っただけのようなこのもけもけフリンジもいかにもFujimotoらしいと言えるでしょうか。フリンジがあることで今季のテーマにも繋がるヴェールが表現されているという訳ですね。これまた秀逸。 また、このフリンジも藤本さんご自身が施しており、並々ならぬこだわりが窺えるもの。いかにFujimotoの世界観を作り上げるのか、ということを突き詰めに突き詰めていると感じられますね。たまりませんよ。   そのフリンジからちらりと顔を覗かせるのが台座付きの貝ボタン。台座付きの貝ボタンでもいかにも今季らしさを感じさせますね。流石にわかるかとは思いますが、この貝ボタンで開閉できる仕様になっています。 そしてなんと言っても身に付ける方法、いや身に纏う方法が豊富豊富。なんだか身に纏うという表現の方がしっくりくるんですよね。バッグというよりもアクセサリーの感覚に近いからかもしれません。あくまで僕の個人的見解ですけども。 何はともあれ、いかに身に纏うか迷ってしまうこと必至。このそれぞれ自由に身に纏えるということもいかにもFujimotoらしい点ですよね。毎度書いていますが、LOOKがわかりづらいのなんの。暗めになっていることも相まって、どうなっているのかわからないですが、それで良い、いやそれが良い、といったところ。   まず、最もわかりやすいのはショルダーバッグのように斜め掛けする纏い方でしょうかね。もちろん背面に持っていっても良いのですが、個人的には脇の下あたりだったり、前面にもってきたいな、と。そのほうがバッグとスカーフを行き来するような曖昧さが出せる気がしまして。   それと腰に巻いてウエストバッグのように纏っても良さそうですね。こうするとエプロンのような存在にも見えてくるでしょうか。腰に巻くことでたらりと垂れるショルダーも良い雰囲気を出してくれますし。なんて書きつつ、黒のパンツに合わせてしまったのでわかりづらくて申し訳ないです。   それ以外ではLOOKを参考にもはやバッグとして使う気がないように、首元に巻いたり、頭に巻いても良いかもしれません。いかにもスカーフやバラクラバと言えるでしょうかね。マフラー代わりにもなるこの纏い方、いかにもFujimotoらしいを感じざるを得ないスタイル。 兎にも角にも、バッグでもあり、スカーフでもあり、マフラーでもあり、エプロンでもあり、バラクラバでもある、多才な存在であることは間違いないですね。その時々でいかに身に纏うか考える楽しみをもたらしてくれるはず。ご自由に。 Veiled My Tweed Wrap &...

    いかに

    こんばんは。池田です。 今週の土曜日には友人の結婚式があるんですよね。結婚式を挙げていない友人が多いものの、だんだんと結婚する友人が増えてきている昨今。皆さん結婚できるなんてすごいですね。置いていかれている僕はそんな余裕は一切なし。致し方なし。それにしても最近の結婚式の招待状はLINEで送られてくることにいかにも今どきだな、なんて感じてしまいます。さらにご祝儀もクレジットで支払えるなんて驚き。当日に直接お渡しするなど、参列される方々の手間をいかに減らすことができるのか、という配慮は感謝しかないですね。それでもなんだか味気なく感じてしまうので、僕は当日に直接お渡しすることにしたんですけども。ということで、今週の土曜日は休業日とさせていただきますので、ご了承ください。 いかにも言い訳じみているな、と初手から感じざるを得ない中、今日の営業終了後には先月開催された楽市楽座のお疲れ様会に参加してきます。ご近所のSETAGAYA PARTさんで開催されるので何より楽しみ。ワインバーなのでワインが美味しいのなんの。美味しくてするする飲んでしまうので、いかに酔わずに帰れるかが少し心配なんですけどね。とは言うものの、いかにも二日酔いになりそうな予感。本当に気をつけねば、です。 そんなことを言っているといかにも呑兵衛だと思われてしまいそうな中、本日はFujimotoのVeiled My Tweed Wrap & Bagのご紹介です。いかに身に纏うのか迷うほどの仕上がりかと。 ご紹介が遅れてしまったのには訳がありまして、同じ生地を使ったセットアップもセレクトしていたので、それと同時にご紹介しようと考えていたのですが、ありがたいことにまさかの発売日に即完してしまったんです。このラップバッグは1つだけ生き残っているのでご紹介はできるんですけどね。いかにも言い訳じみていますね。致し方なし。 ということで、こちらのラップバッグは藤本さん渾身とも言えるオリジナルのツイード生地が使われています。これがいかにもFujimotoらしい仕上がり。もはやツイードの域を出てしまったかのような生地感を感じられるかもしれません。 生地感はさることながら、やはりこのもけもけとしたフリンジが良い表情を出してくれていますね。ただ切っただけのようなこのもけもけフリンジもいかにもFujimotoらしいと言えるでしょうか。フリンジがあることで今季のテーマにも繋がるヴェールが表現されているという訳ですね。これまた秀逸。 また、このフリンジも藤本さんご自身が施しており、並々ならぬこだわりが窺えるもの。いかにFujimotoの世界観を作り上げるのか、ということを突き詰めに突き詰めていると感じられますね。たまりませんよ。   そのフリンジからちらりと顔を覗かせるのが台座付きの貝ボタン。台座付きの貝ボタンでもいかにも今季らしさを感じさせますね。流石にわかるかとは思いますが、この貝ボタンで開閉できる仕様になっています。 そしてなんと言っても身に付ける方法、いや身に纏う方法が豊富豊富。なんだか身に纏うという表現の方がしっくりくるんですよね。バッグというよりもアクセサリーの感覚に近いからかもしれません。あくまで僕の個人的見解ですけども。 何はともあれ、いかに身に纏うか迷ってしまうこと必至。このそれぞれ自由に身に纏えるということもいかにもFujimotoらしい点ですよね。毎度書いていますが、LOOKがわかりづらいのなんの。暗めになっていることも相まって、どうなっているのかわからないですが、それで良い、いやそれが良い、といったところ。   まず、最もわかりやすいのはショルダーバッグのように斜め掛けする纏い方でしょうかね。もちろん背面に持っていっても良いのですが、個人的には脇の下あたりだったり、前面にもってきたいな、と。そのほうがバッグとスカーフを行き来するような曖昧さが出せる気がしまして。   それと腰に巻いてウエストバッグのように纏っても良さそうですね。こうするとエプロンのような存在にも見えてくるでしょうか。腰に巻くことでたらりと垂れるショルダーも良い雰囲気を出してくれますし。なんて書きつつ、黒のパンツに合わせてしまったのでわかりづらくて申し訳ないです。   それ以外ではLOOKを参考にもはやバッグとして使う気がないように、首元に巻いたり、頭に巻いても良いかもしれません。いかにもスカーフやバラクラバと言えるでしょうかね。マフラー代わりにもなるこの纏い方、いかにもFujimotoらしいを感じざるを得ないスタイル。 兎にも角にも、バッグでもあり、スカーフでもあり、マフラーでもあり、エプロンでもあり、バラクラバでもある、多才な存在であることは間違いないですね。その時々でいかに身に纏うか考える楽しみをもたらしてくれるはず。ご自由に。 Veiled My Tweed Wrap &...

  • のよう|1-Tack Wide Trousers|SAYATOMO 24AW|えん -en-

    のよう

    より洋服のように。

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  • 偏|24AW style|山内,KUON,satou,Fujimoto,OPPOSE DUALITY,INNAT,YASHIKI,ULTERIOR,POLYPLOID|えん -en-

    偏屈の偏見と偏愛。

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  • それでも|Akane mohair Cardigan|YASHIKI 24AW|えん -en-

    それでも

    それでも同様に。

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