段|Rakki Collar Cardigan|YASHIKI 25SS|えん -en-

こんばんは。池田です。

いよいよ明日はボロ市。
2日間ともに平日開催となるとどれほどの方が来られるのか全く想像がつきません。
それでも段違いとも言えるほどの知名度があるボロ市ともなれば平日関係なしに多くの方がいらっしゃるのでしょうね。
どれぐらいの人混みになるのかは明日明後日のお楽しみ、ということで、前日ということもあり、商店街は段々と準備が進められています。
前日のお昼から準備できるなんて羨ましい限り。
僕は早めに営業を終えて、搬入して、明日は出すだけの状態にしておく、と考えていると、やはり準備と片付けは断固として拒否したいですね。
そんなこと許されないんですけど。
文句を言わずにさっと終わらせて、さっと帰って、明日に備えるしかなさそうです。

朝はあまりボロ市が現実的に思えなかったものの、夕方になってくると段々と現実味を帯びてきたな、と遠足の前日のような感覚になっている中、最近の学生の方の間では有線イヤホンをアクセサリーとして使うというのは本当なのでしょうか。
僕も片耳が聴こえないままの有線イヤホンを使っていて、聴かない時は少しの間首にかけることもありますが、まさかアクセサリーとして使うなんて。
もうついていけなくなっていることをしみじみと実感しつつ、同時に段々とおじさんになってしまっているのかと思うとなんだか寂しいものですね。
もう少し学生世代のことを理解していた方が良いのかもしれません。
せめて流行っているものぐらい把握する手段を持ち合わせないと。
まるで興味がないというのが本音ですが、たまには目を向けてみることにします。

段|Rakki Collar Cardigan|YASHIKI 25SS|えん -en-

学生の流行の移り変わりは段違いだな、と取り入れる気を微塵も感じさせない姿を見せながら、本日はYASHIKIのRakki Collar Cardiganのご紹介です。
情景が段々と移り変わる様を表した情緒を感じる仕上がりかと。

段|Rakki Collar Cardigan|YASHIKI 25SS|えん -en-

まずは毎度の如く、全体のイメージから。
ここでイメージされているのは『落輝』です。
はい、もちろんこの言葉は存じあげませんでした。
知らないながらもなんだか洒落た言葉だな、なんて思ったり。
そう言っていれば無知ぶりを発揮せずに済むだろうと算段をたてつつ、僕の無知ぶりは段々と広がっているかもしれません。

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無知なものは仕方ないので進めます。
ご存知の方からすると言うまでもないかもしれませんが、この『落輝』は沈む太陽や入り日、夕日、落日などを意味する言葉とのこと。
これは覚えておきましょうかね。
 
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その『落輝』としてイメージしているのは、夕日が辺りを黄金色に染めながら、穏やかな海に段々と沈んでいく情景。
こういった情景は段違いに綺麗であること間違いなしですが、見たことあるような、ないような。
小学生の時に行った海で見たような、見ていないような。
覚えていないので見ていないも同然。
 
段|Rakki Collar Cardigan|YASHIKI 25SS|えん -en-
それはさておき、編みの柄において特徴的なのは、やはりこの肩から落ちている段々になった線の集合体でしょうかね。
ここでは夕日が段々と沈んでいく中で、沈みきる前に見せてくれる光の柱が表されています。
1本の光の線ではなく、複数の線が段々と立体的になっていることで、夕日の荘厳さが表されているようにも感じさせるでしょうか。
さらに裾まで線が走っていることで、夕日の光の強さも窺えるかもしれません。
 
段|Rakki Collar Cardigan|YASHIKI 25SS|えん -en-
一方でベースのまるで段差のない平坦な天竺編み部分、ここでは夕日によって穏やかな海が段々と黄金色に染まっていくさまが表現されています。
なるほど、柄による段差をつけないからこそ感じられる穏やかさというわけですね。
これを秋冬のアイテムで日本海の荒波を表現するなら全面に柄を施していたりするのかな、なんて春夏は関係のないことを妄想してみたり。
僕の妄想は無視していただき、何はともあれ表現が格段に上手いのなんの。
これは病みつきになってしまうのは仕方ないですね。
 
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という情景を表現したYASHIKIとしては定番で展開している衿付きカーディガン。
個人的にはニットポロに匹敵するほどこの衿付きカーディガンが好きなんですよね。
なんて言いつつ、オープンしてからというものの、完売続きで迎え入れられていない事実に階段から転げ落ちてしまいそうです。
そろそろ迎え入れたいという本音もありますが、旅立ってくれることも祈ってます。
 
段|Rakki Collar Cardigan|YASHIKI 25SS|えん -en-
そんな衿付きカーディガンはこれまでよりもアームが太くゆとりをもたせた設計になっています。
これまでももちろん羽織としての役回りをしっかり果たしてくれていましたら、それがより羽織としての立ち位置が昇段できたのかもしれません。
かなり太めなので、正直なところインナーとして着るにはなかなか厳しいかもしれませんが、春になったら格段に着たくなること必至でしょうね。
 
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そして色味はNAVYとBLACKの2色、と言いたいところですが、BLACKは即完してしまったためNAVYのみ。
こちらも表裏で異なる色味の糸を使ったプレーティング編みが採用されていますが、どちらかというとそれをより感じられるのはBLACKかもしれません。
それでも夕日の光と表現した段々になった線の柄の部分などで深みを感じられ、立体感も増しているかと思います。
何より、どのアイテムを合わせようかと段取りを組む必要がないほどの寄り添い具合を発揮してくれていますのでね。
 
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Rakki Collar Cardigan ¥38,500 (in tax)
歳を重ねるごとに段々と魅力に深みを出していきたいな、と算段をたてたくなってしまいそうです。
段々と沈みゆく夕日の光や穏やかな海が段々と黄金色に染まっていく情景が表現され、羽織としての立ち位置が格段に昇段したと感じさせる仕上がりのYASHIKIのRakki Collar Cardiganを是非。
 
池田
 
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    こんばんは。池田です。 何やら西日本から梅雨が明け始めてきましたね。例年においてはもう少し長い気がしますし、実際もう少し長いはず。もちろん梅雨明けすることは喜ばしい限りではありますが、気温においてはまるで喜ばしくないですよね。もはや真夏の様相を呈してしまっているものの、さらに気温が高まるともなるともう危険でしかありません。ここ数年の春においても春ものを着る機会が少なかったところ、今年はさらに少ない、というよりもほとんどなかったですね。来年からはいよいよ二季が現実味を帯びてくることを予想しておきます。 二季が現実味を帯びてきようとも季節においては抗えないな、と肩を落としている中、先日の定休日には過酷な胃カメラと対峙してきました。もう辛さにおいては過去最も辛いと言っても過言ではないと思っている胃カメラ。案の定辛すぎましたし、案の定涙が溢れました。その辛さの後の検査結果も緊張してしまいましたが、結果においては健康体。ひと安心です。もし結果が悪くて営業できなくなってしまっては元も子もないですし、もしかしたらお酒が飲めなくなってしまうと考えると生き甲斐がなくなってしまうのでね。とはいえ、毎年お酒においては控えるように言われているのでほどほどにしておくことにします。   お酒を控えるという発言においてはまるで信憑性を感じさせない気もしながら、本日はBlanc YMのSILK COTTON SKIPPER SHIRTSのご紹介を。Blanc YMにおいては欠かせない存在の1着かと。 Blanc YMのアイテムは初めてのご紹介にはなりますが、Blanc YMのご紹介においては『始め』に書かせていただいているので気になる方はご覧いただければ。ご紹介とまでは言えない内容かもしれませんが悪しからず。 ということで、こちらのスキッパーシャツはBlanc YMにおいて定番アイテムとして展開されています。Blanc YMを既にご存知の方々からしたら、とやかく僕が書く必要がないほどの存在とも言えるかもしれませんね。それほど確立した存在ではないかと。 デザインにおいては至極シンプルと言えるでしょうか。もちろんシンプルであることは否定できませんが、それだけに留まることはもちろんありません。それだけに留まっていたらセレクトなんてしないので当たり前ですかね。 そんなこんなで見ていただければわかるかと思いますが、シンプルなだけに留まらないと感じさせるのがこのたっぷりとしたシルエット。ワイドシャツとアイテム説明にもある通り、ワイドシャツという名に偽りなしと言えるのではないでしょうか。ことスキッパーシャツにおいて抜けた雰囲気を欲してしまう僕としては、これぞ求めていたもの、と感じてしまいます。   と、ここで終わらないのがこのスキッパーシャツの魅力。通常においては前身頃と後ろ身頃の生地幅は同等程度もしくは後ろ身頃がやや幅広め、という設計が多いかと思います。ただ、このスキッパーシャツにおいては後ろ身頃の生地幅をたっぷりとることで、背面がふわりと膨らみのあるシルエットをもたらしてくれています。試しにポケットに手を突っ込んでみるとたっぷりさがわかりやすいでしょうか。   前後の身頃が同等程度のシャツにおいては背面のサイドタックの恩恵を感じづらいかもしれませんが、このたっぷりの後ろ身頃そもった設計においてはしっかりタックが入れられていることがわかる佇まいになっているかと思います。これも膨らみとともに独特なシルエットを描き出してくれるかもしれませんね。   他の設計部分においてはアームホールがぴんと直線的に走っている点も特徴的かと。身頃のふわりと膨らみあるシルエットとは打って変わっているとも言えそうです。ともなると、袖を捲らずに、むしろボタンを外してだらんとさせたくなってしまうかもしれません。なんて言いながら、僕はことシャツにおいてはボタンを留めずにだらんとさせるスタイルが好きなので、そうしたくなってしまうこと必至なんですけどね。 そこに採用されているのがシルクとコットンの混紡生地となっています。もしよくこの『はなし -diary-』をよくお読みいただいている方がいらっしゃったら、いや、いないか、というのはさておき、数ある生地において僕の最も好みであると言っても過言ではないのがシルクとコットンの混紡生地なんですよね。デザイナーの宮内さんにおいても好みの生地とのことで、案の定僕の好みに刺さりに刺さってしまったわけです。 この刺さりに刺さった生地のシルクについては生産時にどうしても出てしまう棉を使った短めなシルクノイル糸となっています。であるが故に、ネップやムラが生じる生地感に。これがとにかくたまりません。この生地感においては画像ではお伝えしづらいのですが、実物を見ていただければ間違いなく見てとれるネップ感のある表情に仕上がっているので是非実物をご覧いただければと。 それらのネップやムラのある生地感に加えて、ほわりとした空気を含んだような心地良さももたらしてくれています。シルエットに膨らみを感じさせるだけでなく、生地感においても膨らみを感じさせてくれ、より柔らかな存在に昇華した仕上がり。これはネップによる良い野暮感がありつつも軽やかな立ち振る舞いをしてくれており、もう文句なしですね。 シルク混ということもあり、秋冬ものにおいて欠かせない保温性があるだけでなく、通気性も持ち合わせているので真夏以外は着ていただけるかと思います。流石に真夏は厳しいようにも思いつつ、インナーにタンクトップなんかを差し込んでいただければ今の時期も着ていただけるような、厳しいような。薄手ではないのでもしかしたら今の時期も厳しいかもしれませんが、室内で過ごす時間が多い日であれば着ていただける、かなと。 上述したようにシルク混のほわりと膨らみある柔らかな生地が採用されていることに加え、実は設計においても生地の切り替えが少なくなっているため、綺麗な落ち感を映し出してくれているんですよね。シルエットに膨らみがあるとは言ったものの、この落ち感によって愛らし過ぎる印象は受けないはず。むしろ品さえ感じさせる佇まいになっているかと思います。...

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