遠く|Overdyed Sweat Shirts "BROKEN THINGS"|Fujimoto 25SS|えん -en-

遠く

こんばんは。池田です。

GWも最終日となってしまいましたね。
僕はGWとは遠く離れた関係にあるのでまるで影響はないんですけども。
とはいえ、甥っ子たちと戯れることができたことはGWに感謝せねばなりませんね。
時間は短くとも普段は遠くに住んでいる甥っ子姪っ子と戯れる時間は貴重そのもの。
それに多くの時間を割くことはできませんが、短い時間であろうとも縁遠くならないように大切な時間を噛み締めていきたいものです。
次回の大切な時間は夏休みあたりになりそうなので、日程としては遠くともそれを励みに日常を送っていきましょうか。

夏なんて遠くに感じていても結局のところすぐに訪れるんだよな、と相変わらずの時の流れの早さを予知している中、いつもお世話になっているyauran様を立ち上げたおひとりが今日をもって離れてしまいます。
いやはや寂しいものですね。
独立するとのことで今よりも遠くはなるものの、都内を予定されているのでまるで会えなくなるわけではないんですけども。
これから場所も含めて諸々含めて決まると思うので、動向を遠くから見守っていこうと思います。

遠く|Overdyed Sweat Shirts "BROKEN THINGS"|Fujimoto 25SS|えん -en-

たとえかなり遠くの出店になっても意地でも遊びに行こう、と急に意気込みながら、本日はFujimotoのOverdyed Sweat Shirts "BROKEN THINGS"のご紹介を。
あるがままの姿を遠く離さない気概を感じられる1着かと。

遠く|Overdyed Sweat Shirts "BROKEN THINGS"|Fujimoto 25SS|えん -en-

こちらはFujimotoでは毎シーズン継続して展開しているスウェットではありますが、もちろん全く同じデザインではありません。
毎シーズン異なるグラフィックがのせられているので、毎度手を出したくなってしまうんですよね。
どうにかその意識を遠くに向けていないと手が出てしまいそうなので、あまり見ないようにせねばならないもの。

そのグラフィックは単純に言ってしまえば非常に格好良いです。
ただ、今シーズンはそれ以上に凄まじい様相を呈しているんですよね。
たとえ遠くから見てもその存在をしっかりと認識できるほどかと。

遠く|Overdyed Sweat Shirts "BROKEN THINGS"|Fujimoto 25SS|えん -en-

そうは言ってもフロントはとある文章のみで比較的シンプルな仕上がりでしょうかね。
あえてここで翻訳を書くことはしませんが、何やら意味を深掘りしたくなってしまう内容。
無理に深掘りする必要はありませんが、遠くから眺める程度には考えてみていただければ。

遠く|Overdyed Sweat Shirts "BROKEN THINGS"|Fujimoto 25SS|えん -en-

ということで、これをテーマに照らし合わせてみましょうか。
あるがままの姿を見せることがテーマとされているともなると、それとはどこか遠く離れた文章な気もしてしまいますね。
それでももしかしたらこの文章のように時が流れてしまうことがないように戒めているのかもしれません。

あくまで今の自分のことを綴っているわけではなく。
なるほど、あるがままの姿を遠くに離さず、偽りの姿を遠く離そうとしているのかもしれませんね。
毎度の如く僕の勝手な解釈ですけども。

遠く|Overdyed Sweat Shirts "BROKEN THINGS"|Fujimoto 25SS|えん -en-

一方の背面がこれまでとは異なる様相を呈しているんですよね。
身頃だけに飽き足らずアームにまで及ぶほどの大判なプリントが施されているので、間違いなく遠くから見ても存在感を感じるはず。
この極端なほど大胆にプリントするあたりがFujimotoらしさとも言えるのではないでしょうか。

そのグラフィックについてはOver Dyed T shirts "Fade"をご紹介した『消す』でも書きましたが、23AWのLOOKのアザーカットを用いられています。
それを藤本さんご自身でiPhoneのアプリで所々消す作業が施されたもの。
ともすると、遠くから見ているわけでもないのにぼやけているようなグラフィックに仕上がっていますね。
これは藤本さんご自身が今シーズンの構想を練る中で、スタイルがはっきりと頭には浮かばずにぼやけていたことにも重ねられているのでしょうね。

遠く|Overdyed Sweat Shirts "BROKEN THINGS"|Fujimoto 25SS|えん -en-

グラフィック自体はぼやけていますが、染め上がりはまるでぼやけてません。
むしろべたりと質量を感じさせるほどでしょうか。
だからこそ遠くから見ても存在感を感じさせるほどに。

このぼやけたグラフィックとべたりとした染め上がりは、今季のテーマの中にある60、70年代の写真から落とし込まれているコントラストにも通ずるのかもしれません。
そう考えてみると、ぼやけたグラフィックが偽りの姿、べたりとした染め上がりがはっきりとしたあるがままの姿、を表しているのでしょうか。
もしかしたら遠くからでも認識できるほどの真の姿が表現されているのかもしれませんね。

遠く|Overdyed Sweat Shirts "BROKEN THINGS"|Fujimoto 25SS|えん -en-

フロントもそうですが、背面にも文章がのせられています。
こちらも翻訳を書くのは野暮な気がしてしまうのでそれは避けることにしますが、どことなく抽象的な表現がされているようにも捉えられそうでしょうか。
あるがままの姿とは言っても遠くから見つめるように自分では定義しづらいからこそ、ここでは抽象的な表現がなされているのかもしれません。
これまたあくまで個人の見解ですけどね。

遠く|Overdyed Sweat Shirts "BROKEN THINGS"|Fujimoto 25SS|えん -en-

そんなグラフィックが落とし込まれたスウェットは、相変わらずのゆるゆるなサイズ感となっています。
リブすらもゆるゆるになっているので手を出すことは容易ではありません。
特に春夏のスウェットは大きい設定になっているので、個人的な好みから遠く離れることなく居座ってくれているんですよね。
個人的なことばかり言っているのでは、と感じてしまった方、そのご意見は事実と遠くはなく、的を射ているのでご安心を。

遠く|Overdyed Sweat Shirts "BROKEN THINGS"|Fujimoto 25SS|えん -en-

何が安心なのかは自分でもわからないので、書いた事実は遠くに置いてけぼりにしまして、色味としてはL.BEIGEをセレクト。
今季のFujimotoを語る上でL.BEIGEは欠かせない要素であるとも言えるでしょうか。
ほんのりピンクがかったような色味ともなると、上述した今季の構想での頭の中がぼやけていたことが起因しているのかな、なんて思ったり。
それかピンクを遠くから眺めているとこのような色味に見えてくるのかも、とも思ったり。
真相は定かではないにしろ、はっきりと形容しがたい絶妙な色味に仕上がっているかと。

遠く|Overdyed Sweat Shirts "BROKEN THINGS"|Fujimoto 25SS|えん -en-
Overdyed Sweat Shirts "BROKEN THINGS" ¥41,800 (in tax)

もしかしたら関係が縁遠くなってしまうことがないように促してくれているのかもしれませんね。
今季のテーマのあるがままの姿を遠くに離さない気概と、遠くからは自分では定義しづらいことが表されたかのようなグラフィックを落とし込んだFujimotoのOverdyed Sweat Shirts "BROKEN THINGS"を是非。

池田

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