丸く

丸く

こんばんは。池田です。

どうやら今週末に甥っ子たちが実家に泊まりに来るみたいです。
その前に会ってからそこまで期間が空いてはいませんが、いつだろうと楽しみですね。
1番上の甥っ子はもう小学生になってしまい、すっかり丸くてむちむちではなくなるほどに成長を遂げてしまっていることに、改めて成長の速度の速さを実感してしまう次第。
もうやんちゃそうなことが目に見えてしまいますし。
それでも下の甥っ子2人はまだまだ丸くてむちむちなので、触れるだけで癒されてしまうんですよね。
ちびっ子と戯れる醍醐味とも言えそうですが、それもあと数年も経ってしまえばすらっとしてしまうことでしょう。
もしかしたら体型が丸くあり続けてしまうかもしれませんが、それはそれで少し嫌かもしれませんね。
相変わらずの矛盾具合。

自分が小さい頃は丸くてむちむちし過ぎていたな、と懐かしんでしまう中、4月も最終日。
相変わらず時間が経つのが早いな、と毎度の如く考えていましたが、今年の3分の1が終わる事実に目を丸くするほど驚いてしまいました。
早い、早すぎる。
このままだとあっという間に今年も終わってしまいそうですね。
角が立つように時が早く過ぎ去らずに丸くのんびりと時が流れてほしいものです。
時の流れは丸くのんびりとしていても、丸くとも一角あれ、ともあるように、やっていくことは角を立てていかねばなりませんね。
精進精進。

丸く|CS02251|kontor 25SS|えん -en-

話が急転換していても場を丸く収めていただきながら、本日はkontorのCS02251のご紹介を。
丸くあるからこその良さを携えた1着かと。

ひと目見ると極めてシンプルなカットソーに見えるでしょうかね。
その印象はもちろん異議を唱えることはできませんが、それだけに留まって丸く収まっていてはつまらないというもの。
シンプルな中にもkontorらしさを感じていただけるのではないかと。

丸く|CS02251|kontor 25SS|えん -en-

そう感じさせるのはやはりこのドルマンスリーブでしょうかね。
個人的にはこういった丸く佇むようなドルマンスリーブなどのパターンがkontorらしさのひとつなのかな、と勝手に思ったりしています。
もちろんそれ以外のらしい要素はあるのであくまで僕の意見ですので。

何はともあれ、ドルマンスリーブでゆとりをもたせられているため、丸く柔らかな雰囲気を感じていただけるかと思います。
かと言って、極端なドルマンスリーブだと丸く柔らかな雰囲気というよりも、なんだかわざとらしさを感じてしまったりもするんですよね。
そうはならずに着ているところをさっと見てみても、ドルマンスリーブだと瞬間的に判断できない程度の程良いバランスにまとまっているかと。

丸く|CS02251|kontor 25SS|えん -en-

雰囲気としてはもちろんのこと、肩から袖が丸く描かれている点もドルマンスリーブならではだと言えるでしょうか。
セットインスリーブで肩にぴたりと沿う設計では角張った佇まいを感じてしまったり、肩が落ちていても丸くは描かれなかったり、と考えるとそう感じさせることにも納得できるかもしれません。
もちろんどちらが良い悪いと甲乙はつけられませんけどね。

丸く|CS02251|kontor 25SS|えん -en-

ドルマンスリーブだけではなくラグランスリーブもだろう、とお怒りの感情を抱いてしまった方は丸く収めていただきながら続けることにしまして、何も丸く描かれているのはスリーブだけではありません。
首元が丸くなっている、なんてことはもちろん言いませんが、裾を見てみると背面が丸く描くように前後差がつけられています。
これまた勝手な印象ではありますが、kontorのアイテムでは角角としたボックスシルエットが多く見られる中で、この丸く描かれ設計は少し意外に感じてしまいました。

その名に恥じないほどのボックスシルエットで仕上げられたアイテムだと、時には付け入る隙がないようにも感じてしまったりもしますが、そうではなく丸く描かれた設計であるからこそ、丸く柔らかな印象も感じていただけるかもしれません。
とはいえ、ここでも極端な描き方にはなっておらず、ほんのりと丸く曲がっている程度に留まっているので、まざまざ見てみないとわからない程度かと。
これは違和感を感じるわけではありませんが、このよく見てみると普通だとは感じさせない点もkontorらしい点と言えそうでしょうか。

丸く|CS02251|kontor 25SS|えん -en-

そこに採用されているのがコットンによるハイゲージ生地です。
ハイゲージで密度の高さがあるとはいえ、特殊な紡績を施した乾きを感じさせる糸を使用しているため、ややじゃりっとした肌あたりに。
これまたこれまた勝手な印象にはなってしまうのですが、ドルマンスリーブの丸く柔らかな雰囲気もアイテムには滑らかであったり、光沢があったり、ふわりと柔らかであったり、といった生地を採用することが多い気がするので、それとは違った佇まいとの差も感じていただけるかもしれません。
あくまで僕の印象なのでご理解を。

何度その場を丸く収めていただいているのかわからないですが、終えるわけにもいきませんので続けさせていただくことにして、乾きを感じさせる糸、と上述したように、リネンとまではいかないものの清涼感のある生地感に仕上がっています。
生地自体はある程度の厚みがありはするのですが、この生地感なら暑い時期との嫌な関係性も丸く収めてくれるかと。
流石に猛暑との関係性を丸く収めることはできないと思いますが、それはどのアイテムだろうと収められないと思うので許してあげてください。

丸く|CS02251|kontor 25SS|えん -en-

つらつら書いてきましたが、ともなると、これ1枚でも希薄な雰囲気になることなくスタイルが成立してくれそうですね。
プリントが施されたものも大好物ではありますが、そればかりではお腹いっぱいになってしまいますし、シンプルでありながら物取りなさを感じさせない存在は重宝していただけるはず。
たとえ、プリントTばかり着ていても邪険に思わずにその場を丸く収めてくれる優しい存在かもしれませんね。

丸く|CS02251|kontor 25SS|えん -en-
CS02251 ¥16,500 (in tax)

時を経て丸くなりすぎないように注意を促してくれているのでしょうか。
シンプルながらに丸く描かれたドルマンスリーブと前後差のある裾の設計とされることで、丸く柔らかな雰囲気を感じさせつつ、来たる暑さとも関係性を丸く収めてくれるkontorのCS02251を是非。

池田

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