一方
こんばんは。池田です。
既に懐かしくも思えてしまう賑やかだった年末年始。
まだちびっ子たちが帰ってしまってから1週間も経っていないのにも関わらずそう思ってしまいます。
そんな賑やかな年末年始を過ごした一方で、一昨日の定休日にはまさかの体調不良に。
ここ最近は低気圧頭痛になるようになっていていたので、またそれか、と思っていたところ熱があることが発覚しました。
インフルエンザが大流行していることもあり、インフルエンザなのでは、なんて疑いも。
そう疑う一方で、それを阻止すべくお爺ちゃんが寝るような時間に布団に入り一夜を過ごしたところ、なんとか熱が下がってくれたので昨日は無事出勤することができました。
まだ完全回復とまではいかないものの、徐々に回復していることが何より。
回復傾向にある一方でそれ以前から鼻水がひたすら出るのは何故なのか、という疑問も付きまとう中、昨日今日と25SSが本格始動してきましたね。
昨日納品されることは事前にわかっていた一方で体調不良に陥ってしまっていたので、納品作業ができるかひやひやものでした。
万が一熱が下がっていなかったとしても撮影とonlineの掲載は必須だったので、営業はできなくとも出勤していたのでしょうけども。
流石に体調不良になるタイミングが悪すぎましたね。
回復して作業できて良かったのなんの。
それにしても体調不良で気分が上がらない一方で、やはり新しいシーズンが始まると気分が上がるものですね。
まだ時期としては早い、というよりも今大寒波が襲来しているので間違いなく早すぎますけど。
とはいえ、ものによっては今からでも着方次第では楽しめるアイテムもありますし、25SSも全力で楽しんでいきたいですね。
25SSを楽しみたい気持ちの一方でそろそろ24AWを楽しみたい気持ちがあるんだよな、と正直な気持ちを吐露しながら、本日はYASHIKIのSeika Knit Blousonのご紹介です。
大寒波が襲う一方で今年の夏に想いを馳せたくなる1着かと。
今季初のご紹介ということで、まずは今季全体のテーマから。
自分の言葉でご紹介したい一方で、矢鋪さんの言葉を汚すわけにはいかないので、原文そのままで。
[ 夏休み ] NATSUYASUMI
私の夏休みは奥能登にある、父の実家に行くことでした
幼い私にはとてもとても長い旅がはじまります
青い空の下
のと里山海道を金沢から出発し
車やバイクが砂浜を走る千里浜で潮風を浴び
荒波がつくりだした奇岩が続く能登金剛で磯遊び
おだやかな海に立つボラ待ちやぐらでちょっとひと休み
まだ〜?いつつく〜?の声もいつしか寝息にかわり
あたりは夕焼けに染まる
もうすぐ着くよの声で眠りから覚めた私
波をかき分け大きな船が迫ってくる様な見附島に驚いたところで
私の長かった旅は祖父母の笑顔に迎えられて終わります
磯で見つけた小さな生きものたち、景色や海の色の移り変わりや方言の違いなど
思い出す景色や体験は、今も私を彩ってくれています。
YASHIKI 25SS COLLECTIONは夏休みをテーマに奥能登までの旅で経験した景色や思い出を詰め込みました。
といったところ。
なんだか小さい頃を思い出してしまいますね。
実家が石川県ではないものの、小学生の頃は夏休みに必ず海に行っていたので、なんだか懐かしい気持ちになってしまいます。
海などの自然が大好きだった一方で、今となってはその片鱗を微塵も感じないんですけども。
僕の思い出に花を咲かせる前に本題に。
こちらのアイテムとして全体でイメージされているのは『盛夏』。
なんと真冬真っ盛りな一方で初手から夏に、というよりも真夏になってしまいました。
こうなったらとことん真夏の気分でいきたいところ。
真夏の気分になったところで、この『盛夏』でイメージしている情景は、海面が強い日射しによって輝いていたり、焼けるように暑い砂浜、白い波が打ち寄せる岩場、です。
上述したように小学生の頃は1年に複数回海に行くことがあったので、この情景は鮮明にイメージできてしまうんですよね。
この僕のイメージの一方で、矢鋪さんがイメージしている情景が全く異なっているかもしれませんけども。
心配はさておき、そんな成果の海で海水浴や磯遊びで楽しんだ思い出が表されています。
まず目を引くのがYASHIKIでは珍しいアーガイル調の編み地でしょうか。
ここは凹凸のある編み地となっており、密度の高い部分と低い部分に分かれています。
凹凸の密度を変えることで、海面が輝いているさまや岩場のごつごつとしたさまを表現。
密度の高さでどちらなのか言及がされていないので、いつもの如く僕の妄想を披露するしかなさそうですね。
海面が輝くとなると細かい光が想起されるため、密度の高い部分で表現されているのかもしれません。
一方の岩場はごつごつという言葉通り、粗い表面をしていることが考えられるので、密度の低い部分で表現されていそうです。
こればかりは僕の勝手な妄想ですので、誤っていても悪しからず。
上部がアーガイル調の編み地である一方で、下部は天竺編みに。
ここでは砂浜が表現されています。
天竺編みの場合、平坦な印象を受ける一方で、後述するプレーティング編みを採用することによって立体感が生まれ、より砂浜のような印象になっているのかもしれません。
細かい凹凸なので砂のようにも見えてきますしね。
さらに上部のアーガイル調の編み地が打ち付ける波にも見えてきたり。
これらが狙ってそうなっているのかは定かではありませんが、そうだと考えるとなんとも秀逸。
感服。
先にも触れましたが、ここでは裏表で異なる色味の糸を使った、YASHIKIではお馴染みのプレーティング編みが採用されています。
これまでも多くのアイテムで採用されてきた一方で、今季のアイテムではよりプレーティング編みの良さが引き立っているんですよね。
加えて、こちらではアーガイル調の柄となっているため、この柄がより引き立っているかと。
そこに採用されているのがインド産のオーガニックコットン。
このオーガニックコットンに超強撚を極限まで施すことによって、しゃりっとした生地感に仕上がっています。
使われているのはコットンである一方で、どこかリネンのような生地感も感じていただけるかもしれません。
そのため、春先だけとは言わずに、多少暑くとも快適に着ていただけるかと思います。
ちなみにジップには光沢が綺麗なYKKのEXCELLAを採用し、さらにダブルジップになっているありがたき仕様です。
そしてサイズ感は言わずもがな、なゆとりをもたせた設計です。
デザインはMA-1である一方で、着物のパターンを採用した広いアームホール。
もちろん身幅もたっぷりとられているので、真冬を過ぎて少し暖かくなってきたかな、なんて時期からもインナー次第で着ることができるかと。
魅力を感じていただきたい一方で、自分で欲しくなってしまうのはどうにかならないものですかね。
大寒波真っ盛りな一方で、真夏の情景を一方のアーガイル調ともう一方の天竺編みで秀逸に落とし込まれたYASHIKIのSeika Knit Blousonを是非。
池田