現実的
こんばんは。池田です。
コレクションの時期が来ると全部見たくなってしまい、勝手に忙しくなってしまいます。
ラグジュアリーブランドを着たいという気持ちは今のところ一切ないのですが、各ブランドの洋服を見ること自体は好きです。
良くも悪くも現実的でないところも好きなポイントですかね。
色味だったり、生地感、会場デザイン、雰囲気などをひとりで考察して楽しんでいます。
それからメディアの記事を見たりすると、捉え方の違いなどもわかるので、より一層楽しくなりますね。
23SSのパリコレが始まりましたが、現実は秋に向かっている途中です。
お昼頃はまだ暑さが残っていますが、朝や夕方はだいぶ涼しくなってきていますね。
そろそろ長袖を着始めている方もいらっしゃるかと思います。
ニットはさすがにまだ先になりそうなので、シャツ、ロンTあたりが現実的でしょうか。
と思い、セレクトしているシャツをまとめて、ざっとご紹介させていただきます。
僕はあくまでフラットな考えなので、おすすめ順ではなく、ブランド名順に。
INNATのSLEEPING SHIRTからですね。
やはりINNATらしさのある色味が魅力の1着。
色味によって全然違うアイテムに見えてきます。
色味はもちろんですが、個人的にはこのゆったりとしたシルエットが非常に好きです。
薄めの生地感ということもあり、すとんと落ちる雰囲気がたまらないなと。
両サイドにポケットがついている点も嬉しいポイントですね。
続いて、satouのgrandad shirt。
「八重蔵さんの綾織」というパワーワードが忘れられません。
デザインは一見シンプルですが、生地や細かいディテールに非常にこだわりを感じるアイテムです。
バックには主張しすぎないアローステッチとベルトがついているため、後ろからもただの白シャツだとは思わせないデザイン。
また、ゆったりしたシルエットになっているので、シャツジャケット感覚でも着られるかと思います。
プリントTが好きな僕はつい開けたくなってしまいますが、開けるか否かはそれぞれのスタイル次第。
こちらは藍染verもあり、どちらも捨て難いです。
藍がだんだんとフェードしていく様も楽しめるかと思います。
ULTERIORからは3型で、まずはWOOL SHADOW CHECK P/O SHIRT。
深い前開きが特徴なので、インナー次第でかなり見え方が変わってくるかと思います。
メッシュ状に織られたチェックの曖昧さが、非常に独特な雰囲気を纏っています。
他ではなかなか見られない大人なチェックではないでしょうか。
メッシュとはいえ、冬でも着られる保温性もあるので、ハイネックのアイテムをレイヤードするなどすれば、寒さも凌げるかと。
2つ目がCOTTON CASHMERE FLANNEL W/P SHIRT。
左右対称と思いきやガチャポケ仕様という点が非常にそそられるポイントです。
ワークシャツがデザインソースになっていますが、生地は格別。
コットンとカシミヤで織られた生地は非常に心地良い滑らかさを持ち合わせています。
ゆったりとしたシルエットなので、grandad shirt同様にシャツジャケットのようなスタイルにもできるかと思います。
最後にOVERLAID SHIRT。
見た目としては1番スタンダードに見えるでしょうか。
ただスタンダードという言葉だけでは片付けられません。
3色の糸を使用して織り上げられているため、玉虫色のように見る角度によって見え方が変わる独特な色味になっています。
完全な主観で、どこか古着の雰囲気を感じる点も好きなポイントのひとつです。
身幅は広めのゆったりとしたサイズ感なので、かしこまった印象はないので、ラフに着られるかと思います。
ざっとご紹介させていただきましたが、意外と長くなってしまいました。
各アイテムの細かいご紹介は、それぞれの『はなし -diary-』をご覧いただけますと幸いです。
WOOL SHADOW CHECK P/O SHIRT 『網』
COTTON CASHMERE FLANNEL W/P SHIRT 『左に煙草』
秋に向かっている今着られる、現実的なシャツを求めている方がいらっしゃいましたら、是非。
池田