徐々に
こんばんは。池田です。
1週間ぶりのONE PIECEの最新話、相変わらず凄まじかったですね。
流石にあの歴史について全て語られることはありませんでしたが、恐らく終わったであろうこの編で徐々に謎が明かされ始め、徐々に終わりが近づいてきていることをひしひしと感じてしまいます。
毎度その凄まじい面白さが更新されていっていますが、これからも凄まじさが徐々に増していくのでしょうか。
そうなってしまうと、もう面白過ぎて失神してしまうかもしれませんね。
流石にないか。
それほどぞっこんになっている、ということで。
最新話が出る度に同じことを書いていて、徐々に飽きられてきているんだろうな、と悲しみを抱きつつ、せっかく姪っ子甥っ子が帰省してきているので、昨日から少し早めに営業を終了とさせていただいています。
多少早い程度ではそこまで変わらないかな、と思いつつ、ひと目見れるだけでもなんだか癒されますし、ご勘弁を。
なんて言いながらも、昨日は到着と同時に就寝してしまったので、徐々に帰る時間を早めるか、と画策してしまっている自分もいます。
数分でも戯れられたら楽しいですしね。
これから成長していくごとに徐々に就寝時間が遅くなってくれたら良いんですけども。
戯れてくれるのは今のうちかもしれないですし、今日も早めに切り上げましょうかね。
会うたびに徐々に成長している姿を見ると喜ばしくなるな、と伯父さん目線になりながら、本日はYASHIKIのKuchiba Knitのご紹介です。
徐々に移り変わる情景を表現した1着。
いつも通り、まずは全体のイメージから。
ここでイメージされているのは『朽葉』です。
もちろん全く聞いたことのない単語でしたが、漢字を見て、朽ちた葉のことだろうな、と単純に考えていたものの、本当の意味は日本古来の色味の名称とのこと。
無知ぶりが徐々に、というよりもしっかりと披露されてしまっていますね。
悲しきかな。
その『朽葉』は、紅葉するなど色づいた葉が落ち始めてしまうことにより、徐々に色の少ない情景に移り変わっていくことを表現しています。
秋から冬へと徐々に移行していく情景というわけですね。
なんだか風情のある情景が思い浮かんでしまいそう。
というわけで、それぞれ表現されている要素を。
まずはベースとなっているワッフル編み、ここでは落ち葉が徐々に降り積もっていく様子が表されています。
このワッフル編みは他の編み柄と比較すると、やや細かい編み柄となっているので、もしかしたら遠目から眺めているのかもしれませんね。
左右に配されていることから、道の脇に積もっている、そう捉えることもできそうでしょうか。
葉が徐々に落ち始め、幹や枝が徐々に目立ち始めた木々を表現しているのが、身頃中央の縦に走る編み柄部分。
なるほど、それにしか見えません。
直立不動とも言えるぴんとした立ち姿には、どこか緊張感を感じてしまうかもしれませんね。
寒さも相まって、こちらも背筋が自然と伸びてしまいそう。
続いて、最も目立っている、と言っても過言ではないのが、丸みを帯びたケーブル編み。
ここで表現しているのがなんとも秀逸。
その秀逸に表現されているのが、落ちた葉が風に舞っている情景です。
いやはや、これは秀逸以外の何物でもありませんよね。
表現方法に感服、恐れ入りました。
また、これらの編みはTasogare Cardigan同様のプレーティング編みが採用されています。
これについてはTasogare Cardiganをご紹介した『移ろい』で既にご紹介しているので、ここでは簡潔に。
表裏で異なる色味の糸を用いるプレーティング編みを採用するだけでなく、今季はどの色味でも裏に黒の糸を使うことで、これまでよりも深みや奥行きのある色味が実現しています。
この濃淡をはっきり出すことで、秋の鮮やかな情景から徐々に寂しさを覚える冬への移り変わりを表現しているわけですね。
プレーティング編みについては徐々にご存知の方が増えてきているかもしれませんが、その中でも今季のこれはとにかく魅力的な仕上がりになっているのではないでしょうか。
そんなプレーティング編みによる色味はMUSTARD、ORANGE、CHARCOALの3色をセレクト。
MUSTARDは徐々に黄葉していく葉が表されているのかもしれません。
対して、ORANGEは既に紅葉して、徐々に落ち始めている葉といったところでしょうか。
そしてCHARCOALは全ての葉が落ち、冬本番へと徐々に向かっている情景ですかね。
色味でも徐々に季節が移り変わっていくさまを感じられそう。
どの情景が自分好みなのかで色味を選ぶなんて楽しみも。
サイズ感は言わずもがな、ですよね。
たっぷりゆとりを持たせて、アームも広めの設計。
非常に魅力的な色味も相まって、寂しげになりがちな秋冬のスタイルに主張を加えてくれたり、華を添えてくれそうですね。
のんびりだとしても、一緒に徐々に成長していきたい、そう感じさせる存在でしょうかね。
葉が徐々に落ちていく情景を表現することで、徐々に移り変わる季節を感じることができるYASHIKIのKuchiba Knitを是非。
池田